ビジネス英語をマスターするためには、フレーズを覚えて自信をつけることも大切です。とはいえ、どんなフレーズから覚えればいいのかわからないという人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ビジネスの場面別に使える英語のフレーズをご紹介していきます。また、ビジネス英語と日常英会話との違いや、ビジネス英語の力を効果的に伸ばす勉強法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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ビジネス英語と日常英会話の違いとは?覚えておきたいポイント5つ

そもそも、ビジネス英語は日常英会話とどう違うのでしょうか?
実際にビジネスシーンで英語を使った人の中には、思っていた反応と違うリアクションが返ってきたり、スムーズに会話が進められなかったりと、「こんなはずじゃなかった」と感じたことがある人もいるでしょう。ビジネス英語の特徴を知ることで、自信を持って発言できるようになります。
ビジネス英語と日常英会話はどのように違うのか、ポイントごとに見ていきましょう。
ポイント① ていねいな言い回しをする
ビジネス英語ではフォーマルな表現を使うのが大きな特徴です。英語には日本語の敬語にあたる表現がないと思われがちですが、ビジネスの場で使うフォーマルな表現は英語にもあります。知らないと失礼に聞こえたり幼稚な印象を与えたりすることもあるので、ビジネスシーンならではの言い回しを覚えておく必要があります。
例えば、カジュアルな場面とフォーマルな場面では、「依頼」に相応しいフレーズが下記のように異なるため、状況に合わせて正しく使い分けることが大切です。
フォーマルな場面 | Would you 〜?Could you 〜? |
カジュアルな場面 | Can you 〜?Will you 〜? |
また、日常会話では”buy(買う)”を使う文脈で”purchase(購入する)”を使うなど、よりフォーマルな単語を使うこともあります。
ポイント② 使用する単語数が多い
ビジネス英語では日常英会話で使う単語だけでなくフォーマルな表現の単語やフレーズも使う必要があるため、使用する単語数が多いといわれています。具体的には、自然にアウトプットできるようにしておきたい単語は1,000語程度。聞いてわかる、読んでわかる単語の知識はそれ以上ほしいところです。
単語をインプットする際には、日本で使われる意味と異なるビジネス英単語もあるので注意しましょう。例えば”interview”は日本では人に会って話を聞くという意味合いで使われますが、ビジネス英語では「面接」という意味で使われることが多いです。
ポイント③ ビジネスシーンで頻繁に使うイディオムがある
ビジネスシーンではイディオムも頻繁に使われます。日常英会話ではめったに使わないものも含まれるため、覚えておくと便利です。
例えば「議事録を取る」という意味の”take the minutes”。日常会話でもよく使う”minute”ですが、ビジネスの場では「分」という意味以外にも「(会議などの)議事録」という意味で使われることもあります。このように、知っている単語でもビジネスシーンで使うイディオムとして覚えなおす必要があるケースもあります。
ただし、イディオムはより公式な場や文書などで使う英語としてはカジュアルな表現となるため、避ける傾向があることも知っておきましょう。
ポイント④結論から簡潔に話す
日常会話と違ってビジネスシーンでは結論から簡潔に話し、わかりやすさと説得力をもたせることが重要です。これは英語でも日本語でも同じですね。話を論理的に組み立て、シンプルで明快な表現で伝えることを心がけましょう。
ビジネス英語では、下記の流れで話すことでロジカルな伝え方ができます。
1. 結論
2. 理由
3. 具体例
4. 要約
結論をいうときには”I am going straight to the point.”「単刀直入に言います。」などのフレーズを覚えておくと便利です。理由を説明する際は”The reason of that~.”「なぜなら~」、具体例を述べる際には”For example” “For instance”「例えば」、要約する際には”To sum up”「要約すると」”For this”「そういう訳で」などのフレーズを使って話すようにしましょう。
ポイント⑤ プレゼンでは人を主語にすることを避ける
フォーマルな英語では、人を主語にすることを避けて表現を穏便にすることがあります。例えば自分の意見をいうときに、すでに一般的に認知されている意見であれば”I believe〜.”ではなく”It is believed〜.”とすることで、表現をていねいで客観性のあるものにすることができます。
もちろん、ビジネスシーンでも主語に”I”を使うことはあります。”ポイントは、主語が”I”ばかりにならないこと。英語に慣れないときは特に”I think〜.” “I believe〜.” “I suppose〜.”など”I”を多用しがちですが、無生物主語の”it”などを有効的に使うことを心がけましょう。
ビジネスといっても色々な場面があります。商談用のプレゼンでは”I”の多用は避け、対個人の営業では”I”を効果的に使うなど、使い分けるといいですね。
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【日常会話編】役に立つビジネス英語フレーズ一覧
ここからは、実際のビジネスシーンで使えるビジネス英語のフレーズをご紹介します。まずは挨拶や自己紹介、雑談(スモールトーク)に使えるフレーズや、会議で発言や質問するときのフレーズ、依頼したいとき、承諾・賛成・反対するとき、感謝・謝罪するときのフレーズなどを見ていきましょう。ビジネス英語を学んでいる人はぜひ参考にしてください。
挨拶する
ビジネスシーンでは初対面の挨拶が大切です。また、同僚から挨拶されたときに、”Hello.” しか思い浮かばないと、気まずい雰囲気になってしまうかもしれません。そこで、覚えておくと便利な基本の挨拶のフレーズや、挨拶にひと言加えたいときの例文をご紹介します。
Hello. / Good afternoon. / Good evening.
こんにちは。/こんばんは。
“Hello.”は時間帯に関わらず使える表現で、ビジネスシーンでも使えます。昼なら”Good afternoon.”、夜なら”Good evening.”を使うとよりフォーマルな表現になります。
How do you do? / Nice to meet you.
初めまして。
It’s a pleasure to meet you. / It’s nice to meet you.
お会いできて光栄です。
Good to see you again./(返事)Same here!
久しぶり!/(返事)本当に!
How are you?/Couldn’t be better.
調子はどう?/(返事)とてもいいよ。
自己紹介をする
欧米では日本のように最初に名刺をわたす文化があるわけではなく、まずは握手をして自己紹介をします。自己紹介の際には社名や部署名のほか、呼び方なども添えると親切ですね。
Hello, I’m ○○. I’m responsible for promoting the new product line. Please call me “○○”.
こんにちは、○○と申します。新商品の販売促進を担当しています。「○○」と呼んでください。
Hello everyone, my name is ○○. I’m in charge of Marketing. Some people find it hard to pronounce, so feel free to call me “○○”.
みなさんこんにちは、○○と申します。マーケティングを担当しています。発音しにくい人もいるでしょうから「○○」と呼んでください。
相手の目をしっかり見て話す、堂々と接するなどの非言語コミュニケーションも重要です。
下記の記事では、ビジネス英会話で使える自己紹介のテンプレートを紹介しています。
興味がある方は、あわせてご覧ください。

雑談(スモールトーク)をする
日本のビジネスシーンでもいきなり本題に入らず雑談をして緊張を解き場を和ませることがありますが、英語でも同じです。
ビジネス英語での雑談(スモールトーク)には、下記のような話題をおすすめします。
- 仕事
- 天気
- スポーツ
- 時事問題
- 相手のファッションや持ち物
- 趣味
以下のようなフレーズを使ってスモールトークをしてみましょう。
How long have you worked here?
どのくらいここで働いているんですか?
Are you still working at the International Business Division?
今も国際事業部で働いているのですか?
It’s gorgeous weather today, isn’t it?
今日は素晴らしい天気ですね。
Where is the best place to get coffee near the office?
会社の近くでコーヒーを買うのに一番よいところはどこですか?
I like your tie, where did you get it?
いいネクタイですね、どこで買ったんですか?
これらのフレーズを活用することで、自然な流れで雑談を始め、相手との距離を縮めることができます。ビジネスシーンでは、スモールトークが良好な関係を築く鍵となることが多いので、ぜひ積極的に取り入れてみてください。
下記の記事では、ビジネス英会話におけるスモールトークで役立つ英語フレーズや例文をさらに詳しく紹介しています。
興味がある方は、こちらの記事もお読みください。

質問する
会議や業務の中でわからないことは積極的に質問し、認識違いを避けるためにも不明点をしっかり確認することが大切です。質問する際にはこのようなフレーズを使ってみましょう。
I have a question.
質問があります。
May I ask〜?
~について聞いてもいいですか?
I’m not sure I understand. Do you mean~?
ちょっとわからないのですが、〜という意味ですか?
Could you explain that again, please?
もう一度ご説明いただけますか?
会議やプレゼンをする際には、一方的に話し続けるよりも質問がないか確認を挟みながら進めるほうがより親切でしょう。また、相手に意見を求めたり、十分に説明ができているか確認したりするのもポイントです。
Do you have any questions up until here?
ここまでで質問はありますか?
How do you like my suggestions?
私の提案はいかがですか?
What do you think ~?
〜についてどう思われますか?
Is there anything you need clarification?
わからないところはありますか?
依頼する
会議で決まったことや日常の業務について依頼する際には、このようなフレーズを使って声をかけましょう。先に相手の都合を聞いたり、Would you〜?とていねいな表現を使うことで相手への敬意を示します。
Are you available now?
今よろしいですか?
May I ask you a favor?
お願いごとをしてもよろしいでしょうか?
Would you ~? / Could you ~? / I’d like to ~.
〜してもらえますか?
Would you mind if ~?
もしよろしければ〜していただけますか?
It would be helpful if ~.
〜していただけると助かります。
承諾する・賛成する

依頼などを承諾したり、会議などで意見に賛成したりする場合に使えるフレーズも覚えておきましょう。ボキャブラリーが少ないと”OK.”や”All right.”などのカジュアルな表現を多用しがちですが、これでは失礼な印象になってしまうことも。日本でもビジネスの場では「かしこまりました」などフォーマルな表現を使うのと同じで、英語では下記のような表現を使いましょう。
Certainly. / Of course.
承知いたしました。
Absolutely. / Definitely.
かしこまりました。
Sure. / Sure thing.
わかりました。
I’m on it.
了解しました、すぐに取り掛かります。
I agree with you.
あなたに賛成です。
I agree to his proposal.
彼の提案に同意します。
下記の記事では、「承知しました」を意味する英語フレーズをフォーマルな言い方とカジュアルな言い方に分けて詳しく解説しています。
興味がある方は、こちらの記事もあわせてお読みください。

反対する
アイデアに賛成できないときには、ていねいな表現で率直な意見を述べましょう。唐突に”I disagree.”と言い切るのは、ビジネスの場では少々ストレートすぎて相手の気を悪くすることもあるかもしれず、適切とはいえません。”I’m sorry, but ~.”や”I’m afraid, but ~.” のように枕詞をつけるなど、相手の気持ちに配慮しつつ自分の意見を述べましょう。
I’m afraid I disagree.
申し訳ありませんが私は反対です。
I’m sorry, but I can’t say I agree with you.
すみませんが、あなたに賛成するとはいえません。
I see it differently.
私の考えは違います。
I’m not so sure about that.
それはどうでしょうか。
I do not support ~.
私は~には賛成しません。
I hear what you are saying but ~.
言いたいことはわかりますが、~。
I mostly agree with it, but ~.
ほとんどの部分で賛成ですが、~。
感謝する

感謝の気持ちを伝えるときには、カジュアルな”Thank you.”よりも”appreciate”や”grateful”を使いましょう。
I appreciate your help.
お手伝いいただきありがとうございます。
I appreciate your quick response.
早速のご返信ありがとうございます。
I am grateful for your understanding.
ご理解いただきありがとうございます。
Thank you very much for inquiring.
お問い合わせいただき誠にありがとうございます。
Please let me express my sincere gratitude once again.
最後にもう一度お礼をいわせてください。
謝罪する
特に英語圏の国々では軽々しく謝罪しないのがスタンダードですが、ビジネスで問題が発生したときなど本当に謝罪が必要な場面では、少しでも早くていねいにお詫びの気持ちを伝えましょう。
ビジネス英語でも”sorry”を使いますが、”I’m”と略すとカジュアルに聞こえるため”I am sorry.”とするのが基本です。ほかにも下記のようなフレーズを使えるようにマスターしておきましょう。
I am terribly sorry about the delay.
遅れて大変申し訳ございません。
I deeply apologize for any inconvenience caused.
問題が発生しましたことを心よりお詫び申し上げます。
We deeply regret the misunderstandings.
誤解を招いてしまい大変申し訳ございません。
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【電話編】役に立つビジネス英語フレーズ一覧

電話で使うビジネス英語には独特の言い回しがあるため、知らないと言葉に詰まってしまいコミュニケーションを円滑に行えないこともあります。ビジネスでは直接会わずに電話で連絡を取ることも多いですが、相手の表情やジェスチャーを確認できず音声のみで会話することになるため、よく使われるフレーズを知って使えるようにしておくことが重要です。知っておきたいフレーズを見ていきましょう。
電話をうける
オフィスの電話に出たら相手が英語で話してくるなど、不意に英語で電話を受けることもあります。突然のことに焦ってしまうこともあるかもしれませんが、電話を受ける応対は定型フレーズを覚えておけば問題ないことが多いため、しっかり覚えておきましょう。
Good morning, ○○, this is 〜. How may I assist you?
おはようございます○○様、こちらは~です。どのようなご用件でしょうか?
May I have your name, please?
お名前をお伺いできますでしょうか。
Hold on, please. I will transfer you to the correct department.
少々お待ちください。担当部署におつなぎいたします。
I’m afraid she is out right now. Would you like to leave a message?
恐れ入りますがただいま外出中です。伝言いたしましょうか?
電話をかける
こちらから電話をかける際には、相手に時間をとらせすぎないように要件を簡潔に伝えるよう配慮しましょう。
Hello, this is (名前) of (会社名).
もしもし、(会社名)の(名前)です。
This is (名前) calling from (会社名).
(会社名)の(名前)です。
Could I speak to (相手の名前) in (所属部署), please?
(所属部署)の(相手の名前)様にお取り次ぎいただけますか?
Could you transfer me to the sales department?
営業部につないでいただけますか?
I’m returning a call from Mr.○○.
○○様からお電話をいただいたようなので折り返し電話しました。
I’m calling to inquire about an invoice.
請求書についての問い合わせでお電話しました。
Thank you for taking the time to speak with me.
お時間をいただきありがとうございました。
下記の記事では、英語の電話応対で役立つ英語フレーズをさらに詳しく解説しています。
興味がある方は、こちらの記事も参考にしてください。

【メール編】役に立つビジネス英語フレーズ一覧

メールもビジネスでは重要なツールです。簡潔でわかりやすく伝えるのがビジネスメールのポイント。件名と宛名、本文の書き出し、結びなど、やり取りに使えるフレーズをご紹介します。
本章では、メールを下記の4つのパートに分けてそれぞれで役立つビジネス英語フレーズをご紹介します。
- 件名と宛名
- 書き出し
- 結び
- 結語
件名と宛名
メールの件名がわかりにくいと、スパムや迷惑メールと勘違いされることもあるかもしれません。簡潔にわかりやすく書き、内容によっては商品名や日付などの具体的な情報を入れるといいでしょう。
Request for Estimate
見積もりの依頼
Question about P-634(商品名)
P-634(商品名)についての質問
Invitation to our Party on October 15th
10月15日のパーティーへのご招待
Inquiry about Your New Item
新商品についての問い合わせ
メール本文の冒頭は”Dear Mr./Ms. 〜,”などの宛名から書き始めます。社内の親しい間柄では”Dear”を省くこともあります。
書き出し
宛名以降のメール本文は必要であれば自己紹介から始め、時候の挨拶や感謝を伝えるひと言、メールを送った目的などを書いていきます。ある程度決まった言い回しが使えるので、下記のようなフレーズを覚えておきましょう。
My name is ○○ and we met last week at the conference.
先週の会議でお会いしました○○です。
How have you been?
あれからお元気にされていましたか?
Thank you very much for your reply.
ご返信いただきありがとうございます。
I am writing in reference to the project we discussed earlier today.
本日お話し合いをした件についてメールを送らせていただきました。
The reason I am writing this e-mail to you is because I would like you to know ~.
このメールを書いた目的は、〜についてお知らせするためです。
下記の記事では、シチュエーション別に英語メールの書き出し、第一文目に使える例文を数多く紹介しています。
興味がある方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

結び
ビジネスメールでは、メールを送った相手に何をいつまでにしてほしいのかはっきり伝えることが大切です。メールの結びでどのようにアクションをしてほしいか書きましょう。
Please reply as soon as possible.
なるべく早急にご返信ください。
I would appreciate if you could let me know when you are available.
ご都合のよいお時間を教えていただけると幸いです。
Feel free to ask me any questions.
ご不明点があればご連絡ください。
最後に下記のように署名を添えて本文を書き終えます。
Best regards, / Sincerely,
○○(名前)
下記の記事では、シチュエーション別にビジネス英語メールの結びに役立つフレーズをさらに詳しく紹介しています。
興味がある方は、こちらの記事もあわせてお読みください。

結語
結語とは、日本語で「かしこ」や「敬具」に該当する結びの句のことを指します。
結びの句の後には、「,(カンマ)」を入れるのを忘れないように気をつけてください。
メールを送る相手によって適切な結語を使い分けましょう。
【最もフォーマルな結語】
- Sincerely yours,
- Yours sincerely,
- Sincerely,
【フォーマルな結語】
- Yours truly,
- Cordially,
- All the best,
【比較的フォーマルな結語】
- Regards,
- Best regards,
- Best wishes,
- Kind regards,
- Always,
【カジュアルな結語】
- Best,
- Cheers,
- Take care,
- Stay safe,
下記の記事では、相手との関係別にメールで使える英語の結語についてさらに詳しく紹介しています。
興味がある方は、こちらの記事も参考にしてください。
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【会議・プレゼンテーション編】役に立つビジネス英語フレーズ一覧
つづいて、会議やプレゼンテーションで役立つビジネス英語フレーズ一覧を紹介します。

ビジネス英語では、部署名や役職名の言い方やよく使われる略語などを覚えておきましょう。会議、電話、メールなど、使われる機会も多いため、マスターしておくと円滑にコミュニケーションが取りやすくなります。
会議で発言をする

特に英語圏のビジネスマンにとって会議で発言しないのはやる気がない証拠だと思われることもあるので、積極的に発言して意見を共有しましょう。会議で発言するときにはこのようなフレーズを知っておくとスムーズに発言できます。
I just had a new idea. / I came up with a new idea for~.
(~についての)新しいアイデアを思いつきました。
I’d like to add something to the point I just mentioned.
先ほど述べられた点に付け加えたいことがあります。
From my perspective, I believe 〜.
私の考えでは、〜だと思います。
Based on my experience, I’d suggest 〜.
私の経験に基づいて〜を提案します。
相手の意見に対して賛成・反対する際に役立つフレーズについては、「承諾する・賛成する」と「反対する」の章をご参照ください。
会議で質問する
下記のフレーズを使って会議で発言者に質問しましょう。
Could you clarify what you meant by 〜?
〜についてさらに詳しく説明していただけますか?
I’d like to know more about 〜. Could you elaborate on that?
〜についてもっと知りたいのですが、詳しく教えていただけますか?
会議で司会進行をする
英語会議の司会者には議題を進行するだけでなく、参加者の意見を引き出す役割が求められます。
また、司会進行では次のようなフレーズが便利です。
Good morning, everyone. Shall we get started?
みなさんおはようございます。始めてもよろしいですか?
The purpose of this meeting is~.
この会議の目的は〜です。
Let’s get down to business.
本題に入りましょう。
Let’s move to the first item.
最初の議題に入りましょう。
英語会議の司会進行についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

プレゼンテーションをする
英語のプレゼンテーションは、下記の流れで進めることが一般的です。
1. イントロダクション
2. 本論
3. まとめ
4. 質疑応答
ここでは、それぞれのパートでよく使われるフレーズを紹介します。
I appreciate the opportunity to speak with you today.
今日、みなさんとお話しできる機会をいただき、感謝いたします。
The purpose of today’s presentation is to give you an overview of 〜.
本日のプレゼンの目的は、〜の概要をお伝えすることです。
To wrap things up, the key takeaway from today’s presentation is 〜.
まとめると、本日のプレゼンでご理解いただきたい重要なポイントは〜です。
I’d like to highlight the fact that 〜.
〜を強調したいと思います。
To summarize, we’ve discussed 〜.
まとめると、〜についてお話ししました。
If you have any questions, please feel free to ask.
質問があれば、気軽にお尋ねください。
Thank you for your questions. That concludes our Q&A session.
ご質問ありがとうございます。これで質疑応答のセッションは終了です。
プレゼンでよく使われる英語フレーズについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
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【商談編】役に立つビジネス英語フレーズ一覧
英語の商談では、シンプルでわかりやすい表現を使うことと、失敗を恐れずに堂々とした態度で臨むことが大切です。
下記のようなフレーズを駆使しながら、緊張感を和らげて商談を自分のペースで持っていけるようにしましょう。
We aim to reach an agreement on 〜.
本日の商談で〜について合意することを目指しております。
Let me make sure we’re on the same page.
お互いの認識が一致しているか確認させてください。
Just to confirm, you are suggesting that 〜.
確認ですが、あなたは〜と提案しているのですね?
Our offer is based on the assumption that 〜.
私たちのオファーは、〜という前提に基づいています。
We can agree to these terms under the following conditions 〜.
次の条件のもとで、これらの条件に同意できます。
While we cannot meet all of your conditions, we are open to finding a middle ground.
全ての条件に応えることはできませんが、妥協点を見つけることには前向きです。
Can we agree on these terms moving forward?
この条件で進めるということで合意できますか?
Shall we schedule another meeting to finalize the details?
詳細を詰めるために、次回の会議の予定を決めましょうか?
商談に役立つ英語フレーズについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もお読みください。
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【その他の場面編】役に立つビジネス英語フレーズ一覧
下記の4つのシーンで役立つビジネス英語フレーズをご紹介します。
- コピー機周辺での会話
- 自動販売機周辺での会話
- 食堂での会話
- 飲み会のスピーチ
コピー機周辺での会話に役立つ英語フレーズ
オフィスのコピー機周辺で、他の社員と話をすることはよくあることです。
下記のフレーズを身につけて、コピー機周辺で気軽に英語コミュニケーションが取れるようにしましょう。
I’m sorry it’s taking so long.
コピーを取るのに時間がかかってしまい、ごめんなさい。
I just need 1 copy.
1部だけコピーを取りたいです。
How long will you need the copier?
どれくらいコピー機を使いますか?
I’m almost done. You can use it in a minute.
もうすぐ終わります。あと少しで使えますよ。
Go ahead. I’m not in a rush.
どうぞ先に使ってください。急いでいませんので。
The copier seems to be jammed. Do you know how to fix it?
コピー機が詰まっているみたいです。直し方を知っていますか?
It’s out of paper. Do you know extra the extra paper is?
用紙が切れています。予備の紙がどこにあるか知っていますか?
The toner is low.
トナーが少なくなっています。
自動販売機周辺での会話に役立つ英語フレーズ
仕事中であっても、息抜きのために自動販売機に行くこともあるでしょう。
自動販売機の前での会話はコミュニケーションを深めやすいため、思いのほか重要です。
下記のようなフレーズを使って、相手ととの会話を楽しみましょう。
Do you have any recommendations?
何かおすすめはありますか?
Good choice.
それ、いいですよね。
That’s my favorite.
それ、好きなんですよね。
Have you tried this one?
これ、飲んだことありますか?
Here, you can go ahead. I’m still deciding.
どうぞ先に使ってください。私はまだ決まっていません。
It’s nice to take a quick break here.
ここでちょっと一息つくのはいいですよね。
Enjoy your drink!
あなたの飲み物を楽しんで!
食堂での会話で役立つ英語フレーズ
社内の外国人の同僚と仲良くなったら、食堂で一緒にランチを食べることをおすすめします。
食事は、相手との関係性を深めるのに絶好のチャンスです。
下記のフレーズを活用して、会話を盛り上げましょう。
That looks good!
美味しそう!
Maybe I’ll get that, too.
私も同じもの注文しようかな。
Is this hot?
これは辛いですか?
How’s your day going so far?
今のところ、今日の調子はどうですか?
Thanks for the company. Let’s do this again sometime.
一緒に食事できて楽しかったです。また一緒に食べましょう。
飲み会のスピーチで役立つ英語フレーズ
歓送迎会や会社の飲み会の場で、簡単な挨拶やスピーチをする際には、下記のフレーズを使ってみてください。
You are part of our team. Everyone, please give 【人の名前】 a warm welcome.
あなたは今日から私たちのチームの一員です。みなさん、【人の名前】を温かく迎えてください。
I’m happy that 【人の名前】 found a new opportunity outside our company. I wish you the best in your new job.
私は、【人の名前】が社外で新しいチャンスを得られたことを嬉しく思います。新天地でのご活躍を期待しています。
Let’s give each other a round of applause.
拍手でお互いを称えましょう。
Thank you to everyone for your hard work and dedication throughout the year.
今年一年の皆さんの努力と献身に感謝します。
This wouldn’t have been possible without the support of all of you.
皆さんからの支えがなければ、このようなことは実現できませんでした。
Let’s take a moment to celebrate our successes and refresh for the challenges ahead.
成功を祝うとともに、これからの挑戦に向けてリフレッシュしましょう!
Let’s raise a glass to a fantastic year and an even better one ahead!
素晴らしい一年と、それを超える年に乾杯しましょう!
ビジネス英語を学ぶのにおすすめのアプリ

スピフルは、全レベルの学習者に対応する瞬間英作文アプリで、口頭英作文と独り言英会話を通じてスピーキング力を効果的に鍛えることができます。特にビジネス英語を学びたい人にとって、スピフルは最適な学習ツールです。
スピフルでは、まず口頭英作文でインプットを行い、その後独り言英会話でアウトプットをすることで、実践的な練習が可能です。これにより、インプットとアウトプットのサイクルを回しながら、確実にスキルを向上させることができます。
スピフルには豊富なレッスンテーマが用意されており、ビジネス英語に特化した内容も充実しています。 会議、交渉など、ビジネスシーンで頻繁に使われるフレーズや表現を重点的に学習することが可能です。また、レッスンごとに目標タイムが設定されており、レッスン終了後には自分の発話タイムをすぐに確認できるため、弱点を把握して次の学習に活かすことができます。また、AIが自分の発話を添削してくれるため、独学でも質の高い学習が可能です。
スピフルを活用することで、ビジネス英語のスキルを飛躍的に向上させることができます。
スピフルについて詳しく知りたい方はこちらの記事も合わせてご確認ください。

【番外編】ビジネス英語でよく使う単語一覧
最後に、ビジネス英語でよく使う単語の一覧として部署名・役職名と略語をご紹介します。
これらの単語はビジネスで使われる機会が多く、マスターしておくと円滑にコミュニケーションが取りやすくなります。ぜひ覚えてください。
部署名・役職名
部署名 | 英語名 |
---|---|
総務部 | Administration Department / General Affairs Department |
法務部 | Legal Department / Legal Affairs Department |
経理部 | Accounting Department |
財務部 | Finance Department |
監査部 | Internal Audit Department |
マーケティング部 | Marketing Department |
広報部 | Public Relations Department |
販売促進部 | Sales Promotion Department |
人事部 | Human Resources Department / HR Department |
お客様サービス部 | Customer Service Department |
企画部 | Planning Department |
営業部 | Sales Department |
技術部 | Engineering Department |
製造部 | Manufacturing Department |
設計部 | Design Department |
国際事業部 | International Business Division |
代表取締役 | Representative Director |
監査役 | Auditing Director / Auditor |
顧問 | Advisor |
部長 | General Manager |
課長 | Manager / Section Chief |
主任 | Supervisor / Chief |
支店長 | Branch Manager / Branch Office Manager |
工場長 | Factory Manager / Plant Manager |
略語
ビジネス英語には専門用語・業界用語があります。これらは頭文字をとって略語で表記されることも多いため知っていないとわかりません。しっかり覚えておきましょう。
FYI(For your information)
ご参考までに
TBD(To be determined)
未確定
WFH(Work from home)
在宅勤務
OOO(Out-of-Office)
不在、休暇中、外出中
EOW(End of week)
週の終わり
EOM(End of Month)
月の終わり
ビジネス英語は難しい?効果的な勉強法とは

ビジネス英語の5つのポイントを読んで、難しそうだと感じた人もいるかもしれませんが、身構える必要はありません。「ビジネス英語」といっても英会話なので、コツをおさえればビジネスシーンでもシンプルな英語でコミュニケーションができるようになります。
とはいえ、ビジネスの場で自信をもって話せるほどの英語力がまだない場合には、難易度が高く感じてしまうかもしれませんね。また、英会話スクールやオンラインレッスンなどさまざまな英語学習法がある中で、どうすれば効率的にビジネス英語を習得できるのか悩んでいる人もいるでしょう。
そこでこの章では、ビジネス英語の効果的な勉強法をご紹介します。
ビジネス英語力向上に必要なのは「学習生産性×投下時間」
英語コーチングレッスンを提供するプログリットでは、ビジネス英語力の伸びに必要なのは「学習生産性×投下時間」だと考えています。

「学習生産性」とは英語学習の質の高さ、つまり自分に合った方法で英語学習をしているかを指しています。
巷には英語学習方法に関する書籍や動画が溢れていますが、全ての英語学習方法が自分に合っているとは限りません。
人によって英語レベルや苦手なパートが異なるため、効果的な英語学習法が異なります。
自分に合った最も効果的な学習方法を選択することで、学習の質や効果が高まり、学習生産性の向上につながるのです。
次に、「投下時間」とは字のごとく「1日あたりの学習時間」や「継続期間」が含まれています。
「5分でも10分でも毎日コツコツと英語を学習することが大切である」とよく言われていますが、1日に数分〜1時間の英語学習のみでは学習効果が薄く、成長速度も遅くなるため不十分です。
1日最低でも2〜3時間ほどの英語学習時間を確保するよう努めましょう。
このように学習生産性と投下時間を最大化させることで、英語は飛躍的に上達することが期待できます。

学習生産性と投下時間を上げるなら短期集中の「プログリット」
プログリットは、海外駐在直前など短期間で英語力を向上させたい方や実践的な英語力を身につけたい方を対象に、マンツーマンの英語コーチングサービスを提供しています。
英語学習では効果を実感できないために学習を継続できず、挫折してしまう人も多くいます。
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ビジネス英語力を伸ばすには効率的な勉強が不可欠
ビジネス英語ではフォーマルな表現をするため、特有の英単語やイディオムがあるのが特徴です。結論から簡潔に伝え、表現を穏便にすることもポイントとなります。
ビジネス英語の力を伸ばすには、よく使われるフレーズをマスターすることが第一歩です。さらに、学習生産性を高めて英語学習への投下時間を増やす努力をすることによって、定型文にとらわれない本物の英語力を育てる必要があります。短期間でビジネス英語を伸ばしたい人は、ぜひプログリットにご相談ください。
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