「”」や「””」で括られている英文を見かけることは多々あるかと思いますが、これらの英語の引用符がどんなときに使われるのかを知っていますか?この記事では、ダブルクォーテーションマークやシングルクォーテーションマークなど、英語の引用符についてご紹介していきます。
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英語の記号「引用符」とは?
みなさんは英語の引用符の使い方を知っていますか?引用符とは、日本語で言うかぎかっこ(「」)のことで、クォーテーションマークとも言い、他の人が言った言葉を引用する際や、特定の言葉を目立たせるときなどに使います。英語の引用符には、「ダブルクォーテーションマーク(二重引用符)」と「シングルクォーテーションマーク(一重引用符)」があり、「”」と「’」の引用マークを使って表します。
この記事では、英語の引用符の使い方についてご紹介していきます。
引用符の使い方①:ダブルクォーテーションマーク
ダブルクォーテーションマークは、「”」の引用マークを使って表します。クォーテーションマークが二重に重なっている記号なので、「二重引用符」とも呼ばれます。使い方を見ていきましょう。
セリフ
ダブルクォーテーションマークは、セリフの記述でよく使われます。みなさんも小説などを読んだ時、登場人物のセリフを引用マークで囲ってあるのを見たことがあるのではないでしょうか。
ちなみに、ダブルクォーテーションマークを使わなくてもセリフを表すことはできます。引用マークありパターンとなしパターンをそれぞれ見てみましょう。
引用マークあり
…and the man shouted, “wait!” to the thief.
その男性は泥棒に向かって「待て!」と叫んだ。
引用マークなし
…and the man shouted for the thief to wait.
その男性は泥棒に向かって待てと叫んだ。
このように、言ったセリフそのままを引用する場合はダブルクオーテーションを使い、そのままではない形で引用する場合は使わずにセリフを表します。
文章の引用
文章を引用するときにも、地の文とは違い引用であるということを明確にするために、ダブルクォーテーションマークが使われます。特に論文などでは、盗用とされないためにも引用符の使用は不可欠です。
単語の強調
特定の単語を目立たせたい場合にも、二重引用符が使われることがあります。例文を見てみましょう。
The word “bookstore” is a compound consisted of “book” and “store.”
「本屋」という単語は、「本」と「お店」という単語で出来ています。
本の見出し
本の章毎の見出しを表す場合にも、二重引用符を使います。本のタイトルに関しては、アンダーラインを引くか、またはイタリック体にして表します。
引用符の使い方②シングルクォーテーションマーク
シングルクォーテーションマークは、「’」の引用マークを使って表します。クォーテーションマークが1つの記号なので、「一重引用符」とも呼ばれます。使い方を見ていきましょう。
カギカッコの中にカギカッコ
シングルクォーテーションマークは、一度ダブルクォーテーションマークで括った文章の中に、更に引用やセリフを入れたい時に使います。例をみてみましょう。
The man said “A woman asked me ‘Do you have time?’ yesterday”.
男性は「女性が昨日『今お時間ありますか?』と尋ねたんだ」と言った。
このように、セリフの中にさらなるセリフを入れ子式に組み込みたいときには、大きな括りをダブルクォーテーションマーク、その中の括りをシングルクォーテーションマークで表します。
イギリス英語とアメリカ英語で違う?引用符の使い方
イギリス英語とアメリカ英語では、引用符の使い方が少し異なることがあります。例えば、アメリカ英語では引用やセリフ記述の際に、ダブルクォーテーションマークを使用しますが、イギリスではシングルクォーテーションマークを使用します。
下の例は、ジョージ・オーウェル『動物農場』の一部です。当作品はイギリスで書かれたため、セリフの部分がシングルクォーテーションマークで括られています。
更に、セリフの中にさらなる情報を入れ子式に組み込みたいときに、イギリスではシングルクォーテーションマークの中にダブルクォーテーションマークが入ります。
少しややこしいですが、心配はいりません。なぜならダブルクォーテーションマークとシングルクォーテーションマークはそこまで厳格に使い分ける必要がないからです。
また、実際に英文を書くときも、使い分け方を統一していればアメリカ式でもイギリス式でも問題はありません。
ただし、レポート作成時の引用において、一つの文章の中で2つの方法が混ざっていると混乱してしまうので、どちらを使うのかは統一するようにしましょう。
論文作成やレポート作成時の引用のルールなどについて知りたい方はこちらの記事も確認してみてください。
英語の引用符の使い方まとめ
この記事では、英語の引用符の使い方をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
先程もお伝えした通り、シングルクォーテーションマークとダブルクォーテーションマークの記号の使い分けはそこまで厳格ではないので、文の中で使い方を統一するということを意識しておきましょう。
ただ、論文などの引用では、クォーテーションマークの使用方法が細かに決められていることもあるので、ルールをしっかり確認したほうが安心です。
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参考文献:
Orwell, George. Animal Farm, Penguin Books, London, 1945. pp.6-pp.7