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TOEICの勉強法は?始め方やスコア別の攻略法を解説

就職や転職、キャリアアップの際に活用できたり要件として求められたりすることもあるTOEIC。TOEIC受験に向けて勉強すると決めたものの、具体的にどのように対策を進めたらいいのか、目標スコアを何点に設定したらいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

今回は、TOEICでより高いスコアを取るためのポイントとなる基本的な勉強の進め方について解説します。TOEICの勉強を始める際にやっておきたいことや具体的な勉強法、目標スコア別の対策方法などもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

正しく対策をすれば効率的なスコアアップを狙えます。TOEIC目標スコア突破を目指しましょう!

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もくじ

TOEICとは

まずはTOEICがどのような試験なのか確認していきましょう。TOEICには種類があるので、初めて受験する方はどの試験を受けたらいいか迷うかもしれません。しかし、一般的に受験すべき試験は決まっています。下記の項目について詳しくご紹介していきます。

  • 「TOEIC L&R」を指すのが一般的
  • リスニングとリーディングで構成

「TOEIC L&R」を指すのが一般的

TOEIC(トーイック・トイック)は正式名称を「Test Of English for International Communication」といい、英語学習者の英語能力を客観的に測るための基準として多くの学校や企業などで活用されています。

TOEICには大きく分けて「公開テスト」と「IPテスト」の2種類があり、公開テストは個人で申し込み、IPテストは団体で申し込むという違いがあります。公開テストは「TOEIC Bridge Tests」と「TOEIC Tests」の2つのブランドに分けられ、下記のとおり合計5種類のテストがあります。

TOEIC Bridge Tests

  • TOEIC Bridge Listening & Reading Tests
  • TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests

TOEIC Tests

  • TOEIC Speaking & Writing Tests
  • TOEIC Listening & Reading Test
  • TOEIC Speaking Test

「TOEIC Bridge Tests」は英語学習の初級者から中級者を対象としており、日常生活の場面を想定した問題を中心に出題されるのが特徴です。

「TOEIC Tests」では日常生活やビジネスシーンなどでの会話や文書などが出題され幅広い分野での英語コミュニケーション能力を測ることができます。測る技能によって3種類のテストがありますが、TOEICというと「Listening & Reading Test」を指すのが一般的です。

リスニングとリーディングで構成

「TOEIC Listening & Reading Test」はリスニングパートとリーディングパートに分かれています。スコアは5点刻みで計算され、それぞれ495点ずつの配点で、990点満点です。

リスニングはPart1からPart4までで合計100問が出題され、解答時間は約45分間です。リーディングではPart5からPart7までの100問に75分で解答します。パートの間に休憩時間はなく、合計2時間です。

解答はマークシート方式。問題用紙への書き込みは禁止されているため、リスニングでメモ書きをしたりリーディングの長文で下線を引いたりすることはできません。

TOEICの勉強を始めるには

なんとなく英語の参考書を眺めているだけではTOEICの効果的な対策はできません。下記のようなTOEICの勉強を始める前にやっておくべきことを知ることで、より短期間で学習効果を発揮してスコアアップを目指すことができます。

  • 問題構成を知る
  • 現在の実力を測る
  • 目標スコアを決める
  • 受験スケジュールを決める
  • 学習計画を立てる

詳しく見ていきましょう。

問題構成を知る

リスニングとリーディングの問題構成は下記のようになっています。各パートの出題傾向や問われる能力をチェックしてください。

■リスニングセクション

Part1写真描写問題(6問)1枚の写真を見て、放送される4つの説明文から最も的確に描写しているものを選ぶ
Part2応答問題(25問)1つの質問や文章とそれに対する3つの答えが放送されるので、最も適切な答えを選ぶ
Part3会話問題(39問)放送される会話を聞いて、問題用紙に印刷された3つの設問と解答を読み、最も適当なものを選ぶ
Part4説明文問題(30問)放送されるアナウンスやナレーションなどのトークを聞いて、問題用紙に印刷された3つの設問と解答を読み、最も適当なものを選ぶ

■リーディングセクション

Part5短文穴埋め問題(30問)不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中から最も適当なものを選ぶ
Part6長文穴埋め問題(16問)不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中から最も適当なものを選ぶ。各長文には設問が4問ずつある。
Part71つの文書:29問複数の文書:25問いろいろな文書について、設問を読んで4つの答えの中から最も適当なものを選ぶ

参考:【公式】テストの形式と構成|TOEIC Listening & Reading Test

現在の実力を測る

問題構成を把握したら、現在の自分の英語力をチェックしましょう。現在の自分のスコアを知らないまま目標スコアを設定することはできません。公式問題集を使って、本番と同じような静かな環境で時間を計って解き、自分のスタートラインとなるスコアを算出しましょう。

スタートラインは人によって異なります。学生時代にどれだけ英語を勉強していたか、どの程度のブランクがあるかなどによって差があるので、誰かと比べて焦る必要はありません。自分の現在のスコアと向き合い、ここからどうスコアを上げていくかという点に集中しましょう。

TOEICの平均点を見ても、リーディングパートよりもリスニングパートの方が点数を取りやすい傾向があります。目安として、平均点と自分の得点の点差も見ておくと良いでしょう。

目標スコアを決める

次に、目標スコアを設定します。現在の英語力やTOEICの受験目的などを踏まえて、いつまでにどの程度のスコアを取るのか決めましょう。

2022年度の日本での全受験者のTOEICの平均スコアは608点です。英語を採用や昇進の基準として定めている企業では、多くの場合で600点から800点程度が条件として設定されています。600点以上あれば日常会話で最低限の英語コミュニケーションができ、仕事のメモや商品カタログなどを理解できるレベルの英語力だとされています。800点あればビジネスシーンでも適切なコミュニケーションができるとされているため、海外赴任者の選定などでは800点以上のスコアが求められることもあります。

TOEICで英語力をアピールするには、最低でも平均点以上は取得しておきたいところです。就職活動や選考などでは他の候補者との相対評価となるため、より高いスコアを取得しておけば英語力不足でチャンスを逃すことは少なくなるでしょう。

現在の実力が平均点を下回っているなら、初回の受験で平均スコア以上を目指し、2回目以降の受験で700点や800点とさらに上のスコアを目指すなど、段階を踏んでスコアアップしていくのもおすすめです。スコアによって実力がアップしていることが実感しやすいので、モチベーションの維持にもつながります。

目標スコアを決める際にはこちらの記事も参考にしてください。

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受験スケジュールを決める

目標スコアを設定したら、いつ受験するのか決めましょう。

TOEICは1月から12月まで毎月実施されており、月によっては2回実施されることもあるため、2024年であれば年間17回の受験の機会があります。受験後は試験日から17日後にインターネットでスコアが表示され、19日後にデジタル公式認定証が発行、30日以内に公式認定証が発送されます。TOEICスコアが必要となる日までに認定証が届いているようにスケジュールを考えて受験しましょう。

TOEICには合否判定はなく、現在の英語力がスコアとなって証明されるため、目標スコアを取得できるまでの英語力を身につけてから受験しないと意味がないということはありません。定期的に受験して英語力がアップしている実感を得ながら、最終的な目標スコアに到達するまで学習を続けるといいでしょう。

学習計画を立てる

いつまでに何点を取るのか目標を設定したら、逆算して学習スケジュールを立てましょう。

学習スケジュールを立てる際のポイントは、モチベーションを維持しながら続けられるものにすること。勉強は継続がなによりも大切です。現在の実力からあまりにもかけ離れた高い目標を設定すると、目標到達までの道のりが長くなって挫折してしまうこともあります。おすすめは「もう少しがんばれば到達できる」という中間目標をいくつか設定することです。覚えた単語数やマスターした参考書のページ数などについて小さな中間目標を決めておき、1つずつ達成していくことで、モチベーションを維持しながら勉強を続けやすくなります。

学生時代に英語が得意でなかったりブランクがあったりする場合には、中学英語レベルの基礎固めに集中する期間を設けるのも効果的です。目標スコアが高い人ほど、基礎をしっかり固めることが応用するために重要なポイントとなります。

英語学習のモチベーションをキープする方法についてはこちらもあわせてご覧ください。

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初心者からでもOK!TOEIC勉強法

現在の英語力を把握して目標を設定したら、いよいよTOEIC対策を進めていきましょう。下記の3つの項目について、TOEICの具体的な勉強法についてご紹介していきます。

  • 基礎学習(単語・文法・発音)
  • リスニング
  • リーディング

基礎学習(単語・文法・発音)

TOEICはリスニングパートとリーディングパートから構成される試験ですが、ただ聞くだけ、ただ読むだけの対策では不十分です。リスニングで英語を聞き取るためには正しい発音が身に付いていなければいけませんし、リーディングで長文を早く正確に読むためには英語を英語の語順のまま理解する能力が必要です。TOEIC対策では、単語や文法、発音などの英語の基礎的な部分をしっかりと固めることで効率的な勉強が可能となります。

基礎がしっかり身に付いているか確認するために、中学英語レベルの単語や文法の復習をしておきましょう。その際、学校で習って身に付けた発音が正しいものかどうか、発音記号や単語帳の音声などを使ってよくチェックしましょう。義務教育での発音の学習は十分でないケースも多いです。ネイティブスピーカーがどう発音するか、後に続く単語とつながると音がどのように変化するのか(リンキング)などをしっかり確認しておかないと、「知っている単語なのに聞き取れなかった」ということにもなりかねません。新しい単語を覚える際にも、必ず正しい発音でインプットするようにしましょう。

リンキングや単語の覚え方については、こちらの記事も参考にして対策していきましょう。

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リスニング

リスニングに苦手意識がある方も多いかもしれません。TOEICではリーディングよりもリスニングの平均点が高い傾向があるため、比較的得点を取りやすいリスニングパートでスコアを伸ばすことが目標スコア達成へのポイントとなります。

リスニングは英語を聞き取る「音声知覚」と、聞き取った内容を理解する「意味理解」という2つのステップで成り立ちます。リスニングが難しいと感じる場合、英語の音声を聞き取ることに慣れていないため「音声知覚」に頭のワーキングメモリを使い過ぎていて、「意味理解」をする余力がないことが多いです。リスニングでスコアをアップさせるには、英語の音を徹底的にインプットして「音声知覚」を無意識でも行える状態にしておくことで、意味理解に集中できるようにすることが大切です。

リスニング力アップに効果的な学習方法がシャドーイング。シャドーイングとは英語音声の0.5~1秒後を追いかけるように声に出して繰り返すトレーニングで、何十回も繰り返し行うことで音声知覚が自動化されていきます。音声知覚が自動化されると、脳内のキャパシティを音ではなく意味に使えるようになるので、意味理解に集中できるようになるため、リスニングのスコアアップに大きな効果が期待できます。

リスニングの勉強方法について詳しくはこちらもご覧ください。

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リーディング

リーディングは受験英語でも出題されるため、日本人にとっては解き慣れているパートで、比較的得意な人も多いかもしれません。ですが、TOEICのリーディングパートでは75分で100問に解答する必要があり、そのために膨大な単語数の長文を読むことになるため、多くの受験者が時間が足りずに最後までしっかり解答することができないということになってしまいます。

TOEICでは長文で前に読んだ文章の意味を確認するために読みかえす「返り読み」をしていては時間が足りないため、英語の語順のままスピーディーに読んで理解することが必須です。一般的に、TOEICのリーディングパートの文章をすべて読み切るには、WPM(1分間当たりに読める単語数)150以上が必要といわれています。WPMについてはこちらで詳しく解説しています。

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英語の語順のまま素早く理解するトレーニングとしては速読が効果的です。また、スキミングやスキャニングなど、英文からザッと情報を読み取るスキルや、設問の解答をピンポイントで探しにいくスキルなども同様に必要となります。

リーディング対策は、文章を読む際に正しい発音で脳内再生することで、リスニング力の強化にもつながります。しっかり対策して総合的な英語力を底上げしましょう。

速読をするためには「スラッシュリーディング」がおすすめです。

スラッシュリーディングのやり方や効果、おすすめの教材についてはこちらもあわせてご覧ください。

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目標スコア別|TOEIC攻略法

ここからは、TOEICの目標スコア別の攻略のポイントについて解説します。600点、700点、800点、900点を突破するためにはどの程度の英語力が必要なのか、学習のポイントなどをチェックして、より効率的に対策できるようにしましょう。

600点

TOEIC600~695点は平均点レベルで、基礎的な英語力は備わっているものの、まだ苦手分野がありネイティブとのコミュニケーションは難しい程度の英語力だといえます。リスニングではゆっくり話してもらえれば道順や入国審査などある程度決まった質問の内容を理解でき、リーディングでは簡単な仕事上のメモや商品パンフレットなどを読んで理解できるレベルです。

中学レベルの英語をしっかりマスターし、長めの会話のリスニングや長文のリーディングに慣れていくことで到達できます。基礎学習をしっかり行うことがポイントとなります。

700点

TOEIC700~795点あれば、平均点を少し上回るレベルの英語力があるといえます。リスニングパートでスコアを稼ぐ人も多く、難しい問題以外は正解できるでしょう。日常会話はほとんど問題ないですが、仕事で英語を使う際にはうまくコミュニケーションが取れない場面もあります。リーディングパートでは基本的な読解力はあるものの、難しい問題は不正解となることもあり、読解速度が十分でないため時間内にすべて解き終えることができないことも多いでしょう。

TOEIC700点を突破するには、基礎的な英語だけでなくTOEIC特有の単語や言い回しを習得していく必要があります。例えば、「in person」という言い回しは単語で分けて見ると基礎的な英単語ですが、イディオムとして使われると「直に、生で」という意味になります。このようなTOEICでよく出る特有の言い回しをマスターし、過去問やパートごとの問題を繰り返し解くことで出題形式に慣れ、時間内に解ける問題の数を増やしていくことが攻略のポイントとなります。

800点

TOEIC800~895点はビジネスシーンでネイティブとのメールや会議を英語でできるなど、比較的高い英語力があるレベルです。リスニングでは放送の音源をほぼすべて聞き取ることができ、ほとんどの受験生が落とすような比較的難解な問題でも正解することができます。リーディングではほとんどすべての問題の意味を掴むことができ、読解スピードも速く、時間内にすべての問題を解き終えられる人も多いです。

TOEIC800点以上を取得するには、苦手を残したままでは難しいです。パートごとに自分の得意な問題と苦手な問題を見極め、弱点に向き合い克服する必要があります。800点以上と高得点を獲得するためにはすべての問題を時間内に解ききることが必須となるため、頻出単語だけでなく膨大な語彙力を身に付けてスピーディーに英語を理解できる状態にするトレーニングが必要です。

こちらの記事では、よりTOEIC800点レベルの具体的な勉強方法を解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

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900点

TOEIC900~990点を突破するには、リスニングやリーディングではほぼすべての問題を解くことができるレベルの英語力が必要です。リスニングではネイティブ同士の議論や英語のニュース番組を聞いて内容を理解できる程度の実力があります。余裕で990点満点を取得できる人は、リーディングでは全問解いても時間が余るほどの読解スピードがあり、高度な専門書やビジネス系の英語雑誌の記事を読んで理解できるレベルです。

900点以上を目指すなら苦手分野がない状態にするだけでなく、難易度の高い問題でもほとんど取りこぼしがない状態にしておきましょう。難しい問題を中心に勉強したり、ケアレスミスをなくすために集中力をキープするトレーニングをすることがポイントです。TOEIC頻出の単語は高度なものまで網羅的に習得し、無意識レベルで英語を処理できるようになるためにシャドーイングなどを繰り返し行って継続することも重要です。

TOEICの勉強にはどんな方法がある?

TOEICの対策としてはさまざまな方法があります。英語学習が習慣化できない方や一人での勉強は難しいという方には、英語コーチングをおすすめしております。問題集などの書籍やアプリを使った学習方法だけでなく短期留学なども英語力を向上させスコアアップするために効果的です。それぞれの勉強法のメリット・デメリットを参考にして、自分に合った勉強方法を見つけてくださいね。

英語コーチング

英語コーチングとは、学習計画の作成や進捗管理によって学習を導く指導方法。自分の弱点を重点的にトレーニングするためには、ただ学習時間を多くするだけでなく学習の生産性を高めることが重要となります。コーチングによって学習方法を提案してもらうことで学習生産性が高い効率的な方法で勉強できるので、短期間で英語力を高めることができます。英語コーチングスクールの中には「TOEICコース」のように試験対策コースがあるところもあります。

英語コーチングのメリットとしては、自分に合った最適な教材や学習計画を提供してもらえること、学習方法について都度相談できるので挫折しにくいこと、目標達成までコーチやメンターが伴走してくれることなどが挙げられます。

デメリットは費用がかかること。ですが、独学でも小さな費用が積もり積もって結局数十万円などの大きな金額を費やしてしまうケースも少なくありません。勉強への覚悟を決めるという意味でも最初に投資するのはいい選択肢ではないでしょうか。

「プログリット」では英語コーチングサービスを提供しています。TOEICの学習をどう始めたらいいのかわからない、勉強しているけれど伸び悩みを感じているなど、勉強方法についてお困りごとがあるなら、語学学習のプロによるコーチングで効率的かつ着実に英語を身につけてみませんか?まずは無料でカウンセリングが受けられるので、ぜひお気軽にお申し込みください。

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参考書

一般的にTOEIC対策というと、参考書や問題集などの市販の書籍を利用する勉強方法を思いつく人も多いと思います。

書籍を使った勉強のメリットは、比較的少ない費用で対策でき、自分のペースで進められること。TOEIC対策に特化した参考書や問題集を使えば、スコアアップに集中した無駄の少ない勉強ができることもメリットです。

デメリットは、書籍の種類が多すぎるので自分にとって適切なものが選べないこともある点。特にTOEICは書籍の種類も多く、書店の英語学習コーナーにたくさん並んでいるので、自分で選ぶには迷ってしまうかもしれません。勉強していてわからない部分を聞けなかったり、学習計画や進捗管理を自分だけで行うことになるので途中で挫折しやすかったりすることもあります。

書籍は持ち歩きに不便だけど問題演習をしっかりしたいという場合には学習サイトを利用するのもいい方法です。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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アプリ

スマホやタブレットのアプリを利用する勉強法を実践する人も多いでしょう。TOEIC対策用の参考書や単語帳の中には、音声や書籍の内容を収録したアプリがセットになっているものもあります。

アプリで勉強するメリットは大きな費用がかからず、自分のペースで進められること。端末があればどこでも勉強できるので、学校や仕事の合間の隙間時間を有効に活用して学習を進められる点も、忙しい人にとっては大きなメリットとなります。

デメリットは質の悪いアプリも存在するので見極めが必要となることです。書籍と違って書き込みができないので、手を動かすほうが勉強効率がいいという人には向いていない場合もあります。書籍と同じく、わからない部分があっても質問できない点や挫折しやすい点もデメリットです。

TOEIC対策に効果的なアプリでおすすめなのは「スタディサプリENGLISH」。長文読解や熟語の学習など、TOEIC対策に必要な要素が詰まったアプリです。

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また、リスニング対策や専門分野の知識を身に付けるために活用できるのが「TED」。TOEIC対策に特化したアプリではありませんが、専門的な分野についての字幕付きの動画を視聴できるので、シャドーイングの教材としても使えます。

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AI英語教材の「abceed(エービーシード)」は、特急シリーズなどのTOEICの教材が無料で使えるのでおすすめです。

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英会話スクール

通学制の英会話スクールに通うのもTOEICの勉強方法として効果的です。英会話力を強化することができるので、TOEIC対策だけでなく総合的な英語力アップにつながりますし、「TOEIC Speaking & Writing Tests」を受験する場合には特に効果的な対策となります。

英会話スクールのメリットは進捗管理や教材選びなどをしてもらえるので学習に集中できることや、英会話が学べるので日常生活やビジネスシーンで使える実践的な英語力を鍛えられることなどです。

デメリットは、TOEIC L&R対策には直結しないこと。英会話力を鍛えてもTOEIC L&Rのスコアアップには直接つながらないので、過去問を解くなどの対策がどうしても必要です。また、通学の手間がかかることや、レッスンだけで満足してしまいがちになることなどが挙げられます。スクールに通う目的を常に意識しつつ、レッスン以外でも自分で復習をするなどの工夫が必要となります。

オンライン英会話って実際はどうなの?と疑問をお持ちなら、こちらの記事も参考にしてくださいね。

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短期留学

英語が公用語となっている国に語学留学する方法もあります。そもそも、英語学習においてTOEICは通過点にすぎません。TOEICのスコアアップをしつつ、最終的には国際的な英会話力を身につけたい人には効果的な学習方法です。留学後にTOEICを受けるとスコアが上がっていたという人は少なくありません。短期留学では総合的な英語力の向上を目指すことができるだけでなく、国際的な感覚も身に付けることができます。

短期留学のメリットは、英語を勉強せざるを得ない環境になるため、ほぼ強制的に英語力がアップすること。試験に出る表現だけでなく日常会話も学べるため、より実践的な英語が身に着きます。

デメリットとしては、英会話スクールと同じくTOEIC L&R対策に直結しないことが挙げられます。また、大きな費用がかかることや、仕事や学業を中断する必要があること、期間が短すぎると効果を得にくいこともデメリットです。

英語の勉強がどうしても続かない方へ

多忙な日々を送る社会人にとって、長期にわたって1人でコツコツと英語の学習を進めることは容易なことではありません。

「どうしても1人で英語の勉強を続けていくのは難しい」

「3ヶ月後に迫っている海外出張(駐在)までに、英語力を高めなくてはいけないから悠長にシャドーイングや瞬間英作文のトレーニングをしている暇はない」

このような悩みをお持ちの方におすすめなのが、英語コーチングのプログリットです。

プログリットは、あなたの英語のレベルや目的に合わせて弱点の発見・カリキュラムの作成・日々の英語学習をサポートします。

また、カリキュラムは第二言語習得論と10,000人以上ものデータに基づいた科学的なアプローチに基づいて組み立てられていることが特徴です。

英語コーチングのプログリットであれば、英語学習に挫折することなく、短い期間で飛躍的に英語力を向上させられるでしょう。

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TOEICの勉強法まとめ

TOEICの勉強法について、より上位のスコアを取るための基本的な勉強の進め方や勉強を始める前にやっておきたいこと、目標スコア別の対策方法やさまざまな勉強方法などについてお伝えしてきました。現在の自分の英語力を把握し、学習計画を立てて進捗を確認し、書籍だけでなくさまざまな学習方法を組み合わせてTOEICのスコアアップを目指しましょう。

独学でシャドーイングなどのトレーニングをすると、効果が表れるまでに時間がかかって不安になったり、弱点を効率的に強化するのが難しかったりすることもあるかもしれません。学習計画の作成や進捗のフォローには英語学習のプロによるコーチングが効果的です。マンツーマンの英語コーチングで一人一人の学習進捗度に合った学習方法を提案する「プログリット」を利用することで、学習生産性を高めることができます。

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Daisuke|監修者
プログリットのカリキュラム開発部:PGUマネージャー
英語コンサルタントを経験後、英語学習に関するデータ分析や自然言語処理・音声処理技術を用いた専用カリキュラムの設計・アルゴリズム開発に従事。現在は、「最高の英語学習を追求し、サービスをアップデートする」チーム(PGU)で、応用言語学や第二言語習得論などの学術的観点と最新AI技術などテクノロジーの両面からサービス開発・改善に携わっています。
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