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TOEFL満点は何点?満点取得難易度とスコアアップ法を徹底解説

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TOEFLは信頼性の高い英語能力測定試験で、特に海外の大学や大学院への進学を希望する際に英語力を証明する試験として活用されるケースが多いです。

また、TOEFLは国際機関や官庁の採用試験にも活用されており、キャリアアップを目的とした受験も含めて、日本でも多くの受験者がいます。

TOEFLの受験を検討している人に向けて、本記事では「満点は何点か」ということもあわせて、試験の概要と満点取得の難易度について詳しく解説します。

TOEFLで満点を目指すための勉強法についても紹介するので、これからの学習にお役立てください。

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もくじ
  1. 満点は何点?TOEFLの種類と各テストの満点
    1. TOEFL iBT®の満点は120点
    2. TOEFL ITP®の満点は677点と500点
  2. TOEFL満点の難易度を他の英語資格試験や国際的な英語力の指標に換算すると?
    1. TOEFLスコアをTOEICに換算すると?
    2. TOEFLスコアをIELTSに換算すると?
    3. TOEFLスコアをCEFRレベルに換算すると?
  3. TOEFL満点取得は日本人でも可能?
  4. 【目的別】TOEFLスコア達成目安
    1. カレッジや海外大学への入学|60〜79点
    2. 大学トップ校への入学やキャリアアップ|80~100点
    3. 海外の大学院入学や外務省での採用|90~109点
    4. 最難関大学への入学|100〜120点
  5. TOEFLで満点を取るための勉強法
    1. 苦手分野をなくす
    2. アカデミックな文章を多読する
    3. 文法・語彙力を強化する
    4. 正しい発音を身につける
    5. 長時間の英語での講義を多聴する
    6. 自分が話す英語の音声を録音し発音や文法ミスがないか確認する
    7. エッセイの書き方の基本構成を習得して繰り返し書き、ネイティブに添削してもらう
  6. TOEFLのスコアアップにかかる時間は?
  7. TOEFLスコアアップの鍵は習慣化!効率的に学習するならプログリット!
  8. プログリットでTOEFLスコアアップに成功した人の実例
    1. 事例① 米国でのMBA取得のために、僕がプログリットを選んだ理由
    2. 事例② アメリカでの登壇や大学院進学で英語が必須に
  9. まとめ

満点は何点?TOEFLの種類と各テストの満点

TOEFLは2種類あり、それぞれの試験で満点が異なります。

2021年5月からは、自宅受験型の「TOEFL® Essentials™」も受験可能となっていますが、ここでは下記の2つのテストタイプについて、満点が何点なのか紹介します。

  • TOEFL iBT®
  • TOEFL ITP®

TOEFL iBT®の満点は120点

TOEFL iBT®は英語の4技能を測定する個人受験用のテストで、満点は120点です。

下記にTOEFL iBT®の試験概要をまとめます。

試験形式会場でのコンピュータ受験
試験時間約2時間
受験料US$245
スコア満点:120点(総合:0〜120点、各セクション0〜30点)
試験構成・Reading:20問
・Listening:28問
・Speaking:4問 *Integrated task(統合型問題)が3問
・Writing:2問 *Integrated task(統合型問題)が1問
※「会場受験TOEFL iBT – 特徴・構成・料金」を参考にしながら筆者が作成

TOEFL iBT®は世界160か国の教育機関で英語力証明として使えるもので、「読んで聞いた内容を書く」のように、スキルを組み合わせた解答が必要になるIntegrated taks(統合型スキル)の問題形式を含むのが特徴です。

また、SpeakingとWritingの採点には、採点者の主観が影響しないように、複数の採点者とAI採点を併用している点も特徴として挙げられます。

TOEFL受験者の90%以上がTOEFL iBT®の受験者であるため、一般的に「TOEFL」というときは、「TOEFL iBT®」を指していることがほとんどです。

そのため、本記事ではTOEFL iBT®の内容を中心にまとめていきます。

TOEFL ITP®の満点は677点と500点

TOEFL ITP®は2つのレベルがある団体向けテストプログラムで、Level 1の満点は677点Level 2の満点は500点です。

TOEFL ITP®の概要は下記の通りです。

スクロールできます
Level 1(中級から上級レベル)Level 2(初級から中級レベル)
試験形式・マークシート形式(ペーパー版)  
・コンピュータ受験形式(デジタル版)
試験時間約115分約70分
受験料TOEFL iBTの約7分の1(受験者数により変動あり)
スコア満点:677点
(総合:310〜677点、各セクション31〜68点)
満点:500点
(総合:200〜500点、各セクション20〜50点)
試験構成・Listening Comprehension:50問
・Structure and Written Expression:40問
・Reading Comprehension:50問
・Listening Comprehension:30問
・Structure and Written Expression:25問
・Reading and Vocabulary:40問
※「TOEFL ITP®とは」を参考にしながら筆者が作成

TOEFL iBT®とは異なり、ITP®にはスピーキングとライティングのスキル測定が含まれません。

ただし、デジタル版を受験する場合は、スピーキングテストをオプションで追加受験することが可能です。

下記の記事では、TOEFL iBTとITPの違いをさらに詳しく解説しています。

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TOEFL満点の難易度を他の英語資格試験や国際的な英語力の指標に換算すると?

TOEFLでの満点取得の難易度を見るために、本章では、TOEFLのスコアを下記の英語資格や国際的な英語力指標と比較して見ていきます。

  • TOEIC(英語資格試験)
  • IELTS(英語資格試験)
  • CEFR(国際英語力指標)

TOEFLスコアをTOEICに換算すると?

まずは、ビジネスでの英語力を測るのに最も利用される試験「TOEIC」とTOEFLのスコアを比較してみます。

TOEFLテストの運営を行うETSの「会場受験TOEFL iBT® – スコアについて」と「TOEFL ITP®とは – TOEFLスコアとCEFRのレベル」の情報と、TOEICテストの運営を行うIIBCの「TOEIC® Program各テストスコアとCEFRとの対照表」にある情報を組み合わせると、下記のようなスコア換算となります。

TOEIC®TOEFL iBT®TOEFL ITP® Level 1TOEFL ITP® Level 2
945 – 990114 – 120
95 – 113620 – 677
785 – 94472 – 94543 – 619
550 – 78442 – 71433 – 542433 – 500
225 – 549343 – 432343 – 432

スコアを比較する際は、TOEIC®ではビジネス英語や日常会話に重点を置いた問題が中心である一方、TOEFLではアカデミックな問題が中心である点を留意して見る必要があるでしょう。この換算はあくまで「目安」として捉えてください。

それでも、TOEIC®とTOEFL ITP®はどちらも解答形式が選択式で、リスニングとリーディングに重点を置いた測定となるため、スコアの換算は比較的信用度が高いものだといえそうです。

TOEFL iBT®の場合は、スピーキングやライティングの測定結果も全体スコアに影響するため、TOEICで満点を取れていても、TOEFL iBT®では満点に及ばないということも十分考えられます。

よって、TOEFLスコアをTOEICスコアに換算すると、下記2つのことがいえます。

  • TOEFL ITP®で満点を目指すのは、TOEICで満点を目指すのと同程度の難易度
  • TOEFL iBT®で満点を目指すのは、TOEICで満点を目指すより難易度が高くなる

TOEFLスコアをIELTSに換算すると?

今度は、「IELTS」へのTOEFLスコアの換算を見てみましょう。

スコアを比較する前に、IELTSにも2種類あるので、下記に簡単に概要をまとめます。

IELTS
General Training Module
IELTS
Academic Module
試験の主な用途英語圏での就職や移住の際にビザ申請に必要な英語力証明海外の大学・大学院進学のための英語力証明
問題傾向日常生活や職場でのやり取りを想定した課題や設問が多いアカデミックな内容が多い
スコア評価方法4技能スコアがそれぞれ1〜9点の中で0.5点刻みで算出され、そのスコア平均がOverallスコアとして算出される
特徴・イギリス発祥の試験
・IELTS Academic Moduleはイギリスやオーストラリア、その他英国連邦に所属する国や地域の大学・大学院留学に必要な英語力証明だが、現在はTOEFLでの代用が可能

IELTSスコアとTOEFL ITP®を比較する公式のデータが見つからなかったため、ここではアカデミックな内容が多い「IELTS Academic Module」とTOEFL iBT®のスコア換算を紹介します。

IELTS Academic Module
Overall スコア
TOEFL iBT®
9118 – 120
8.5115 – 117
8110 – 114
7.5102 – 109
794 – 101
6.579 – 93
660 – 78
5.546 – 59
※「TOEFL iBT® Comparing TOEFL iBT Scores」を参考にしながら筆者が作成

この換算表が示すのは、TOEFL iBT®の満点スコアはIELTS Overall スコア9に相当するということです。

IELTS Overallスコア 9の英語力はネイティブレベルとされていることを踏まえると、TOEFL iBT®で満点を取るのは、IELTSで最高スコアを取るのと同等の難易度で、ネイティブ並みの高い英語力が求められるという結論になります。

下記の記事では、IELTSのスコアごとのレベル感をさらに詳しく解説しています。

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TOEFLスコアをCEFRレベルに換算すると?

最後に、TOEFLスコアと「CEFR」レベルの換算も紹介します。

CEFR(Common European Framework of Reference for Languages:外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠)は、外国語の運用能力を共通で測るための国際指標です。

CEFRの各レベルには言語能力についての定義づけがあり、レベルを知ることでその人の言語能力を知ることが可能です。

たとえば、「B2」と示されたときには「専門分野の議論も含め、トピック内の複雑な文章の主な内容を理解でき、幅広い話題についてわかりやすい文章を作ることができる」という言語能力があることがわかります。

日本でも大学入試やビジネスの現場において、英語力の指標として取り入れられており、CEFRの評価は低い順にA1・A2・B1・B2・C1・C2となっています。

下記は、CEFRとTOEFLスコアの対照表です。

CEFRTOEFL iBT®TOEFL ITP® Level 1TOEFL ITP® Level 2
C2114 – 120
C195 – 113620 – 677
B272 – 94543 – 619
B142 – 71433 – 542433 – 500
A2343 – 432343 – 432
※「会場受験TOEFL iBT® – スコアについて」と「TOEFL ITP®とは – TOEFLスコアとCEFRのレベル」を参考にしながら筆者が作成

TOEFL ITP® Level 1の満点に該当するCEFRの「C1」は下記のような定義づけがあります。

  • 高度な内容の長い文章を理解し、含まれる意味を把握できる
  • 流暢で自然な自己表現ができ、社会生活や学問、仕事で言葉を効果的に使いこなせる
  • 複雑な話題について、明確で構成のしっかりした詳細な文章を作成できる

このことから、TOEFL ITP® Level 1の満点取得には、日常の会話で支障なくコミュニケーションを取れるレベルの英語力があり、英語のライティング能力もしっかり身についている必要があるといえます。

また、TOEFL iBT®の満点に該当する「C2」の定義は「聞いたり読んだりした情報を簡単に理解し、整理して再構築できる」「自然に、流暢かつ正確に自己表現できる」です。

TOEFL iBT®の満点取得のためには、高度な英語力をベースに、スピーキングやライティングでの高い文章構成力が求められることがわかります。

下記の記事では、CEFRで示される英語レベルをさらに詳しく解説しています。

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TOEFL満点取得は日本人でも可能?

前章でのスコア比較を踏まえ、本章では、日本人にもTOEFL iBT®で満点を取得することが可能なのかを検証していきます。

下記は、ETSのTOEFL iBT®に関する報告データ「TOEFL iBT® Test and Score Data Summary 2023」を元に、筆者が受験者全体の平均スコアといくつかの国の受験者の平均スコアをまとめたものです。

総合ReadingListeningSpeakingWriting
受験者全体平均スコア8722.322.320.821.2
日本人平均スコア7319181718
アメリカ人平均スコア9223242322
オーストラリア人平均スコア9624252423
イギリス人平均スコア9624252423

まず、日本人の平均スコアと受験者全体の平均スコアを比較すると、日本人平均が全体の平均を下回っており、日本人にとってTOEFL iBT®は難しい試験であるとわかります。

また、アメリカ人などネイティブの結果を見ると、平均総合スコアは100を切っており、ネイティブにも難しい試験であることが伺えます。

さらに「TOEFL iBT® Test and Score Data Summary 2023」の、特定のスコアに満たない受験者が全体のどのくらいを占めるかを表す「Percentile Rank(パーセンタイルランク)」の項も見てみましょう。

満点の120点で確認するとPercentile Rankは「100」とあり、2023年は満点の120点に満たなかった人が100%、つまり満点取得者がいなかったようです。

ただし、セクション別のスコアでは各セクション満点取得者がおり、総合スコアの最高は「116点」と極めて満点に近いスコア取得者がいたという結果になっています。

TOEFL iBT®での満点取得は日本人にとってはかなり難易度が高いといえそうですが、スコア116の取得者がいることも考慮すると、満点取得は不可能とは言い切れないというところでしょう。

【目的別】TOEFLスコア達成目安

TOEFL iBT®での満点取得は非常に難易度が高いため、最初から満点を目指すのではなく、自分の目的に合ったスコアを目標とすることが重要です。

まずは目的に合うスコア取得に向け、コツコツと学習を進めましょう。

目的別のスコア目標は下記が目安になります。

  • カレッジや海外大学への入学 →60〜79点
  • 大学トップ校への入学やキャリアアップ →80~100点
  • 海外の大学院入学や外務省での採用 →90~109点
  • 最難関大学への入学 →100〜120点

本章では、それぞれのスコア目安について関連の学校名も挙げて詳しく解説していきます。

カレッジや海外大学への入学|60〜79点

カレッジ(学部数が少ない小規模大学)や海外大学への入学を目指すのであれば、スコア60〜79点が必要です。

60〜79点あれば、下記のような学校の入学基準を満たせます。(年度や学部によって異なるため公式ホームページを要確認)

  • ベルビュー・カレッジ(アメリカ)
  • ピアース・カレッジ(アメリカ)
  • ロンドン大学シティ校(イギリス)
  • ニューカッスル大学(オーストラリア)
  • ラ・トローブ大学 (オーストラリア)

入学基準を60点代としているカレッジ・大学が多くありますが、スコア60では英語環境での学習に少し不安を覚えるかもしれません。

大学入学後にESLクラスのような英語学習コースを受講して英語力の補強を図ることもできますが、大学の要件スコアぴったりを目標点とせず、入学時期までに80点台を目指すつもりで学習を進めることをおすすめします。

大学トップ校への入学やキャリアアップ|80~100点

大学ランキングの上位校を目指したり、キャリアアップを目的としたりするなら、80〜100点を目指しましょう。

80〜100点であれば、下記のような大学の入学基準を満たせます。(年度や学部によって異なるため公式ホームページを要確認)

  • スタンフォード大学(アメリカ)
  • ノッティンガム大学(イギリス)
  • リーズ大学(イギリス)
  • アルバータ大学(カナダ)
  • クイーンズランド大学(オーストラリア)

スコアが80を超えれば、海外でも支障なく日常生活を送れるほどのレベルとなり、TOEFL iBT®のスコアが90を超えると大学ランキング上位の大学の選択肢も一気に多くなります。

90点台であれば専門的な英語の扱いも可能となるため、就職活動やキャリアアップの際の英語力証明としても十分示せるレベルです。

海外の大学院入学や外務省での採用|90~109点

海外の大学院入学を目指したり、外務省への就職・転職を意識したりする場合に必要なスコアは90〜109点が目安です。

90〜109点に達していれば、下記のような大学院の入学基準を満たせます。(年度や学部によって異なるため公式ホームページを要確認)

  • マサチューセッツ工科大学(アメリカ)
  • ボストン大学(アメリカ)
  • インペリアル・カレッジ・ロンドン(イギリス)
  • ビクトリア大学(カナダ)
  • シドニー大学(オーストラリア)

大学院では、専門的なリーディングライティング能力が求められ、英語で論文を執筆したり、ディスカッションしたりすることが多くなります。

このため、大学院ではTOEFL iBT® スコア要件100を基本とするところがほとんどです。

また、外務省も書記官級の採用では、TOEFL iBT® スコア100点以上を要件に置いており、このスコア帯は国際的な職場で十分活かせるレベルといえます。

最難関大学への入学|100〜120点

有名難関大学への入学を目指すのであれば100〜120点が必要です。

100〜120点に達していれば、下記のような大学の入学基準を満たせます。(年度や学部によって異なるため公式ホームページを要確認)

  • イェール大学(アメリカ)
  • ペンシルベニア大学(アメリカ)
  • ブラウン大学(アメリカ)
  • オックスフォード大学(イギリス)
  • ケンブリッジ大学(イギリス)
  • ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(イギリス)

TOEFL iBT® 100〜120点台になると、アカデミックな論文やプレゼンテーションに必要なリーディングやライティングの能力、さらにスピーキングやリスニングのスキルも非常に高いレベルだと証明できます。

このスコア帯なら、アメリカのアイビーリーグと呼ばれる超エリート校やイギリスのラッセルグループに入っている著名な研究大学への英語力証明としても十分通用するレベルです。

TOEFLで満点を取るための勉強法

目的別のスコアを確認したら、最終的な目標として満点取得を目指していきましょう。

本章では、TOEFL iBT®で満点を取得するための勉強法を、下記のポイントごとに解説します。

  • 苦手分野をなくす
  • アカデミックな文章を多読する
  • 文法・語彙力を強化する
  • 正しい発音を身につける
  • 長時間の英語での講義を多聴する
  • 自分が話す英語の音声を録音し発音や文法ミスがないか確認する
  • エッセイの書き方の基本構成を習得して繰り返し書き、ネイティブに添削してもらう

学習のポイントを押さえて、効率的にTOEFLの学習を進めましょう。

苦手分野をなくす

TOEFLで満点を取るためには、苦手分野をなくして、英語の4技能それぞれの力をバランスよく発揮できるようにすることが重要です。

特に、TOEFL iBT®では「読んで聞いた内容を要約して話す」「読んで聞いた内容を要約してエッセイ形式で書く」というIntegrated task(統合型スキル)の問題形式があるため、4技能のどれかで苦手意識があると得点しづらくなってしまいます。

4技能のバランスを見るだけではなく、問題集を繰り返し解いて、セクションや問題形式別で自分が苦手とするポイントの洗い出しをする作業も重要です。

自分の弱点がわかったら、それぞれ対策を立てて学習に取り組みましょう。

アカデミックな文章を多読する

TOEFL iBT®で出題される大学・大学院レベルのアカデミックな問題にも対応できるよう英語の学術論文や学術誌などを多く読んでおくことも必要です。

試験では、自然科学や社会科学、芸術など幅広い分野の内容が扱われるため、下記も参考にアカデミックな雑誌やサイトの記事を読む習慣をつけておくといいでしょう。

メディア名カバー分野
National Geographic・地理学
・人類学
・自然
・環境学
・ポピュラーサイエンス
・歴史
・文化
The Economist・国際政治
・経済
・科学技術
・書評
・芸術
Science・科学
Nature・科学

こうした分野の文章を読んでおくことは、分野の知識に触れておくということだけでなく、読解や問題を解くスピードを上げることにもつながります。

TOEFLの過去問や問題集も活用しながら多くの文章に触れて、語彙力も強化しながらリーディングの力をしっかり磨きましょう。

Integrated taskの問題に備えて、読んだ内容を要約したり、自分の意見を英語でまとめたりする練習をしておくのも効果的です。

文法・語彙力を強化する

TOEFLで満点取得のためには、文法や語彙の正確さも重要な要素です。

アカデミックで専門的な単語や熟語が登場するTOEFLでスムーズに内容を理解し、正解にたどり着くためには幅広い語彙力が求められます。

TOEFLで満点を目指すのであれば、過去問で頻出の単語はくまなく押さえておき、単語集を使う場合も、TOEFLに特化した単語集を使うようにしましょう。

単語力を強化する際には、必ず発音もセットでインプットするように意識してください。スペルと意味を覚えるだけでは、せっかく覚えた単語が使われていてもリスニング問題やスピーキング問題に対応できません。

また、文法ミスや単語の誤用でスコアに影響が出ないよう、基本的な英文法はもちろん、TOEFLの過去問で構文がわからないものがあれば理解できるまで徹底的に学習しましょう。

正しい発音を身につける

TOEFLのスピーキングセクションとリスニングセクションでの満点達成には、正しい発音を身につけることも必須です。

発音矯正のためには、聴こえた音声の内容を即座に口に出して繰り返す「シャドーイング」が効果的です。

シャドーイングは以下のように行います。

  1. まずは英語の音声のみを聞いて自分の内容理解度を確かめる
  2. スクリプトを見ながらもう1度音声を聞く
  3. 1文ずつ音声の後に繰り返して発音する
  4. 音声と一緒に音読する
  5. 文章を見ながら音声を追いかけるように音読する
  6. 文章を見ずに聴こえた音声を追いかけるように発音する

はじめはうまくいかないこともありますが、めげずに練習を続けましょう。

次第に英語独特の音のつながり「リエゾン*」や強弱のパターンも理解できるようになり、英語の発音も正しくできるようになります。

*リエゾンとは、get upの発音が「ゲットアップ」ではなく「ゲラップ」のように単語同士のつながりで音が変化する現象のことです。

シャドーイングを繰り返すことで、英語のリズムや文章構造が脳に定着するため、リスニング力とスピーキング力の向上にもつながります。

下記の記事では、シャドーイングについて詳しく解説しています。

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長時間の英語での講義を多聴する

アカデミックな内容が基本となるTOEFLでは、リスニングセクションの内容に対応できるよう、英語での講義を多く聴いて備えておく必要があります。

TED TalksCouseraなどを活用して、講義形式のリスニングに慣れておきましょう。

専門的な内容を扱う長めの講義を聞き込み、リスニング力とアカデミックな知識の両方を身につけておくことが、満点取得につながります。

自分が話す英語の音声を録音し発音や文法ミスがないか確認する

TOEFLのスピーキングセクションで満点を目指すには、自分が話す英語の音声を録音し、発音や文法の細かなところまでチェックすると効果的です。

客観的に自分の音声を聞くと、発話していたときに気づかなかった発音や文法のミスに気づきやすくなります。

また、録音で確認すると、自分の文章構成や話すスピードについてもチェックができるだけでなく、解答時間の60秒で自分がどれほどの単語を話せているかがわかるため、解答の改善点も見つけやすくなります。

エッセイの書き方の基本構成を習得して繰り返し書き、ネイティブに添削してもらう

TEOFLのライティングセクションで満点を目指すには、エッセイの基本構成を押さえて、適切なフィードバックを受けながら練習を重ねることが必要です。

ライティングセクションは、読む・聞く・書くの3スキルを組み合わせて文章を書く「Integrated task」と、チャットベースのディスカッションに参加して文章を書く「Academic Discussion task」で構成されています。

Integrated taskでは、聞いた講義の内容の要点をうまく整理し、文章で読み取った内容との関連性を説明する必要があり、言い換え表現や「まず」「次に」といったディスコースマーカーの使用を意識した解答が求められます。

Academic Discussion taskは、自分のアイディアをきちんとまとめていく必要があるので、まずは主張をはっきりさせて、具体例や理由を述べた上で結論をまとめるような文章構成を意識しましょう。

エッセイを書いたら、ネイティブに添削してもらい、下記の点をチェックしてもらうことをおすすめします。

  • 文章の構成
  • 論理性
  • 誤字脱字
  • 英文法のミスの有無

ネイティブの添削を受ける以外にも、Grammarlyのような文法チェッカーやChatGPTを使い、日頃から自分の書く英文に細かくチェックを入れておくのも有効です。

しかし、これらのツールは100%正確であるとは限らないので、使用する際には注意してください。

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TOEFLのスコアアップにかかる時間は?

ケンブリッジ(Cambridge University Press & Assessment)の「How long does it take to learn a language?」によれば、CEFRレベルを次のレベルに上げるには100〜200時間の学習が必要だとされています。

また、英語レベルが上がるほどに学習に必要な時間は多くなり、B1レベルからB2レベルへ上げるには180〜260時間の学習時間が必要だとも示されています。

下記は、すでに紹介したCEFRとTOEFLスコア換算表です。

CEFRTOEFL iBT®TOEFL ITP® Level 1TOEFL ITP® Level 2
C2114 – 120
C195 – 113620 – 677
B272 – 94543 – 619
B142 – 71433 – 542433 – 500
A2343 – 432343 – 432
※「会場受験TOEFL iBT® – スコアについて」と「TOEFL ITP®とは – TOEFLスコアとCEFRのレベル」を参考にしながら筆者が作成

現在の英語レベルがどのあたりにあるのかにもよりますが、トップ校の大学への入学やキャリアップにも活かせるスコア(B2〜C1レベル)を目指すのであれば、少なくとも200〜250時間程度を確保して学習に臨む必要があります。

TOEFLスコアアップの鍵は習慣化!効率的に学習するならプログリット!

この記事を通じて、TOEFLでスコアアップするためには、目標を明確にしてコツコツと学習を進めていく必要があるとおわかりいただけたでしょう。

難易度の高い試験であるからこそ、勉強せざるを得ない環境を自分で作り出したり、フィードバックを受けてモチベーションを維持できる環境を作り出したりして、学習を続けていくことが非常に重要です。

しかし、多忙を極める社会人にとっては、こうした英語学習環境を整えていくのは容易なことではありません。

そんなときにおすすめしたいのが、プログリットの英語コーチングです。

プログリットは、第二言語習得の最新研究に基づいた科学的な知見を活かし、英語学習者を徹底的にサポートします。

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プログリットでTOEFLスコアアップに成功した人の実例

プログリットの「TOEFL iBT® TEST / IELTSコース」で短期間で効率よく学んだことで、目指していた大学や大学院の入学基準に達し、無事に留学できた方も多くいらっしゃいます。

スコアアップに成功した方の事例を紹介します。

事例① 米国でのMBA取得のために、僕がプログリットを選んだ理由

MBA取得を目標に、米国大学進学に必須のTOEFLのスコアアップを目指していたところ、友人からプログリットについて聞きました。

無料カウンセリングでは、取り組む学習法によって適切な教材レベルが異なるという話もあり、的確なアドバイスで効率的に学べると思って受講を決意しました。

朝だけでも毎日1.5時間の学習を続けて、成長を実感したのは2ヶ月が経った頃です。

TOEFL対策専門の学校に通う選択肢もあったかもしれませんが、プログリット受講によりTOEFLスコアは68点から78点にアップし、結果的にスコアアップにもつながる体系的な英語学習法を身につけられました

迷っているならやってみることをおすすめします。(M.K.氏)

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「米国でのMBA取得のために、僕がプログリットを選んだ理由」 | 英語コーチングならプログリット【公式】 「米国の大学でMBAを取得すること」を英語学習の目標に据えたM.Kさん。そのため米国進学に必須のTOEFLの点

事例② アメリカでの登壇や大学院進学で英語が必須に

大学院進学のためにTOEFLスコアが必要となり、勤務先の教育補助もあってプログリットを受講しました。

週1回のコンサルタントとの面談ではマインドのリセットができたため、モチベーションを維持できたと感じています。

スキマ時間の捻出に必死になったこともありましたが、次第に学習への抵抗感がなくなり、学習を習慣化できました。

最終的にTOEFLスコアは21点アップで留学も視野に入りましたし、アメリカ出張でも「会話の解像度が上がった」と感じ、業務上の海外とのコラボレーションにも抵抗感がなくなりました。

進学先の大学院では英語を活用できる場面が多いので、さらにスキルを磨きたいです。(広瀬 瑠奈氏)

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アメリカでの登壇や大学院進学で英語が必須に。 | 英語コーチングならプログリット【公式】 外資系企業勤務で元々英語が必要だった広瀬さん。大学院進学のためにTOEFLのスコアが必須となり、プログリット受

まとめ

TOEFLで満点を目指すことは決して簡単ではありませんが、計画的な学習と実践的な練習を積み重ねることで、英語の4技能をバランスよく磨き、英語力を根本から強化できます。

まずは、目的に合ったスコアを目標にしてコツコツと学習を続けましょう。

最終的にTOEFL満点を目指していけるよう、必要な英語力をバランスよく伸ばしていくことが大切です。

TOEFLの勉強法や英語コーチングについてより詳しく知りたい方は、お気軽にプログリットにお問い合わせください。

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Daisuke|監修者
プログリットのカリキュラム開発部:PGUマネージャー
英語コンサルタントを経験後、英語学習に関するデータ分析や自然言語処理・音声処理技術を用いた専用カリキュラムの設計・アルゴリズム開発に従事。現在は、「最高の英語学習を追求し、サービスをアップデートする」チーム(Learning Labs)で、応用言語学や第二言語習得論などの学術的観点と最新AI技術などテクノロジーの両面からサービス開発・改善に携わっています。
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