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 外資系企業で求められる英語レベルは?転職や昇進に必要な資格も解説

  • 外資系企業で働くことに興味があるんだけど、どれくらいの英語力が求められるの?
  • 外資系企業では、どんな場面で英語力が求められるの?
  • 外資系企業も業界や職種によって求められる英語力が異なるの?

外資系企業への就職・転職に興味がある学生の方やビジネスパーソンで、これらのような疑問を抱えている方はいませんか?業界や職種によって多少の違いはありますが、外資系企業に就職・転職するためには高い英語力が必要です。

この記事では、外資系企業で求められる英語レベルについて、業界・職種別に詳しく解説します。

外資系企業への就職・転職に興味がある方は必読です!

もくじ

外資系企業で求められる英語レベルとは

外資系企業とはいえ、すべての業種・職種に高い英語力が求められているわけではありません。

なかには、オフィスにいる従業員全員が日本人で、業務に全く英語を使わないケースもあります。求人票に必要な英語力が明記されていることが一般的です。志望する企業の求人票や募集要項を確認してみましょう。

ここでは日常的に英語を使う部門に勤務することを想定して、どの程度の英語力が求められるかについて解説します。

目安となる資格はTOEIC®800点以上

外資系企業で日常的に英語を使う部署や部門で働く場合、業務に支障がない英語力はTOEIC®800点以上が目安となっています。

下記の表は、文部科学省が2015年に発表した「各試験団体のデータによるCEFRとの対照表」です。

TOEIC®800点はCEFR B2レベルで、英検準1級やTOEFL iBT 72〜94点と同程度の英語力であるとされています。

出典:文部科学省「各試験団体のデータによるCEFRとの対照表

TOEIC®のスコアはあくまで目安とされていますが、TOEIC®で基準となっているスコアを取得しないと採用に至らないこともあります。志望する企業の求人票や募集要項をできるだけ早く確認して、時間に余裕を持って対策しましょう。

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テストのスコアよりもコミュニケーションスキルを重視

前項で、外資系企業に入社するために必要な英語力の目安について説明しました。

入社の段階ではTOEIC®のスコアをチェックされますが、仕事で評価されるためにはテストのスコアよりも、英語でのコミュニケーション能力の方が重視されます。

英単語や文法の知識が豊富で資格試験では良い成績を取れるものの、実際に英語を話す際に単語やフレーズが出てこなくて、スムーズに英語でコミュニケーションができないという日本人は少なくありません。

筆者はオーストラリア企業に勤務していた際、会議の場面で頻繁に意見を求められ辛い思いをしたことが何度もあります。スピーキング力が弱いと現場で困ってしまうことにも繋がりかねないため、英語でのコミュニケーション能力の向上を目指しましょう。

新卒採用や転職時のレジュメや面接で英語力を問う企業が増加

英語でのコミュニケーションを苦手にする日本人が多いことから、近年外資系企業だけでなく国内企業でも、履歴書や面接で英語力を尋ねたり、英語で面接を実施したりするケースが増えています。

面接官の英語での質問に対して、シンプルで分かりやすい英語を使って堂々と回答することが大切です。

業務の中で英語を使うシーン例

外資系企業で英語を使用する業務や場面は主に4つあり、下記の通りです。

  • 外国人の同僚との日常会話
  • 海外の取引先や同僚とのメール
  • 電話応対
  • 資料作成・プレゼンテーション

外資系企業のどのような場面・業務で英語が使われているのかを知ることで、求められている英語力に達しているかどうかをイメージできます。不安な業務やシーンがあれば入社までに克服するようにしましょう。

外国人の同僚との日常会話

外資系企業の場合、オフィスに外国人従業員がいることが一般的です。

そのため、挨拶や雑談、打ち合わせなどが英語で行われることが想定されるため、これらのシーンを想定して英語でコミュニケーションが取れるようにしましょう。特に、同僚との日常会話を大切にすることで良好な人間関係を築けます。

下記のような話題を振って、相手と積極的にコミュニケーションを図ってみてください。

スクロールできます
トピック・話題使えるフレーズの例
天気・季節 It’s a beautiful day, isn’t it? 
 今日は天気がいいですね。

 It’s been rainy these days.  
 最近雨がずっと降っていますね。

 The ⚪︎⚪︎season is almost here.  
 ⚪︎⚪︎の季節がもうすぐやってきますね。

 The ⚪︎⚪︎season is almost over. 
 ⚪︎⚪︎の季節がもうすぐ終わりますね。
相手の服装・持ち物 I like your ⚪︎⚪︎. 
 あなたの⚪︎⚪︎素敵ですね。

 What a lovely ⚪︎⚪︎! 
 なんて素敵な⚪︎⚪︎なの!

 You look cool / gorgeous.  
 カッコいい!/ステキ!
週末の予定・出来事 Do you have any plans for this weekend? 
 今週末は何か予定がありますか?

 How was your weekend? 
 先週末は何をしましたか?
趣味 What do you do in your free time? 
 暇なときは何をしているの?

 What do you like to do? 
 何をするのが好きですか?

 Are you into anything now? 
 今ハマっているものは何かありますか?

海外の取引先や同僚とのメール

海外の取引先や同僚とのメールは、最も多いシーンの1つです。英語のメールは、下記のようにさまざまな点で日本語のメールとは異なります。

英語のメールの書き方に慣れるとともに、相手からのメールを正確に読み取る力が必要です。

  • 時候の挨拶は書かない
  • 1文ごとに改行しない
  • 太字やアンダーラインなどを活用して読みやすさを重視する
  • 「行間を読む」「文脈から判断する」は通用しない
  • 結語を相手との関係性やシーンによって使い分ける
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電話応対

近年、ZoomやGoogle MeetなどのWeb会議が浸透しつつありますが、英語での電話応対もよくある日常業務です。

しかし、電話応対はメールの作成よりも難易度が高いため注意してください。

メールの場合は自分のペースで読み書きできますが、電話の場合はそうではありません。

また、相手の表情やボディランゲージが見えないため、得られる情報が音声のみでかなり限定的です。相手が急いでいて、まくし立てるように話すこともあります。相手の英語が上手く聞き取れずパニックになってしまって、言葉に詰まってしまう人も少なくないため、事前にトレーニングしておくことがおすすめです。

筆者もオーストラリア企業に勤務していた際には、電話応対が最も苦手な業務でした。しかし、よく使われるフレーズを覚えて電話に出ることで緊張がほぐれました。

また、電話応対は慣れです。何回もこなすことでコツがつかめてくるでしょう。

下記の記事に電話対応に使えるフレーズが紹介されています。

ぜひ読んでみてください。

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資料作成・プレゼンテーション

資料作成やプレゼンテーションもよくある日常業務の1つです。

英語で資料を作成するためには、高いライティング力が求められます。

作成した資料を使いながら、論理的かつ相手を説得できるような高いプレゼンテーション能力も必要です。

また、プレゼンテーション後の質疑応答の時間にオーディエンスから想定外の質問をされて、英語で回答することもあるでしょう。

このように臨機応変に対応できる高い英語力が必要であることから、多くのビジネスマンがプレゼンテーションやスピーチに苦手意識を感じています。入社前からしっかりと準備・対策をしましょう。

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【業界別】外資系企業で求められる英語力

一口に「外資系企業」と言っても、求められる英語力は業界によって大きく異なるものです。

ここでは、下記の4つの業界に分けてそれぞれ必要な英語力の目安や、どのような英語力が求められるのかについて解説します。外資系企業の業界選びに役立ててください。

  1. 金融
  2. コンサル
  3. メーカー
  4. IT

金融

金融業界はミスが許されない業界であるため、業界専門用語を含めて正確に英語を表現・理解できる英語力、つまりネイティブレベルの英語力が求められます。そのため、外資系の金融業界には留学経験者や帰国子女などバイリンガルが多いです。

下記のように、さまざまな場面や業務に対応できる幅広い英語力を身につけましょう。

  • 電話応対や会議でのディスカッション
  • 英文資料やメールの作成
  • 資料やレポートの正確な読み取り

コンサルタント

コンサルタントも下記のようにさまざまな場面で英語を使うため、高い英語力が必要です。

  • メールの読み書き
  • 同僚との日常的な会話
  • レポート作成
  • プレゼンテーション

また、ポジションが上がるにつれて求められる英語レベルやスキルもアップします。

TOEIC®でのハイスコアだけでなく、MBA(Master of Business Administrationの略で「経営学修士」を意味する)などの学歴や、米国公認会計士などの資格を所持していると採用に有利に働くでしょう。

メーカー

メーカーの場合は、エンジニアや営業など職種によって求められる英語力が異なりますが、専門用語が頻出する文書を正確に理解できるほどの英語力が必要になるケースが多いです。

世間一般で高い英語力があると評価される人であっても、外資系メーカーに就職・転職後に改めて英語を勉強し直す人がたくさんいます。外資系のメーカーに就職・転職することを志望する人は、心して臨みましょう。

IT

IT系の場合は、企業の規模によって求められる英語力が異なります。

小規模なIT企業は、自分で何でもできるスキルや能力が求められる傾向があるため、海外との専門的なコミュニケーションができるほどの高い英語力が必要です。それに対して、老舗の大手IT企業の場合は、社内にノウハウが蓄積されており情報共有体制が整備されていることが一般的です。そのため、簡単な応対ができるほどの英語力があれば十分でしょう。

しかし、大手IT企業に勤務していたとしても、英語力があることで他の従業員と差別化を図ることができるため、英語力をブラッシュアップさせることをおすすめします。

【職種別】外資系企業で求められる英語力

上記にもありますが、外資系企業で求められる英語力は業界による違いもありますが、社内の職種によっても大きく異なるものです。そのため、外資企業で求められる英語力について下記の3つの職種別に紹介します。

  1. 営業
  2. SE
  3. 事務職

営業

自分が志望する職種に必要な英語力を把握するのに役立ててください。

営業職に求められる英語力はクライアントによって異なります。

日本人のクライアントがメインである場合は、それほど高い英語力は求められません。

英文メールの読み書きができるほどの英語力があれば十分でしょう。

それに対して、外国人のクライアントがメインである場合は、滞りなくコミュニケーションが取れるほどの高い英語力が求められます。

業界研究や企業研究の際に、志望する企業の取引先や顧客についてリサーチしてみましょう。

SE

SEについては、英語力よりも技術力が重視される傾向があります。高い技術力があれば、多少英語が不自然でも問題なくコミュニケーションを取れることが多いです。

しかし、近年高い英語力を持つSEの需要が高まっています。英語力を向上させることで海外移住やキャリアアップも狙えるでしょう。SEとして就職・転職後も、英語の学習を継続させることをおすすめします。

事務職

一口に「事務職」と言っても、さまざまな職種があり、それぞれの職種で求められる英語力やスキルが異なります。

たとえば、経理の場合は高い読解力と正確な英文作成スキルが必要ですが、マーケティングや人事の場合は、本社と交渉やすり合わせができるほどの高い英語コミュニケーション能力が必要であるといった具合です。

マーケティングや人事の場合は、TOEIC®750〜900点ほどのスコアがあるのが望ましいです。

外資系企業で英語を話せないとどうなる?

前章で、外資系企業におけるさまざまな業界や職種で求められる英語力の目安について解説しました。

多くの業界・職種で高い英語力が必要です。

ビジネスレベルの高い英語力を有していることで、海外の拠点と協力して行うクロスボーダー案件に携われます。クロスボーダー案件は規模が大きくて重要な案件であることが多いことから、経験値やスキルがアップすることは間違いありません。クロスボーダー案件は外資系企業に勤務する醍醐味であると言えます。

英語を話せない人が外資系企業で働くと、やりがいや達成感を得られる場面や業務が限定されてしまうでしょう。

昇進や年収に影響

また、ビジネスレベルの高い英語力があることでアサインメント(業務)の幅が広がり、必然的に昇進や年収にも影響を与えます。外資系企業は日本企業とは異なり、実力主義・結果主義であることが多いです。

つまり、昇進できない従業員や、いつまでも年収が上がらない従業員は解雇されるリスクもあります。

これらの理由から、外資系企業に勤務したいと考えるのであればビジネスの場で自信を持って使える英語力を身につけることが大切です。

ビジネス英語の効果的な学習方法

最後に、ビジネスに通用するほどの高い英語力を身につけるために効果的な学習方法を解説します。ここで紹介する方法を実践すれば、入社するまでにビジネスレベルの英語力を身につけることは不可能なことではありません。

就職・転職活動をするタイミングにおける自身の英語力だけで、外資系企業にチャレンジすることを決して諦めないでください。

ビジネス英語力向上に必要なのは「学習生産性×投下時間」

プログリットは英語力を向上させるために必要な要素は、「学習生産性」と「投下時間」であると考えています。

「学習生産性」とは、「一定の時間勉強して、どの程度英語力を上げられるか」、つまり「勉強の効率」のことです。

多忙な日々を送るビジネスマンが英語学習だけに無尽蔵に時間を割くことはできません。自分のニーズや課題、そして英語レベルなどに合った最も効果的な学習方法を選ぶことで、短期間で飛躍的に英語力を向上させられるでしょう。

次に、「投下時間」とは字のごとく「学習時間」のことです。1日5分でも10分でも英語に触れるのが良いと考えられている風潮があります。

確かに、英語力を向上させるためには習慣的かつ継続的な学習が必要不可欠で、毎日少しの時間でも英語に触れることが大切です。しかし、このような短い学習時間では、あなたの学習目標を達成するまでに非常に時間がかかってしまい、学習効率が良いとは言えません。途中でモチベーションが下がり、挫折するリスクもあるでしょう。

このような理由から、プログリットはビジネスマンであっても短期集中で1日2〜3時間の英語学習時間を確保することを推奨しています。「そんなに時間を取れない」と尻込みしてしまう人も多いかもしれません。

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Maho|監修者
カリキュラム責任者
慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒。新卒で航空会社に入社し、CAとして国内線・国際線に3年間乗務。その後、海外で生活しながら本格的に英語を学びたいという想いから、夢だった大学院留学を決意。オーストラリアに渡り、応用言語学・英語教授法(TESOL)修士号を取得。株式会社プログリットで英語コンサルタントを経て、現在はカリキュラム責任者としてプログリットのカリキュラム開発を行う。
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