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英語で「承知いたしました」ってなんていう?ビジネスでも使える表現をご紹介

「取引先の上司に英語でどうやって『承知しました』って言えばいいの?」

「メールと会話では、『かしこまりました』という英語表現は違うの?」

「取引先とのメールで了解したことを伝えたいんだけど、”okay”って使っていいの?もっとふさわしい表現はあるの?」

ビジネス英語を学習している方で、このような疑問や悩みを抱えている方はいませんか?

私たちの日常生活で「承知しました」というフレーズはよく使われますが、それは英語でも同じです。

表現の種類も多いため、下記のように場面によって正しく使い分けることが大切です。

  • 上司や目上の人に使うフォーマルな表現
  • 同僚に使うカジュアルな表現
  • ビジネスメールで使う表現

この記事では、これらの場面で使える「承知しました」を意味する英語表現について例文を用いながら解説します。

読み終わる頃には、ビジネス上の会話やEメールで自信を持って「承知しました」という表現を使えるようになるでしょう。 

もくじ

基本的な「承知いたしました」の意味と使い方について

日本語には相手の意見や考えに賛同する際に、下記のようにさまざまな表現がありますね。

  • OK
  • 分かった。/ 分かりました。
  • 了解。 / 了解しました。
  • 承知しました。
  • かしこまりました。
  • 承りました。

これは英語でも同じで、下記のように使用する場面や、相手との関係性によって正しく使い分けることが大切です。

  • 上司や取引先の相手に使うフォーマルな表現
  • 同僚に使うカジュアルな表現
  • ビジネスメールで使う表現

場面や相手によって使用する表現を上手に使い分けられると、「この人は英語ができる!」と一目を置かれるだけでなく、相手と良好な関係を築けるようになります。 

フォーマルな表現方法

まずは、ビジネスシーンで上司や目上の人、あるいは取引先の人などに使えるフォーマルな表現を紹介します。

下記の5つの表現を押さえておきましょう。

  • Of course.
  • Certainly.
  • Absolutely.
  • I’m on it.
  • I agree with you.

ここでは、それぞれの表現の意味や使い方について例文付きで解説します。 

Of course.

“Of course.”と聞いて、「もちろん!」という意味を連想した方も多いでしょう。

「もちろん」という意味もありますが、相手の話や意見に同意や賛成を示すときに使うこともあります。

また、フォーマルな表現として紹介していますが、友人や家族など親しい人に対して使うことも可能です。

幅広い場面で使うことができる便利な表現なので、まずはこの表現を覚えましょう。

しかし、相手が否定疑問文(例:Don’t you agree with this plan?「あなたはこの計画に賛成しないのですか?」のように、”not”で始まる疑問文のこと)や”Do you mind 〜?”「〜しても構いませんか?気にしますか?」と尋ねられて同意を示す際には、”Of course not.”と返答する必要があるので注意してください。

“Of course.”を使った例文

A: I think you should insert a graph in your report. レポートにグラフを入れた方がいいんじゃないかと思うよ。

B: Of course.承知しました。

Certainly.

“Certainly.” は、日本語の「かしこまりました。」や「承知しました」に近い表現で、目上の人やお客様からの依頼を承諾する際に使います。

そのため、ビジネスシーンだけでなくレストランやお店で接客されたり、サービスを受けたりする際にも耳にする機会があるでしょう。

「サートゥンリー」と発音します。

“Certainly.”を使った例文
A: Excuse me. Can I order? すみません。注文しても良いですか?

B: Certainly. かしこまりました。

Absolutely.

“Absolutely.”も、相手からの依頼に承諾するときに使えるフォーマルな表現です。

基本的には”Certainly.”と同じ意味や使い方をしますが、厳密に言うと、”Absolutely.”の方が強調された表現で、「絶対その通りです。」「必ずやります。」といったニュアンスを持ちます。

この単語は「アブソルートリィ」と発音しますが、使い方によって「アクセント」の位置が変わるため、注意してください。

“absolutely”のアクセント
・”I absolutely agree with you.”のように副詞として2語以上の英文のなかで使われるときには、「ブソルートリィ」と最初の「ア」にアクセントがきます。・”Absolutely.”と一語で使われる場合は、「アブソートリィ」と「ル」にアクセントを置きます。

“Absolutely.”を使った例文
A: Could you join our dinner party tomorrow? 明日、私たちが行う晩餐会に出席できますか?

B: Absolutely. もちろん出席させていただきます。

I’m on it.

上司から指示を受けたときによく使われる表現が” I’m on it.”です。

この表現には、直ちに対応する、あるいは今取り掛かろうとしていたというニュアンスが含まれます。

海外ドラマや洋画で耳にしたこともある人も多いでしょう。

日常的によく使われるフレーズです。

ぜひ覚えて使いこなせるようにしてください。

“I’m on it.”を使った例文
A: We need to finish this project report by tomorrow. 明日までにこのプロジェクトのレポートを完成させなくてはいけない。
B: I’m on it. 承知いたしました。直ちに取り掛かります。

I agree with you.

相手の話や意見に対して同意・賛成を示す際には、” I agree with you. ”を使ってください。

“I agree with you.”を使った例文
A: I think we should reschedule the general meeting tomorrow because many participants are suffering from the flu.

参加者の多くがインフルエンザに罹っているため、明日の定例会議の日程を変更すべきだと思うんだけど。

B: I agree with you. How about next Friday?

その通りだと思います。来週の金曜日はいかがですか?

カジュアルな表現方法

つづいて、親しい同僚や友人などに対して「了解」「承知しました」と表現したいときに使える表現は9つあり、下記の通りです。

  • All right.
  • OK.
  • Noted.
  • I understand. / Understood.
  • Will do.
  • Sure thing.
  • Got it.
  • No problem.
  • Copy that. / Roger that.

ここでは、それぞれの表現の意味や使い方について例文付きで詳しく解説します。 

All right.

“All right.”は親しみやすく柔らかいニュアンスを持つ表現で、日本語では「分かった。」「了解。」に近い意味を持ちます。

友人や同僚とのカジュアルな会話において、相手の話を理解してその内容を把握したときに使ってみてください。

しかし、言い方によっては嫌々賛同しているように捉えられる可能性があるため、表情や言い方には十分注意しましょう。

“All right.”を使った例文
A: I’m planning to organize a farewell party for Jack. Could you help me?

ジャックの送別会を企画しようと思うんだけど。手伝ってもらえる?

B: All right.

了解。

OK.

相手の話や意見に同意や賛成を示す際に使われる最もカジュアルな表現が”OK.”です。

普段の生活のなかで、日本語でも”OK”を使う人が多いのではないでしょうか?

しかし、英語では”OK.”を多用すると相手の発言を真剣に受け止めていないような印象を与える可能性があります。

そのため、”OK.”は便利な表現ではありますが、他の表現も身につけて上手に使い回すことがおすすめです。

“OK.”を使った例文
A: I’ll be late because of a traffic jam. Could you make a copy of the document for the general meeting?

渋滞で遅れそう。会議で使う資料のコピーを取っておいてもらえるかな?

B: OK.

分かった。

Noted.

LINEやSMSなどのチャットで「了解」と伝えたいときによく使われる表現が”Noted.”です。

“Noted.”と単独でEメールで使われることもありますが、カジュアルかつ素っ気ない印象を与える可能性があるため、上司や目上の人、あるいは取引先の人にメールする際には使わないことをおすすめします。

(ビジネスメールで「承知しました」と表現する際によく使われる表現については次章で詳しく解説します。)

また、下記の表現についてもセットで覚えておきましょう。

【”Noted.”とセットで覚えたい英語表現】

スクロールできます
英語表現意味
Noted on + 名詞「〜について了解しました。」
Noted with appreciation.「承知いたしました。ありがとうございます。」
Duly noted.「(正式に・きちんと)承知いたしました。」

“Noted with appreciation.”や” Duly noted.”については、非常に丁寧な表現であるため、ビジネス文書やメールで使っても問題ありません。

“Noted.”を使った例文
A: Can you pick me up at 7:00 am tomorrow? 明日の朝7時に車で迎えにきてもらえますか?

B: Noted. 了解しました。

I understand. / Understood.

“I understand.”、あるいは”Understood.”で「承知しました。」「了解しました。」を意味するカジュアルな英語表現です。

日常会話では”Understood.”の方が使われる頻度が高いですが、”I understand.”のほうが自然で丁寧な印象を与えます。

日本語の「了解しました。」につられて”I understood.”としたくなりますが、これは誤りであるため気をつけてください。

なぜなら、過去形は「過去のこと」にフォーカスを当てた表現で、”I understood.”としてしまうと、「過去に了解したものの、現在は了解していない」というニュアンスになってしまうからです。

現在「理解している」ことを伝えるために、”I understand.”と現在形にします。

“I understand.”を使った例文
A: Hey, could you reply to the Email by 5 pm today?

ねぇ、そのメールの返信を今日の5時までにもらえるかな?

B: I understand.

了解。

“Understood.”を使った例文
A: Remember to include the latest sales data in this report.

このレポートに最新の売上結果を掲載することを忘れないようにしてね。

B: Understood.

了解。

Will do.

“Will do.”は相手がお願いしてきたことに対して了承する際に使う表現ですが、別れ際の挨拶に対する返事としても使えます。

“I will do it.”の省略として使われていることから、カジュアルでフランクな印象を与えてしまうため、使用する場面や相手には気をつけてください。

“Will do”を使った例文
A: Can you check if the meeting room is available now? Our client will come soon.

会議室が今使えるかチェックしてもらえるかな?クライアントがすぐ来るみたいなんだ。

B: Will do.

了解です。

Sure thing.

“Sure.”一語だけでも、「了解」や「もちろん」を意味する表現として使えますが、”Sure thing.”とすることでよりカジュアルで軽いニュアンスを表します。

アメリカでよく使われる表現です。

“Sure thing.”を使った例文
A: If you have any questions, don’t hesitate to ask me. もし何か分からないことがあったら、遠慮なく聞いてね。

B: Sure thing. もちろん。

Got it.

“Got it.”も、同僚や友人など親しい間柄の相手に対して「了解」「承知しました」と言いたいときによく使われる表現です。

この表現はカジュアル度によって、下記の3つに分けられます。

  • I got it.
  • Got it.
  • Gotcha.

“Got it.”はもともと” I got it.”を省略した表現で、” I got it.”の方が丁寧な表現です。

それに対して” Gotcha.”は” Got it.”をさらにカジュアルにした表現で、「ゴチャ」と発音します。

筆者はオーストラリアの大学院に留学していたのですが、”Gotcha.”は友人同士の会話でよく使われていました。

これら3つの表現をセットで覚えて、使用する相手や場面によって上手に使い分けられるようにしましょう。

“Got it.”を使った例文
A: Can you look after my kid while I’m working? 仕事している間、子どもの面倒を見てもらってもいい?

B: Got it. もちろんだよ。いいよ。

No problem.

相手のお願いや提案に対して、「大丈夫だよ、問題ないよ」と返答するときに使うカジュアルな表現が”No problem.”です。

しかし、オーストラリアでは、”No problem.”よりも”No worries.”の方が使われます。

使用する相手によって使い分けられるといいですね。

“No problem.”を使った例文
A: Could you arrange the chairs in a semicircle? 半円の形になるように椅子を並べてもらえるかな?

B: No problem.了解。問題ないよ。

Copy that. / Roger that.

“Copy that.”と”Roger that.”はいずれも、内部連絡など何か指示や命令を受けたときに「了解」と返答するときに使われる表現です。

“copy”と”roger”、いずれも軍隊の無線用語から来ています。

日本語で「了解」というときに「ラジャー」と返事をする人がいるかもしれません。

英語の場合は、”Roger”は人の名前と勘違いされる可能性があることから、必ず”that”を伴うようにしてください。

“Copy that.”を使った例文
A: The show will start at 7 pm. Don’t be late! ショーは午後7時スタートだよ。遅れないでね!

B: Copy that! 分かった!

“Roger that.”を使った例文
A: When you come back home, could you buy some tomatoes? 帰りにトマトを買ってきてくれる?

B: Roger that.了解。

ビジネスメールで使う表現

ビジネスメールで、「承知しました」「了解しました」と表現したいときに使える表現ですが、下記のいずれかを使用することが一般的です。

  • I will make sure…
  • I will certainly …

それは、メールの場合は会話とは異なり、何に対しての「承知しました」「了解しました」なのかが分かりづらくなってしまうからです。

また、1語や2語で短く返すよりも、省略せずフルセンテンスで答えることで丁寧さが増し、相手に好印象を与えられます。

ここでは、それぞれの表現の意味と使い方について例文を用いて解説します。 

I will make sure…

“make sure〜”は、下記のようにさまざまな意味を持つフレーズで、日常生活やビジネスシーンでよく使われる表現です。

  • 「〜を確かめる」
  • 「〜を確認する」
  • 「確実にする」
  • 「必ず〜する」

これを機に覚えましょう。

”I will make sure + that + 主語 + 動詞〜”で「承知いたしました。〜するようにいたします。」という意味になり、相手に依頼されたことに対してメールで了承する際に使います。

“I will make sure…”を使った例文
I will make sure that I will call you back later.承知いたしました。後ほど必ずお電話いたします。

I will certainly …

同意や了承を表すカジュアルな表現”Certainly.”と同様に、相手から依頼された内容に対して「承知いたしました。〜いたします。」と返信する際に使える表現が”I will certainly…”です。

“I will make sure…”と使い方や意味は似ていますが、“I will make sure…”の方が「必ず」「絶対に」といった強い気持ちが入っています。

“I will certainly …”を使った例文
I will certainly submit this report to you by 6 pm tomorrow.

承知いたしました。明日の午後6時までに必ずこのレポートを提出させていただきます。

まとめ

英語でも「承知しました」「了解しました」という表現はよく使われるため、下記のように種類がたくさんあります。

【「承知しました」を意味する英語表現】

スクロールできます
上司や目上の人に使うフォーマルな表現Of course.Certainly.Absolutely.I’m on it.I agree with you.
同僚に使うカジュアルな表現All right.OK.Noted.I understand. / Understood.Will do.Sure thing.Got it.No problem.Copy that. / Roger that.
ビジネスメールで使う表現I will make sure…I will certainly …

使用する場面や相手によって使い分けることで、相手に「英語ができる」と一目を置かれるだけでなく、相手と良い関係が築きやすくなります。

可能な限り多くの表現を覚えて、正しく使い分けられるようになりましょう。

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Daisuke|監修者
プログリットのカリキュラム開発部:PGUマネージャー
英語コンサルタントを経験後、英語学習に関するデータ分析や自然言語処理・音声処理技術を用いた専用カリキュラムの設計・アルゴリズム開発に従事。現在は、「最高の英語学習を追求し、サービスをアップデートする」チーム(PGU)で、応用言語学や第二言語習得論などの学術的観点と最新AI技術などテクノロジーの両面からサービス開発・改善に携わっています。
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