「海外駐在員に必要な英語力はどれくらい?」
「海外駐在までに英語力を伸ばしたいんだけど、おすすめの勉強法と参考書は?」
「英語ができないまま海外駐在に行くとどうなるの?」
海外駐在を控えている方、あるいは海外駐在に興味がある方でこのような悩みや疑問を抱えている方はいませんか?
結論から申し上げると、駐在員に必要な英語力は駐在先の国や業務内容などさまざまな要素で異なるため、一概には言えません。
しかし、仕事だけでなくプライベートにも支障をきたしてしまい、有意義で充実した海外駐在生活を送ることが難しくなってしまうことから、出発前にある程度の英語力を身につけておくことをおすすめします。
本記事では、海外駐在員に必要な英語力の目安、海外駐在員に必要な最低限の英語力を身につけるのに役立つ勉強法、そしておすすめの参考書について紹介します。
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【結論】海外駐在に必要な英語力は人によって異なる
結論から申し上げると、海外駐在に必要な英語力は、業務内容や駐在先の国、企業の方針などさまざまな要素で大きく異なるため一概には言えません。
例えば、現地スタッフとの交渉やプレゼンテーションが必要な役職であれば、高度な英語力が必要です。
一方で、日本人顧客を中心に対応する業務の場合は、基本的な英語力があれば問題ありません。
さらに、企業によっては通訳や翻訳のサポートが充実しているため、高い英語力がなくても業務を遂行できるケースもあります。
したがって、海外駐在に向けて準備をする際には、自身の業務内容や環境に応じた英語スキルの向上を意識することが大切です。
【ケース別】海外駐在員に必要な英語力の目安
前章では、海外駐在員に必要な英語力は人によって異なることを説明しました。
とはいえ、ある程度の必要な英語力の目安を知っておきたいという方も多いでしょう。
そこで、本章では下記の3つのケース別に、海外駐在員に必要な英語力の目安を解説します。
- 赴任先
- 業務内容・職種
- 取引先
赴任先
赴任先の国や地域によって、駐在員に求められる英語力は異なります。
以下が、求められる英語力の目安です。
国・地域 | 例 | 必要な英語力の目安 |
英語圏の国 | ・アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア | TOEIC 800点以上 |
英語が公用語の国 | ・シンガポール・フィリピン | TOEIC730点以上 |
非英語圏の国 | ・ベトナム・インドネシア・中国 | TOEIC600点以上 |
英語圏の国や英語を公用語として使用している国では高いレベルの英語力が求められますが、非英語圏の国では日常会話レベルの英語力があれば大半の業務を問題なく遂行できます。
業務内容・職種
業務内容や職種によっても、求められる英語レベルは大きく異なります。
例えば、営業職の場合は、以下のようにさまざまな場面で円滑なコミュニケーションが求められることから、高い英語力が必要とされることが多いです。
一方で、SEやオペレーターなどの技術職では、英語力よりも専門的なスキルが重視される傾向があり、高い技術力があれば英語が流暢でなくても業務に支障をきたすことは少ないでしょう。
自分の業務内容や職種に求められる英語力を正確に把握するために、社内で過去に海外駐在を経験した人に確認してみることがおすすめです。
取引先
主要な取引先の種類によっても、駐在員に求められる英語力は異なります。
現地企業との取引が中心である場合は、メールのやり取りから社内会議まですべて英語でおこなわれるケースが多いため、高い英語力が必要です。
一方で、主要な取引先が日系企業である場合は、業務上のコミュニケーションが日本語で完結することも珍しくありません。
駐在前に現地の状況を確認して、どの程度の英語力が求められるのかヒアリングしておくことをおすすめします。
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TOEICのスコアはあくまで目安!実践的なコミュニケーション能力が大切
前章ではケース別に、海外駐在員に必要な英語力の目安をTOEICのスコアを使って説明しましたが、これはあくまで目安です。
TOEICはリスニングとリーディングのスキルを測定するテストで、「TOEICでハイスコアを取得する=実践的な英語力がある」というわけではありません。
TOEICでハイスコアを取得できたとしても、スピーキング力やライティング力が不足しているケースもあります。
特に、海外駐在の場合は、相手の意図を正しく理解し、自分の考えを伝える能力が必要です。
そのため、TOEICのスコアにこだわるのではなく、実際に英語を使う機会を増やして、英語会議や英語メールでのやり取りに慣れることが求められます。
次章で紹介する勉強法を参考にしながら、生きた英語を身につけましょう。
短期間で海外駐在員に必要な最低限の英語力を身につける方法
下記のステップを踏んで、短期間で海外駐在員に必要な最低限の英語力を身につけましょう。
- STEP1: 中学生レベルの英文法を身につける
- STEP2: ビジネスで必要な単語・フレーズを覚える
- STEP3: 英語の正しい発音を身につける
- STEP4: シャドーイングでリスニング力を高める
- STEP5: 瞬間英作文で英語を話す瞬発力を身につける
- STEP6: オンライン英会話で実践演習をする
本章では、それぞれのステップでやるべきことについて詳しく解説します。
STEP1: 中学生レベルの英文法を身につける
まずは、中学生レベルの英単語と英文法をしっかりと身につけましょう。
薄めの問題集や単語帳で構わないので、3〜5周ほど繰り返し学習してください。
何度も繰り返すうちに、掲載されている文法事項や英単語が定着するようになります。
最初は1周終わらせるのに時間がかかるかもしれませんが、繰り返すうちにスピードが上がってくるので、焦らず取り組んでください。
STEP2: ビジネスで必要な単語・フレーズを覚える
基本的な英単語や英文法を身につけたら、今度はビジネスで必要な単語やフレーズを覚えましょう。
TOEICはビジネス英語に特化した試験であることから、TOEICの参考書や単語帳を活用すれば、これらのフレーズや単語を効率的に学べます。
以下の記事では、英単語の覚え方のコツについて紹介しています。
英単語や熟語を覚えるのが苦手な方は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。

STEP3: 英語の正しい発音を身につける
次に、英語の正しい発音を身につけましょう。
どれほど英文法や英単語が完璧に使いこなせたとしても、相手に伝わらなければコミュニケーションが成立しません。
下表にもあるように、英語には日本語にはない音が数多く存在します。
母音の数 | 子音の数 | |
日本語 | 5 | 13 |
英語 | 15 | 24 |
「カタカナ英語」では太刀打ちできません。
英語の発音について学べる本を1冊購入し、発音の練習をしながら読み進めてください。
その後、その本で身につけた英語の発音のルールに従って自分の好きな洋楽の曲を歌ってみましょう。
滞りなく1曲歌えたら次の曲に移ってください。
徐々に、正しい英語の発音ができるようになるでしょう。
これは、筆者が実際に海外留学前におこなった英語の発音習得法です。
現地でネイティブスピーカーに英語の発音を褒められるとともに、1〜2ヶ月ほどの短期間でできる楽しい学習法なのでおすすめです。
英語の発音のトレーニング法についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてお読みください。

STEP4: シャドーイングでリスニング力を高める
そして、シャドーイングを活用してリスニング力を強化しましょう。
シャドーイングとは、スクリプトを見ずに英語の音声を聞いて、1〜2秒遅れてそのまま発音する学習方法です。
学習効果を最大限に引き出すためには、正しい方法で実践することに加え、以下のポイントを押さえて自分に合った教材を選ぶことが大切です。
- スクリプト付きの教材を選ぶ
- 自分のレベルに合った英文(スクリプトを見ずに音声を聞いて50〜60%理解できるもの)を選ぶ
- 興味のあるテーマの英文を選ぶ
【シャドーイングのやり方】
1. スクリプトを見ずに英語の音声を聞いて、全体の内容を大まかに把握する
2. スクリプトなしでシャドーイングを1回おこない、その際に自分の声を録音する
3. 録音を聞いて、発音やスムーズに話せなかった部分をチェックする
4. スクリプトを確認しながら、聞き取れなかった部分や発音のポイントを理解する
5. 再びスクリプトなしでシャドーイングを実践し、慣れてきたら内容にも意識を向けながらおこなう
シャドーイングにおすすめの教材について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

STEP5: 瞬間英作文で英語を話す瞬発力を身につける
「瞬間英作文」とは、中学生レベルの英単語や文法の知識を活用して、日本語の文章を素早く英語に変換するトレーニングのことです。
この練習を重ねることで、日本語から英語に切り替えるスピードが上がり、スムーズに英語を話せる力が養われます。
瞬間英作文をおこなう際には、以下のポイントを意識することが大切です。
- 英文を丸暗記しない
- 繰り返し練習する
- 実際に声に出して練習する
瞬間英作文の詳細について知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

STEP6: オンライン英会話で実践演習をする
最後に、オンライン英会話を活用してスピーキングの実践演習をおこなって仕上げをしましょう。
よくある誤解ですが、オンライン英会話や英会話スクールのレッスンを受けるだけでは、スピーキング力の向上は期待できません。
以下のような工夫や努力をして、効果的に学びましょう。
- できるだけ毎日レッスンを受講する
- レッスン前後に予習と復習を必ずおこなう
- レッスン内で新しく学んだ単語やフレーズを積極的に使う
- レッスン中はできるだけ多くの英語を話す
オンライン英会話の効果的な使い方について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事もあわせてご覧ください。

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英語力を高めたい海外駐在員におすすめの参考書
本章では英語力を高めたい海外駐在員におすすめの参考書を、下記の5つのジャンルに分けてご紹介します。
- 単語・熟語
- 瞬間英作文
- 文法
- 発音
- シャドーイング
駐在前の英語学習に活用する教材の参考にしてください。
【単語・熟語】『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』
出典:朝日新聞出版
本の長さ | 288ページ |
出版社 | 朝日新聞出版 |
発売日 | 2017年1月6日 |
価格(税込) | 979円 |
『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』は、TOEICを受験しつづけ、何度も満点を取得している著者が、過去問を徹底分析し厳選した頻出単語を収録した単語帳です。
以下の4つのレベルに分類されており、自分の英語力に合わせた英単語の学習ができます。
- 600点
- 730点
- 860点
- 990点
また、全単語に無料の音声データが付属しており、スマートフォンに対応しているため、通勤時間や昼休みなどのスキマ時間を活用してリスニングの学習にも取り組めます。
>> 『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』についてさらに詳しく知りたい方はこちらへ
【瞬間英作文】『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』
出典:Amazon
本の長さ | 205ページ |
出版社 | ベレ出版 |
発売日 | 2006年10月25日 |
価格(税込) | 1,980円 |
『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』は、約20年前に発売されたにもかかわらず、現在も多くの英語学習者に支持され続けているベストセラー本です。
この本を活用して瞬間英作文トレーニングをおこなうことで、頭のなかに英語の回路が形成されて、習得した英文法や単語を実際の会話でスムーズに使いこなせるようになります。
とはいえ、本を持ち歩くのは嫌だと考える方もいるでしょう。
そのような方には、瞬間英作文トレーニングができるアプリ「スピフル」をおすすめします。
>> 『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』についてさらに詳しく知りたい方はこちらへ
【文法】『中学英語をもう一度ひとつひとつ分かりやすく。改訂版』
出典:Amazon
本の長さ | 328ページ |
出版社 | 学研プラス |
発売日 | 2022年3月10日 |
価格(税込) | 2,530円 |
『中学英語をもう一度ひとつひとつ分かりやすく。改訂版』では難しい文法用語を使わず、シンプルな言葉やイラストを用いてわかりやすく英文法を解説しています。
また、右ページに掲載されている英文の音声は、付属のCDあるいはスマートフォンで再生可能です。(スマートフォンで利用する場合は、無料の音声アプリのダウンロードが必要になります。)
さらに、スマートフォン版には、日本語の音声を聞いて英語に変換する「瞬間英作文」用の音声も収録されており、スピーキング力の向上にも役立ち便利です。
>> 『中学英語をもう一度ひとつひとつ分かりやすく。改訂版』についてさらに詳しく知りたい方はこちらへ
【発音】『改訂3版 英語耳 発音できるとリスニングができる』
出典:Amazon
本の長さ | 184ページ |
出版社 | KADOKAWA |
発売日 | 2021年4月26日 |
価格(税込) | 1,760円 |
『改訂3版 英語耳 発音できるとリスニングができる』は、発音リスニング分野で20年近くNo.1ヒットを続ける名著です。
約200ページある本ではありますが、優先的に読むべき箇所を冒頭で提示してくれているため、短期間で効率的に英語の発音を身につけられます。
また、発音記号に対応した音の出し方を絵と文章で学べるため、発音のコツがイメージしやすいです。
発音記号に抵抗感がある人、面倒だと感じている人はぜひ手に取ってみてください。
>> 『改訂3版 英語耳 発音できるとリスニングができる』についてさらに詳しく知りたい方はこちらへ
【シャドーイング】『決定版 英語シャドーイング[超入門]』
出典:Amazon
本の長さ | 210ページ |
出版社 | コスモピア出版 |
発売日 | 2008年4月25日 |
価格(税込) | 1,848円 |
『決定版 英語シャドーイング[超入門]』は、日常会話や海外旅行での英会話をシャドーイングの題材として活用し、リスニング力と会話力を同時に向上させることを目的とした教材です。
「初めまして」などの基本的な挨拶からスタートし、段階的に難易度を上げながら、最終的にはVOAニュースやインタビューなど少し高度な英文のシャドーイングにも挑戦する構成になっています。
また、学習の進捗を記録できる48ページの綴じ込み式記録手帳が付いており、学習時間を記録できます。
モチベーションを維持しながらシャドーイングを習慣化させられるでしょう。
ちなみに、アプリでいつでもどこでも気軽にシャドーイングの練習をしたい方には、「シャドテン」をおすすめします。
>> 『決定版 英語シャドーイング[超入門]』についてさらに詳しく知りたい人はこちらへ
海外駐在員になる人が英語を勉強する前にやるべきこと
海外駐在員になる人におすすめの英語の勉強法や参考書を紹介しましたが、実際に勉強に取り掛かる前に、以下のことをおこなってください。
- 自分の現在の英語力を知る
- 目標を設定する
- 学習計画を立てる
- 日々の生活のなかに英語学習をするための時間を作る
面倒に思うかもしれませんが、これらのことをおこなうことで学習効果を最大限に引き出せます。
本章では、それぞれのやるべきことについて詳しく説明します。
自分の現在の英語力を知る
まずは自分の現在の英語力を正確に把握しましょう。
自分の英語レベルを知らないまま英語の勉強を始めてしまうと、必要以上に難しい教材を選んで挫折したり、逆に簡単すぎて成長につながらなかったりすることがあります。
効率的に英語力を伸ばすためには、現在のスキルを客観的に測定し、適切な学習プランを立てることが重要です。
例えばTOEICやVERSANTなどのテストを受けてみたり、オンライン英会話の体験レッスンで講師にフィードバックをもらったりすると、自分の強みや弱みが明確になります。
英語学習を効果的に進めるためには、まずは現在の実力を把握することが成功のカギを握ります。
目標を設定する
海外駐在に向けて英語を勉強する前に、具体的な学習目標を設定しましょう。
明確な目標がないと学習の方向性が定まらず、効率的にスキルを伸ばすことが難しくなります。
以下のフレームワーク”SMART”を活用しながら、具体的な学習目標を設定しましょう。
【目標設定に用いられるフレームワーク”SMART”】
“SMART”とは、以下の単語の頭文字を取ったものです。
- Specific(具体性):目標が具体的でわかりやすい
- Measurable(計測できる):目標の進捗具合や成否などを数値で判断できる
- Achievable(実現可能である):現在の自分のレベルで実現できそうな目標である
- Relevant(関連性):自分自身だけでなく、組織にも関連した目標である
- Time-bound(明確な期限):目標達成までの期限が定められている
【目標設定に用いられるフレームワーク”SMART”を使った英語学習の目標の例】
例:TOEICスコアの向上を目指す場合
指標 | 目標の例 |
S | TOEICで730点以上を取得する |
M | 現在のスコア600点から130点アップを目指す |
A | 1日2時間の学習を継続し、3ヶ月間対策する |
R | 海外駐在に向けて英語力を証明するために必要である |
T | 3ヶ月後の公式テストで目標スコアを達成する |
例:ビジネス英会話の習得
指標 | 目標の例 |
S | 英語でのミーティングで、自分の意見を3回以上発言できるようにする |
M | 週3回オンライン英会話を受講して、毎日講師に発言回数を記録してもらう |
A | 事前にトピックを準備して、よく使うフレーズを暗記して練習する |
R | 海外駐在で英語でのコミュニケーション能力が求められる |
T | 2ヶ月以内にミーティングで発言できるレベルに達する |
このフレームワークを活用して、具体的かつ現実的な目標を設定してみてください。
学習計画を立てる
海外駐在に向けて英語を学習する際には、学習計画を立てることも忘れないようにしてください。
計画を立てずに学習を始めると、効率的にスキルを伸ばすことが難しくなり、途中で挫折するリスクが高まります。
一方で、学習目的を明確にし、必要なスキルや学習法を整理しておくと、限られた時間のなかでも効果的に英語力を向上させることが可能です。
前項で説明した目標に応じて、学習計画を立てましょう。
日々の生活のなかに英語学習をするための時間を作る
日々の生活のなかで英語学習の時間を確保することも大切です。
「忙しくて勉強する時間がない」と感じる人も多いですが、学習時間を意識的に確保しなければ、英語力を向上させることはできません。
以下のように、「スキマ時間」を活用して英語学習を生活の一部に組み込んで、英語学習を無理なく習慣化させましょう。
- 通勤時間
- 昼休み
- 家事の合間
- 入浴時間
- 寝る前
- レストランや病院での待ち時間
- 運動中
- 仕事の休憩時間
海外駐在に備えて効率よく英語を学ぶためには、日常生活のなかで英語学習時間を確保し、継続できる環境を整えることが大切です。
以下の記事では、スキマ時間を活用したおすすめの英語勉強法を紹介しています。
興味がある方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

海外駐在員の英語力が低いことで起こりうるリスク
海外駐在員の英語力が低いことで、下記のような事態が発生するリスクがあります。
- 現地スタッフとのコミュニケーションが取れない
- 情報の取得が遅れてビジネスチャンスを喪失する
- 周囲からの評価が低くなる
- 緊急時に適切な対応が取れなくなる
- 孤独やストレスを感じる
本章では、それぞれのリスクについて詳しく説明します。
このようなリスクを事前に知っておくことで、英語学習の必要性を認識し、学習に対するモチベーションを高めることにつながるでしょう。
現地スタッフとのコミュニケーションが取れない
海外駐在では、現地スタッフとの円滑なコミュニケーションが業務の成功に直結します。
しかし、英語力が不足していると、指示が正しく伝わらなかったり、現地スタッフの意見を十分に理解できなかったりするリスクがあります。
特に、ビジネスの場では、細かいニュアンスや文化的な背景を踏まえた会話が求められるため、英単語の羅列では正確な意思の疎通は難しいです。
また、言葉の壁があると、現地スタッフとの信頼関係を築くことも困難になります。
誤解が生じやすくなり、チームワークに悪影響を及ぼす可能性があることも頭に入れておきましょう。
情報の取得が遅れてビジネスチャンスを喪失する
海外駐在では、現地の市場動向や取引先の情報を迅速にキャッチして適切な判断を下すことが必要です。
しかし、英語力が低いと、必要な情報の収集や理解に時間がかかってしまい、重要なビジネスチャンスを逃すリスクが高まります。
例えば、現地のニュースや業界の最新動向を英語で素早く把握できなければ、競合に遅れを取る可能性があるでしょう。
また、社内の英語会議やメールでのやり取りを正確に理解できないと、意思決定に必要な情報が不足して、適切な対応が取れなくなってしまうこともあります。
周囲からの評価が低くなる
英語力が低い人が海外駐在員になると、会議や交渉などの場面で自分の考えを適切に伝えることができず、現地スタッフから「頼りない」「実力が不足している」と評価されるリスクがあります。
また、英語でのやりとりがスムーズにいかないと、現地スタッフと連携がうまく取れず、業務の進行に支障をきたすこともあるかもしれません。
特に、管理職やリーダーとして駐在する場合は、指示やフィードバックが適切に伝わらないと、部下からの信頼を得にくくなります。
緊急時に適切な対応が取れなくなる
英語ができないまま海外駐在に臨むと、緊急時の対応が遅れる可能性があります。
海外駐在中に突然のトラブルや緊急事態に直面することは珍しくありません。
例えば、事故や病気で医療機関を受診する場合、英語で症状を正確に伝えられなければ適切な治療を受けるまでに時間がかかることがあります。
また、災害発生時や駐在先の治安が悪化した際に、現地のニュースや政府からのアナウンスを理解できないと適切な行動が取れません。
さらに、職場においても、トラブル対応やクレーム処理などで英語のやりとりが必要になる場面は多く、正確な情報を伝えられないと、事態が悪化する恐れがあります。
孤独やストレスを感じる
海外駐在では現地の同僚や取引先、地域の人々との交流が欠かせませんが、英語力が低いと会話がうまくできず、コミュニケーションの機会が減って孤独を感じるリスクが高まります。
また、プライベートでも現地の友人を作ることが難しく、外出するのが億劫になってしまい日常生活でのストレスが増してしまうでしょう。
宮本氏と広田氏の研究「海外駐在員とその家族に対する健康づくりの意義と限界に関する研究(1) – 海外駐在員のストレス問題について-」によると、海外駐在員の75%の人が赴任後にときどき、もしくは何度も言葉の障害やそれに付随する劣等感や海外生活への幻滅感でストレスを感じており、全体の約25%の人が生活に支障をきたしていることがわかっています。
このようなストレスはうつや睡眠障害などの精神疾患にもつながる恐れがあるため、看過すべきではありません。
駐在中にストレスを溜めない、あるいは上手に発散させるためにも英語力を身につけることはマストなのです。
英語力を高めたい駐在員の方はプログリットへ!
以下はPR Timesが海外駐在経験者を対象におこなったアンケート調査結果をまとめたものですが、「現地の人とコミュニケーションが上手く取れなかった」ことが「海外駐在に行ってよかったと思わなかった理由」のトップに入っています。
【Q. 海外駐在に行ってよかったと思わなかった理由は何ですか?(複数回答可)】
回答 | 回答者の割合 |
現地の人とのコミュニケーションが上手く取れなかったから | 38.7% |
主に日本人としかコミュニケーションを取らなかったから | 29.0% |
あまり挑戦的に行動できなかったから | 25.8% |
現地の文化や生活に上手く馴染めなかったから | 22.6% |
病気など緊急時に苦労したから | 16.1% |
その他 | 9.7% |
出典:PR Times「海外駐在、元々望まなかった87.5%が行ってよかった!海外駐在に向く人、向かない人の特徴も明らかに」
つまり、出発前に英語をしっかりと勉強しておけば、あなたの海外駐在が成功する可能性がグッと高まるということです。
とはいえ、仕事や家事・育児に追われてしまい、英語の勉強の必要性を理解していても英語の勉強をしている暇がないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そんなあなたにおすすめなのが、英語コーチングサービスのプログリットです。
英語コーチングとは、専属コーチが個別指導をおこなって、学習計画の最適化や進捗管理を通じて短期間で効率的に英語力を向上させるサポートサービスのことを指します。
「海外駐在」を目指す、あるいは控えているあなたにプログリットをおすすめする理由
- 3ヶ月でTOEICスコア平均115点アップ!
- 第二言語習得論と1万人以上のデータに基づく科学的な専用カリキュラムを提供しているため、高い学習効果が期待できる
- 英語学習の専門家があなたを二人三脚で徹底サポート!仕事が忙しくても挫折しない!(2023年2月末時点のプログラム完遂率96%)
- 30日間全額返金保証サービスがあるから安心!お金を無駄にすることがない!
プログリットについて、詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
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下記は、プログリットのコーチングサービスを通じて海外駐在を成功させた方の事例です。
【事例①】3ヶ月でアメリカへ。隙間時間を有効活用し、海外赴任でも役立つ英語力を習得!
アメリカに転勤することが決まり、赴任までの3ヶ月間で集中的に英語の学習に取り組もうと考えて出会ったのがプログリットでした。 プログリットのコーチングを通じて、受け身ではなく主体的に学習することができました。ゴールを達成しようと意欲的に取り組めました。 また、時間の使い方が変わり、通勤時間などの隙間時間を英語学習の時間に有効活用できたのも大きかったです。 結果として、周囲に「留学していたの?」と聞かれるほど英語力を大きく向上させることにつながりました。(Y・D氏)

【事例②】英語はキャリア形成に欠けている、最大のピースでした。
製薬会社からコンサルティング業界に転職し、英語ができないことで機会損失をしていることに気づきました。 複数の英語コーチングサービスを比較検討しましたが、最も科学的で説得力があったため、プログリットを選びました。初回の無料カウンセリングで、私の英語力を向上させるためにやるべきことを明確に示してくれたのです。 コンサルタントの方がリードしてくれたおかげで、迷うことなく効率的に学習を進められました。 プログリットの英語コーチングを受ける前は、社内の「海外勤務の人材リスト」にも入っていなかったと思うのですが、先日ベルギーへの赴任者に選出されました。 現在は、社内で英語ができることをアピールし、仕事の幅を広げつつあります。(A・K氏)

プログリットの英語コーチングを通じて、あなたの海外駐在生活を有意義で充実したものにしませんか?
興味がある方は、無料カウンセリングを受けてみましょう。
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下記のステップを踏んで、英語力を向上させましょう。
STEP1: 中学生レベルの英文法を身につける
STEP2: ビジネスで必要な単語・フレーズを覚える
STEP3: 英語の正しい発音を身につける
STEP4: シャドーイングでリスニング力を高める
STEP5: 瞬間英作文で英語を話す瞬発力を身につける
STEP6: オンライン英会話で実践演習をする
仕事や家事・育児で忙しく、これらの勉強を独学でおこなう自信がないという方はプログリットまでお問い合わせください。
>> プログリットの無料カウンセリングを受けてみたい方はこちらへ