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挨拶から合意まで!商談で使える英語フレーズ集|成功の秘訣も紹介

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英語での商談を初めて自分で進めるときは、不安と緊張がつきもので、上手く対応できなくなってしまうものです。

英語でのビジネス交渉に慣れていない場合、どのように話を進めればよいのか、どのような表現を使えば相手に好印象を与えられるのか、悩むことが多いでしょう。

そのような状況を打破する方法は、徹底した準備しかありません。

本記事では、英語での商談を上手く運ぶために必要なフレーズや表現を、商談の流れに沿ってわかりやすく解説します。

最後に商談を成功へ結びつけるための秘訣も紹介しますので、読み進めてください。

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もくじ
  1. そもそも「商談」は英語で何て言うのか?
    1. business meeting
    2. business negotiation
    3. deal negotiation
    4. opportunity
  2. 「商談」関連の英語表現一覧
  3. 【場面別】商談を始めるときに役立つ英語フレーズ
    1. 最初の挨拶・スモールトークをするとき
    2. 自己紹介・会社紹介をするとき
    3. 自社の製品やサービスを紹介するとき
    4. 商談目的を伝達するとき
  4. 【場面別】商談中に役立つ英語フレーズ
    1. あなたの立場や意見を伝えるとき
    2. 次の話題に移行するとき
    3. 議論を活性化するとき
    4. 相手の意見を確認するとき
    5. 相手にアイデアや提案を伝えるとき
    6. 商談相手から要望を受けたとき
  5. 【場面別】商談をまとめる際に役立つ英語フレーズ
    1. 合意を確認するとき
    2. 相手の承認を引き出したいとき
    3. 次のステップを提案するとき
    4. 商談を終えて最後の挨拶を伝えるとき
  6. 【テンプレート付き】商談後に送るフォローアップのメール
  7. 英語での商談を成功させるための秘訣
    1. いきなり商談を始めるのではなくスモールトークを入れる
    2. 商談中は結論ファーストで簡潔に話すことを心がける
    3. ノンバーバルコミュニケーションを大切にして良い雰囲気作りをする
    4. 「エレベーターピッチ」を用意しておく
    5. 名刺交換よりも握手の方が大切であることを頭に入れておく
    6. 文化の違いに配慮する
  8. 英語の商談に自信を持って臨めるようになりたいならプログリット!
  9. プログリットで英語力を高めて英語での商談を成功させた方の事例
    1. 経営者としても母親としても多忙な中、海外で商談ができるように!
  10. しっかりと準備をして英語の商談を成功させよう!


そもそも「商談」は英語で何て言うのか?

「商談」を意味する英語表現は、下記の4つです。

  • business meeting
  • business negotiation
  • deal negotiation
  • opportunity


本章では、それぞれの単語の意味と使い方、用途について例文を用いて詳しく解説します。

各表現をシチュエーションに応じて正しく使い分けられるようにしましょう。


business meeting

「商談」を意味する最も一般的な表現が、”business meeting”です。

これは、取引先・クライアントとの打ち合わせや会議全般を指す言葉で、商談だけでなくプロジェクトの進捗管理や方針決定の場でも使われます。

【例文】
We have an important business meeting with our overseas partner next week.
来週、海外の取引先と重要な商談があります。
Let’s schedule a business meeting to discuss the contract terms.
契約条件について話し合う商談を設定しましょう。


business negotiation

具体的に契約や条件交渉をおこなう場面では、”business negotiation”という表現が使われることが一般的です。

この表現は、金額や条件の交渉、契約締結を目的とする話し合いに使われる表現であるため、フォーマルな印象を与えます。

【例文】
The business negotiation with the client took longer than expected.
クライアントとの商談は予想以上に長引きました。
Our team is well-prepared for the business negotiation.
私たちのチームは商談の準備が万全です。


deal negotiation

「取引の交渉」という意味では、”deal negotiation”もよく使われます。

これは、契約の具体的な条件を詰めたり、価格交渉をしたりするようなシーンに最適な表現です。特に、M&A(企業買収・合併)や大規模な取引の場で耳にすることが多いでしょう。

【例文】
The company is in a deal negotiation with a major supplier.
その会社は現在、大手サプライヤーと取引交渉中です。
A successful deal negotiation requires careful preparation.
商談を成功させるためには入念な準備が必要です。


opportunity

意外に思われるかもしれませんが、本来「機会」「チャンス」「好機」という意味で使われる”opportunity”(「オポチュニティ」と読む)も、ビジネスにおいては未来の契約に結びつくような営業や取引の機会を指す際に使われることがあります。

先述の3つの表現と比較するとカジュアルな響きを持つため、使用する場面や相手には気をつけましょう。

【例文】
This is a great opportunity to expand our business overseas.
これは海外ビジネスを拡大する絶好の商談機会です。
Thank you for giving us the opportunity to present our proposal.
私たちに提案をする(商談の)機会をいただき、ありがとうございます。

「商談」関連の英語表現一覧

下表は、「商談」をする際によく使われる英語表現をまとめたものです。
商談前にしっかりと覚えておくことで、商談中にこれらの表現を耳にしても冷静に対処できます。

英語日本語
sales meeting販売会議
proposal提案書
contract契約
terms and conditions条件
leadリード(商談の可能性がある見込み客)
close a deal商談をまとめる
reach an agreement合意に達する
talk business with ……と商談する
document資料/
“英語ができたらいいな”を、少し先の現実に。

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【場面別】商談を始めるときに役立つ英語フレーズ

まずは、下記の4つの商談を始める場面で役立つ英語のフレーズを紹介します。

  • 最初の挨拶・スモールトークをするとき
  • 自己紹介・会社紹介をするとき
  • 自社の製品やサービスを紹介するとき
  • 商談目的を伝達するとき

商談に入る前の会話であるとはいえ、このタイミングであなたへの印象が決定したり、商談の雰囲気が変わったりするため、非常に重要な場面です。

本章で紹介するフレーズを駆使しながら、気持ちよく商談を始められるように努めてください。


最初の挨拶・スモールトークをするとき

英語の商談をスムーズに進めるためには、最初の挨拶が肝心で、上手くこなすことで不安を自信に変えて前向きになることができます。

特に、最初の挨拶はあなたの第一印象を決めるだけでなく、商談の成功にも大きな影響を与えるため、下記のようにシンプルで礼儀正しい挨拶をすることがおすすめです。

It’s a pleasure to meet you.
お会いできて光栄です。

Thank you for taking the time to meet with us.
お時間をいただきありがとうございます。

これらのフレーズを最初に商談相手に伝えると、相手に敬意を示すとともに、ビジネスに対する真摯な姿勢を伝えることができます。

そして、挨拶が済んだら、すぐに商談に入るのではなく「スモールトーク」をしましょう。

「スモールトーク」とは、特定の目的を持たない軽い会話であるものの、人間関係を構築するうえで重要な役割を果たす「雑談」のことです。

何を話していいか迷う場合は、「季節の話題」が無難です。
例えば、春の時期の商談では、下記のように日本の花見の習慣について説明するのが良いでしょう。

In Japan, spring is a very special time because we have a tradition called “Hanami”, where we gather to appreciate the cherry blossoms. Have you ever experienced it?
日本では春は特別な時期で、『花見』という桜を楽しむ伝統があります。花見を経験したことはありますか?

スモールトークのおすすめのネタや役立つ例文について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

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自己紹介・会社紹介をするとき

自己紹介は、円滑に商談を進めるために欠かせないステップですので、自分の役職や担当業務を下記のようにシンプルに伝えましょう。

I am 【Name】, and I am responsible for the international sales department at 【Company Name】.
私は[会社名]の国際営業部を担当している[名前]です

また、会社紹介も簡潔にし、取引先にとって重要な情報を強調します。

[Company Name] has been a leader in the [industry] for over 20 years.
[会社名]は[業界]を20年以上牽引しています。

これにより、相手に自社の信頼性と専門性をアピールすることができます。

さらに、以下のように今後の協力関係に期待を寄せる表現を加えることで、商談相手に好印象を与えると同時に、良好なビジネス関係のスタートを切れるでしょう。

I’m very much looking forward to working together and hope we can build a strong partnership.
一緒にお仕事ができることを楽しみにしており、強いパートナーシップを築ければと思います。

It’s a pleasure to meet you, and I’ve heard great things about your company. I’m excited about the opportunity to collaborate.
お会いできて光栄です。御社については素晴らしいお話を伺っています。ご一緒できることを楽しみにしています。

自己紹介に使えるフレーズについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてお読みください。

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自社の製品やサービスを紹介するとき

自社の製品やサービスを紹介するときには、下記のようなフレーズを使って、その特徴とメリットを簡潔かつ端的に説明します。

One of the key features of our product is….
当社の製品の特徴の1つは…です。

The service is designed to …
このサービスは…のために設計されています。

What sets us apart from our competitors is ….
私たちが競合他社と異なる点は…です。

By using our solution, you can …
当社のソリューションを活用することで、…が可能です。


商談目的を伝達するとき

挨拶と自己紹介、そして自社の製品やサービスを紹介したら、商談案件の目的を伝えます。

下記のフレーズを使いながら、商談の目的を相手に伝えましょう。

The main objective of today’s meeting is to discuss …
本日の商談の主な目的は、…について話し合うことです。

We aim to reach an agreement on …
私たちは…について合意に至ることを目指しています。

また、下記のように商談の目的だけでなく、その背景や重要性も簡単に説明することで、商談の意図が相手にしっかりと伝わります。

Given the growing demand for [product/service], we believe that a partnership between our companies could create significant value.
[製品 / サービス]に対する需要の高まりと考えると、両社間のパートナーシップは大きな価値を生むと信じています。

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【場面別】商談中に役立つ英語フレーズ

つづいて、商談中における下記の6つの場面で役立つ英語フレーズを紹介します。

  • あなたの立場や意見を伝えるとき
  • 次の話題に移行するとき
  • 議論を活性化するとき
  • 相手の意見を確認するとき
  • 相手にアイデアや提案を伝えるとき
  • 商談相手から要望を受けたとき


あなたの立場や意見を伝えるとき

下記のフレーズを使って、自社の立場やあなたの意見を明確に相手に伝えましょう。
論理的な構成を意識し、具体例やデータを活用して話すと、説得力が増します。

From our perspective, we believe that …
私たちは〜だと考えています。

Our main priority is to ensure that …
私たちの最優先事項は、…を確実にすることです。

Based on our experience, we have found that ….
私たちの経験から、…であることがわかっています。


次の話題に移行するとき

英語の商談では、話題の切り替えをスムーズに行うことが重要です。下記のようなフレーズを使うことで、会話の流れを止めずに商談を円滑に進められます。

Shall we move on to the next point?
次の議題に移りましょうか?

I believe we’ve covered this point. Let’s move on to …
この点については議論できたと思います。それでは…に進みましょう。


相手の反応を確認しながら、急ぎすぎず自然な流れを作ることを意識しましょう。


議論を活性化するとき

商談では、単に情報を伝えるだけでなく、相手との意見交換を活発にすることが望ましいです。
下記のようなフレーズを使うと、相手の考えを引き出し、建設的な議論を進めることができます。

What would be the next step from your perspective?
あなたの視点から見て、次の最善のステップは何でしょうか?

Shall we outline the next steps and set a timeline?
次のステップとスケジュールを決めましょうか?

活発な議論を促進して、商談の成果を最大化しましょう。


相手の意見を確認するとき

つづいて、「相手の意見を確認するとき」に役立つ英語フレーズを、下記の4つの目的・タイミングに分けて紹介します。

  • 相手の意図を確認するとき
  • 詳細を尋ねるとき
  • 相手が気になっていることを尋ねるとき
  • 相手にフィードバックをもらいたいとき


相手の意図を確認するとき

商談では、相手の発言の意図を正しく理解する必要があります。理解が曖昧なまま進めてしまうと、誤解が生じてしまいます。最悪の場合、商談の結果に悪影響を及ぼす可能性があるので十分注意しましょう。

下記のようなフレーズを活用しながら、適宜相手の意図を確認して円滑なコミュニケーションを図ってください。

Could you clarify what you mean by that?
その点について詳しく教えていただけますか?

Just to confirm, you are suggesting that …
確認ですが、あなたは…と提案しているのですね?

トーンに注意して、柔らかい言い方を心がけてください。


詳細を尋ねるとき

商談では、相手の提案や意見をより深く理解するために、詳細を尋ねることを意識しましょう。
下記のようなフレーズを使えば、相手からより具体的な情報を引き出し、商談をさらに実りのあるものにできます。

Could you give me more details on how you see this working?
これがどのように機能するか、もう少し詳しく教えていただけますか?

Can you provide an example to help clarify your point?
あなたの伝えたいことを明確にするために、例を挙げていただけますか?


相手が気になっていることを尋ねるとき

商談中は、相手が重視していることや懸念していることなどを理解することが大切です。下記のようなフレーズを使って質問することで、相手のニーズを正確に把握し、効果的な提案がしやすくなります。

What is the most important factor for you in this decision?
この決定において、最も重要な要素は何ですか?

What are your main concerns regarding this proposal?
この提案に関して、あなたの主な懸念事項は何ですか?

質問をする際には柔らかいトーンで話し、相手が率直に話しやすい雰囲気を作りましょう。


相手にフィードバックをもらいたいとき

相手の意見や反応を引き出しながら商談を進めましょう。一方的に提案を伝えるのではなく、適切なタイミングでフィードバックを求めることで、相手のニーズや懸念を把握し、より効果的な交渉につなげられます。

How does that sound to you?
この点についてはどう思われますか?

Do you think this approach would work for your company?
このアプローチが御社に適していると思いますか?


相手にアイデアや提案を伝えるとき

商談獲得に向けて、相手にアイデアや提案を伝えるときには、下記の点を意識しましょう。

  • 専門用語や業界特有の言葉を避けて、シンプルで具体的な言葉を使う
  • 提案の背景や目的を説明する
  • 論理的な構成(「結論→理由→詳細」の順)で話す
  • 相手側のメリットを強調する

下記の例文を参考にしてください。

Our idea is to reduce production costs by outsourcing part of the process.
私たちのアイデアは、工程の一部を外注することで生産コストを削減することです。

This proposal’s main goals are to improve efficiency and reduce costs, which are critical for our upcoming project.
この提案の主な理由は、効率を改善してコストを削減することが、今後のプロジェクトにとって重要だからです。

I suggest we extend the deadline. This will give the team more time to complete the project without rushing.
締め切りを延長することを提案します。これにより、チームは急がずにプロジェクトを完成させる時間が確保できます。

By adopting this approach, we can reduce costs by 15% and increase productivity by 20%.
このアプローチを採用することで、コストを15%削減し、生産性を20%向上させることができます。


商談相手から要望を受けたとき

次に、「商談相手からの要望を受けたとき」に役立つ英語フレーズを、下記の6つの目的・タイミングに分けて紹介します。

  • 商談相手の要望を確認するとき
  • 相手の要望に応えられることを伝えるとき
  • 相手の要望に応えられないことを伝えるとき
  • 条件を提示するとき
  • 譲歩を示すとき
  • 相手の提案の一部を受け入れるとき

商談相手の要望を確認するとき

商談相手の要望が曖昧だったり、理解が不十分だと感じたりした場合、下記のような質問をして確認をとりましょう。これによって、相手の期待に沿った対応が可能になります。

Just to clarify, you’re asking for an extension on the delivery deadline, correct?
確認ですが、納品期限の延長をご希望という理解でよろしいですか?


相手の要望に応えられることを伝えるとき

商談相手の要望に応えられる場合は、その旨を丁寧に伝え、対応方法を具体的に説明することで安心感を与えることができます。

We can certainly meet your requests by extending the deadline to next Friday.
ご要望にお応えし、締切を来週の金曜日まで延長することができます。

We are happy to provide additional support to ensure the project meets your standards.
プロジェクトが御社の基準を満たすよう、追加のサポートを提供することが可能です。

Your proposal seems reasonable,  and we are willing to move forward based on this agreement.
ご提案は合理的ですので、この合意に基づいて進める準備があります。


相手の要望に応えられないことを伝えるとき

商談相手の要望に応えられない場合は、下記のように単に「できない」と断るのではなく、代替案を提示することが信頼を損なわないポイントです。

Unfortunately, we cannot extend the deadline for that far, but we can offer a one-week extension to help accommodate your needs.
残念ながらそこまでの延長はできませんが、1週間の延長を提案させていただきます。

We can’t meet the exact specifications you requested, but we can offer an alternative solution that may work for your project.
ご要望通りの仕様にはできませんが、プロジェクトに適した代替案を提示することが可能です。


条件を提示するとき

交渉を始める際には、まずは自分が提示する条件を下記のようなフレーズを使って明確に伝えることが重要です。

We would like to propose the following terms…
以下の条件を提案したいと考えています。

Our offer is based on the assumption that …
私たちのオファーは、…という前提に基づいています。


譲歩を示すとき

交渉においては、以下のように商談相手の要望に応じて譲歩を示すことで、信頼を得られると同時に、自分たちの立場をより優位なものにします。

We are willing to offer a discount if you can increase the order quantity.
ご注文量を増やしていただける場合、割引をご提案できます。

If you’re able to meet us halfway on this point, we can consider adjusting the delivery schedule.
この点で折り合いをつけていただければ、納期の調整を検討できます。


相手の提案の一部を受け入れるとき

商談相手の提案を完全に受け入れることが難しい場合でも、以下のフレーズを使って、自分の立場を守りながら相手との妥協点を見つけましょう。

We can agree to these terms under the following conditions…
次の条件のもとで、これらの条件に同意できます。

We can partially agree to your proposal, but we would need some adjustments in the pricing.
ご提案は部分的に同意できますが、価格については調整が必要です。

While we cannot meet all of your conditions, we are open to finding a middle ground.
すべての条件に応えることはできませんが、妥協点を見つけることには前向きです。

【場面別】商談をまとめる際に役立つ英語フレーズ

商談をまとめる際に役立つ英語フレーズについて、下記の4つのシチュエーション別に紹介します。

  • 合意を確認するとき
  • 相手の承認を引き出したいとき
  • 次のステップを提案するとき
  • 商談を終えて最後の挨拶を伝えるとき


合意を確認するとき

商談の最終段階では、以下のようなフレーズを使って合意事項を要約しましょう。

Just to confirm, we have agreed on the following points….
確認させて頂きますが、以下の点で合意に至ったという理解でよろしいでしょうか?

Can we agree on these terms moving forward?
この条件で進めるということで合意できますか?


相手の承認を引き出したいとき

以下のようなフレーズを使うと、商談成立に向けて話が進めやすくなります。

Can we move forward with this agreement and start putting it into action?
この合意に基づいて、実行に移してよろしいでしょうか?

If everything is clear, I suggest we proceed with the contract signing.
すべて問題がなければ、契約の署名に進めることを提案いたします。


次のステップを提案するとき

商談が終わったあとは、以下のように次のステップを明確にする提案をしましょう。

The next step would be to ….
次のステップは…と考えています。

Shall we schedule another meeting to finalize the details?
詳細を詰めるために、次回の会議の日程を決めましょうか?


商談を終えて最後の挨拶を伝えるとき

商談を終了した後の挨拶は、相手に良い印象を残すため重要ですので、以下のように感謝の意を表し、次のステップへの期待を示すものにしましょう。

Thank you. For your time today. We look forward to working with you.
本日はお時間をいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

It was a pleasure discussing this project with you. We hope to collaborate further.
このプロジェクトについてお話しできて光栄でした。今後の協力を楽しみにしています。

これらの表現は、ビジネスパートナーとしての信頼を築くのにふさわしいフレーズです。

【テンプレート付き】商談後に送るフォローアップのメール

商談のお礼メールによるフォローアップは、次のステップを促すために重要です。

下記のテンプレートを参考にしながら、商談後に相手に必ずメールを送るようにしましょう。

Subject: Thank You for Your Time- Follow-up on Our Meeting Dear [商談相手の名前],I hope this email finds you well.


Thank you very much for taking the time to meet with me today. I truly appreciate the opportunity to discuss [商談のテーマ] and learn more about your needs. As we discussed, I have attached [必要な資料や提案書] for your reference. Please let me know if you need any additional information or have any further questions. I look forward to your feedback and hope to continue our discussion on the next steps. Please let me know a convenient time for a follow-up. Thank you again, and I look forward to working together. Best regards,[あなたの名前]
[あなたの会社名]
[あなたの連絡先]

【日本語】

件名: お時間をいただきありがとうございました – 商談のフォローアップ[相手の名前] 様お世話になっております。 本日はお時間をいただき、誠にありがとうございました。[商談のテーマ] についてお話しでき、貴社のご要望について理解を深める機会をいただけたことを感謝しております。 お話しした通り、[必要な資料や提案書] を添付いたしましたので、ご参照ください。追加の情報が必要な場合や、ご不明な点がございましたら、お知らせください。 ご意見をお聞かせいただければ幸いです。また、今後の進め方について引き続きご相談できればと思います。フォローアップのためのご都合の良いお時間をお知らせください。 改めまして、本日はありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 敬具 [あなたの名前]
[あなたの会社名]
[あなたの連絡先]

お礼メールでは、感謝の意を丁寧に示すとともに商談で話し合った内容を確認し、相手に安心感を与えることが大切です。

ビジネスメールの書き方について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事もあわせてご覧ください。

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英語での商談を成功させるための秘訣

最後に、英語での商談を成功させるための秘訣をご紹介します。

下記の点に留意しましょう。

  • いきなり商談を始めるのではなくスモールトークを入れる
  • 商談中は結論ファーストで簡潔に話すことを心がける
  • ノンバーバルコミュニケーションを大切にして良い雰囲気作りをする
  • 「エレベーターピッチ」を用意しておく
  • 名刺交換よりも握手の方が大切であることを頭に入れておく
  • 文化の違いに配慮する

本章では、それぞれの秘訣について詳しく説明します。


いきなり商談を始めるのではなくスモールトークを入れる

英語での商談を成功させるためには、いきなり本題に入るのではなく、スモールトークを交えることが大切です。

それは、スモールトークには相手との心理的な距離を縮めて信頼関係を築く効果があるからです。また、ビジネス文化の異なる相手に対してリラックスした雰囲気を作ることができ、円滑な会話の流れを生み出します。

英語圏の国では、「スモールトーク」を重視しています。

下記を参考にしながら商談前に、スモールトークのトピックを考えておくことがおすすめです。

【スモールトークでおすすめのトピック】

  • 出身地
  • 天気
  • スポーツ
  • 仕事
  • 週末の予定
  • 食べ物
  • 相手の服装や持ち物

【スモールトークで避けるべきトピック】

  • 政治
  • 宗教
  • 年収
  • 年齢

スモールトークを活用しながら商談の雰囲気を和らげて、相手とより良い関係を築きましょう。


商談中は結論ファーストで簡潔に話すことを心がける

結論ファーストで簡潔に話すことが、英語商談成功の鍵を握ります。

英語圏の国や地域のビジネスでは、明確で端的なコミュニケーションをすることが必要です。

例えば、新しいサービスの提案をするときに、”This service will help you reduce costs by 20%.”(このサービスはコストを約20%削減できます。)と最初に結論を述べて、そのあとに理由や詳細を補足すると相手に伝わりやすくなります。

逆に理由や背景から話し始めると、要点が伝わる前に相手の興味を失ってしまう可能性があるので注意してください。

英語の商談では、結論を最初に伝えて要点を簡潔に伝えることで、相手に意図が明確に伝わりスムーズな合意形成につながります。


ノンバーバルコミュニケーションを大切にして良い雰囲気作りをする

英語での商談に臨む際には、言葉だけではなくノンバーバルコミュニケーション(表情やアイコンタクト、ジェスチャーなどの非言語コミュニケーションのこと)を駆使して良い雰囲気作りをすることが大切です。

それは、ノンバーバルコミュニケーションは言葉でのコミュニケーションでは伝えきれない情報を伝えたり、相手との関係構築に役立ったりするからです。

メラビアンの法則」、あるいは「7-38-55ルール」を耳にしたことはありますか?

これらはコミュニケーションに関する法則で、人が情報を受け取る際に言語・聴覚・視覚の各要素がどの程度の割合を占めているかを示しています。その割合は下記のとおりです。

  • 言語情報:7%
  • 聴覚情報:38%
  • 視覚情報:55%

この法則から、ノンバーバルコミュニケーションは言語を使ったコミュニケーションよりもはるかに大きな影響力を持っており、相手に伝わる情報の大部分を占めていることが伺えますね。

特に、英語での商談の場合、英語に自信がない人も少なくないでしょう。しかし、ノンバーバルコミュニケーションを活用すると、あなたの意思や姿勢が相手に伝わりやすくなります。

下記のようなノンバーバルコミュニケーションを意識して、相手と良好な関係を築けるように努めることで、英語に自信がなくても商談を円滑に進められる可能性がグッと高まるでしょう。

【商談における良いノンバーバルコミュニケーションの例】

☑︎積極的に相手と握手・ハグをする
☑︎適度に相手とアイコンタクトをする
☑︎笑顔で商談に臨み、話しやすい雰囲気を醸し出す
☑︎ピンと背筋を伸ばして良い姿勢で商談に臨む
☑︎相手にとって聞き取りやすいスピードで話す
☑︎相手が理解できるように大きな声でハキハキと話す
☑︎相手の発言には適宜相槌を打つ
☑︎席の配置や距離感を配慮して親密さを表明する
☑︎身振りや手振りなども加えて分かりやすく話す


「エレベーターピッチ」を用意しておく

英語での商談に臨む際には、事前に「エレベーターピッチ」を用意しておくことが大切です。

【エレベーターピッチとは?】
エレベーターピッチ(Elevator Pitch)とは、短時間で自分のアイデアやビジネスの価値を30秒〜1分程度の時間で簡潔に伝えるプレゼンテーションのことです。

エレベーターの中で偶然重要な人物と乗り合わせたときに、相手がエレベーターを降りるまでに短時間で自分のビジネスやアイデアを魅力的に伝えて興味を持ってもらうことを想定していることからこのような名前がつきました。

筆者もオーストラリアで就職活動をしている際に、大学院のキャリアセンターから「エレベーターピッチ」を活用しながら自分をアピールするようにアドバイスされました。

英語圏の国のビジネスの場では、「エレベーターピッチ」が重要視されています。

エレベーターピッチを作る際には、下記の点に留意しましょう。

  • 結論ファーストで述べる
  • 魅力的なフレーズを使って相手に興味を持ってもらう
  • 相手にどのようなメリットをもたらすのかを説明する
  • 次の会話や商談につなげるために相手にアクションを促す

下記の英文は、自社の製品やサービスに関するエレベーターピッチの例です。作成する際に参考にしてください。

“Our AI-powered customer support tool reduces response time by 50% and improves customer satisfaction. With automated responses and smart analytics, businesses can handle more inquiries efficiently while saving costs. Would you be interested in a quick demo?”
「当社のAI搭載カスタマーサポートツールは、対応時間を50%短縮し、顧客満足度を向上させます。自動応答とスマート分析により、企業はより多くの問い合わせを効率的に処理し、コスト削減を実現できます。簡単なデモをご覧になりませんか?」

「エレベーターピッチ」を事前に用意しておくと、限られた時間の中で自社の魅力を最大限に伝えられるため、結果として商談を有利に進めることにつながります。


名刺交換よりも握手の方が大切であることを頭に入れておく

英語での商談を成功させるためには、名刺交換よりも握手を重視しましょう。

日本では名刺交換が重視されますが、英語圏のビジネスの場では名刺交換よりも握手が第一印象を決める重要な要素です。握手を通じて相手に自信や誠意を伝えて、信頼関係を築くことができます。

しっかりと相手の目を見ながら適度な強さで握手を交わし、”Nice to meet you, I’m 【あなたの氏名】.”と一言添えることで相手に好印象を与えることが可能です。逆に、名刺を先に差し出してしまうと、形式的で距離を感じさせてしまうことがあるため注意してください。

英語での商談の前には、しっかり握手を交わして相手との信頼関係を深めましょう。


文化の違いに配慮する

文化の違いを理解して適切に対応することも、英語での商談を成功させるうえで大切です。

ビジネスの進め方やコミュニケーションのスタイル、マナーなどは国や地域によって異なります。文化の違いを理解せずに商談を進めると、誤解を招いたり相手に不快感を与えたりする可能性があるため注意してください。

逆に、相手の文化を尊重する姿勢を示すと、信頼関係を築きやすくなります。

例えば、欧米では「うなずく=相手の意見や考えに賛成・同意している」と考えられる傾向があるため、商談中に相手の要望に応えられそうにない場合は必要以上にうなずくのは避けるべきです。また、日本ほど時間厳守にこだわらない国や地域も多いため、相手の到着が多少遅れても寛容な態度で迎えることが望ましいです。

文化の違いを理解し、それに合わせた対応をすることで、商談をスムーズに進めて良好な関係を築くことにつながります。

英語の商談に自信を持って臨めるようになりたいならプログリット!

本記事では、商談で役立つ英語のフレーズや心構えについて説明しましたが、商談中に思いもよらぬ方向に話が進み、せっかくの準備が役に立たなくなってしまうこともあるかもしれません。

そのような場面では、状況に合わせて臨機応変に英語で対応することが求められます。

英語での商談に苦手意識を持っている方、自信がない方には、短期間で実践的なビジネス英会話が習得できる英語コーチングサービス「プログリット」がおすすめです。

プログリットでは、第二言語習得論や10,000人以上のデータを使った科学的なアプローチを通じてオーダーメイドの学習計画をご提案し、英語での商談に必要なスキルを効率的に習得できます。

また、専属のコンサルタントが学習を徹底サポート。毎日の英語学習が無理なく習慣化されるため、確実に成果が出ます。

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プログリットで英語力を高めて英語での商談を成功させた方の事例

下記は、プログリットで英語力を高めて、英語での商談を成功させた方の事例です。


経営者としても母親としても多忙な中、海外で商談ができるように!

私は楽譜出版社を経営しているのですが、シカゴでの商談で通訳に頼らず自力で相手と交渉できるようになりたいと考えたことがきっかけで、プログリットの英語コーチングを受けることにしました。

仕事と子育ての合間を縫ってシャドーイングや瞬間英作文などの勉強に取り組み、VERSANTのスコアを4点アップさせました。

シカゴの商談では、ペラペラと英語を話すことはできませんでしたが、自分の気持ちや熱意は伝えられたので大満足です。

プログリットのおかげで、英語を勉強し相手に思いを伝えるためのスタートラインに立てるようになったと思います。

来年もシカゴの商談に参加して、去年会った人に「英語上手になったね」と褒めてもらえるように英語の学習を継続させていきたいです。

(横尾 真希さん)

英語コーチングならプログリット【...
経営者としても母親としても多忙な中、海外で商談ができるように! | 英語コーチングならプログリット【公... 短期間で英語力を飛躍的に伸ばす。それを可能にするのが、短期で伸びる英語コーチングプログリット。今回は、楽譜出版

しっかりと準備をして英語の商談を成功させよう!

英語の商談をスムーズに進めるためには、事前準備が大切です。

よく使われるフレーズを覚えて、商談中に注意すべき点について留意することで、英語での商談を成功させられる可能性が高まります。

しかし、場合によっては思わぬ方向に商談が進んでしまい、あたふたしてしまうこともあるでしょう。

そのような場面でも冷静に落ち着いて対処できるようにするためには、実践的な英語力を身につけておくことが大切です。

プログリットは、実践的なビジネス英語力を身につけるサポートを提供しています。

興味がある方は、まずは60分間の無料カウンセリングを受けてみてください。

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Daisuke|監修者
プログリットのカリキュラム開発部:PGUマネージャー
英語コンサルタントを経験後、英語学習に関するデータ分析や自然言語処理・音声処理技術を用いた専用カリキュラムの設計・アルゴリズム開発に従事。現在は、「最高の英語学習を追求し、サービスをアップデートする」チーム(Learning Labs)で、応用言語学や第二言語習得論などの学術的観点と最新AI技術などテクノロジーの両面からサービス開発・改善に携わっています。
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もくじ
  1. そもそも「商談」は英語で何て言うのか?
    1. business meeting
    2. business negotiation
    3. deal negotiation
    4. opportunity
  2. 「商談」関連の英語表現一覧
  3. 【場面別】商談を始めるときに役立つ英語フレーズ
    1. 最初の挨拶・スモールトークをするとき
    2. 自己紹介・会社紹介をするとき
    3. 自社の製品やサービスを紹介するとき
    4. 商談目的を伝達するとき
  4. 【場面別】商談中に役立つ英語フレーズ
    1. あなたの立場や意見を伝えるとき
    2. 次の話題に移行するとき
    3. 議論を活性化するとき
    4. 相手の意見を確認するとき
    5. 相手にアイデアや提案を伝えるとき
    6. 商談相手から要望を受けたとき
  5. 【場面別】商談をまとめる際に役立つ英語フレーズ
    1. 合意を確認するとき
    2. 相手の承認を引き出したいとき
    3. 次のステップを提案するとき
    4. 商談を終えて最後の挨拶を伝えるとき
  6. 【テンプレート付き】商談後に送るフォローアップのメール
  7. 英語での商談を成功させるための秘訣
    1. いきなり商談を始めるのではなくスモールトークを入れる
    2. 商談中は結論ファーストで簡潔に話すことを心がける
    3. ノンバーバルコミュニケーションを大切にして良い雰囲気作りをする
    4. 「エレベーターピッチ」を用意しておく
    5. 名刺交換よりも握手の方が大切であることを頭に入れておく
    6. 文化の違いに配慮する
  8. 英語の商談に自信を持って臨めるようになりたいならプログリット!
  9. プログリットで英語力を高めて英語での商談を成功させた方の事例
    1. 経営者としても母親としても多忙な中、海外で商談ができるように!
  10. しっかりと準備をして英語の商談を成功させよう!
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