「TOEICでは高得点を取れたけど、会話となると自信が持てない…」
このような悩みを抱える方に受験していただきたいのが、VERSANTテストです。
VERSANTテストでは、TOEICだけでは測れない実践的な英語力が評価されます。
多くの企業が昇進や海外駐在の要件としてこのテストを採用している現在、VERSANTテスト対策はグローバルなキャリアを目指す方にとって不可欠です。
本記事では、2024年1月に刷新された「VERSANT English Speaking and Listening Test」について、新形式の特徴や変更点、そして確実にスコアアップするための具体的な対策法をご紹介します。
受験を検討している方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
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VERSANTとは?新形式と旧式の違いは?
本章ではVERSANT新形式と旧式の違いについて、下記の点から詳しく解説します。
- 試験概要
- 試験形式
- 試験時間
- 評価項目
- 話者
- 設問数・配点
- 採点技術・音質
- GSEスケール・スコア表示
- 受験料・申し込み方法
- 試験会場・試験日
この章を読めば、VERSANT新形式がどのような試験であるのか理解度がさらに高まるでしょう。
試験概要
VERSANTは、ロンドンに本部を置く世界最大規模の教育サービス会社Pearson社が開発した、ビジネスで使える英語力を正確かつスピーディーに測定・分析するテストです。
2024年1月15日より、従来の「Versant Speaking Test」から「Versant English Speaking and Listening Test」へとリニューアルされ、設問内容や判定項目が刷新されました。
世界中の企業が採用しており、グローバル展開を進める日本企業や外資系企業も、英語力の効果測定として広く活用しています。
試験形式
VERSANTの試験パートは6つあります。
引用元:VERSANT by PEARSON「VERSANTとは」
引用元:VERSANT「新VERSANT Speaking &Listening Test発売開始」
旧式と比べて、新形式では以下の点が変更されました。
- Reading パートが廃止された
- Sentence Builds パートが廃止された
- Answer a question about a conversation パートが追加された
- Answer questions about a passage パートが追加された
表示された英文を音読するReadingパートに代わり、リスニング問題が新たに加わったことで、より実践的な場面で必要とされるコミュニケーション能力の測定ができるようになりました。
試験時間
VERSANT新形式の試験時間は約20分で、旧式から変更はありません。
TOEIC Listening & Reading Testや英検、IELTSが約2時間かかるのに対し、VERSANTは短時間で受験できるのが特徴です。
仕事や家事・育児で毎日を忙しく過ごす社会人でも、サクッと気軽に受けられますね。
評価項目
VERSANT旧式では、以下の5つの評価項目が設定されていました。
- Intelligibility(わかりやすさ)
- Sentence Mastery(文章構文)
- Vocabulary(語彙)
- Fluency(流暢さ)
- Pronunciation(発音)
新形式の評価項目は以下の4つです。
- Overall(総合点):10〜90点
- Speaking(スピーキング):10〜90点
- Listening(リスニング):10〜90点
- Manner of Speaking(話し方):10〜90点
新形式では評価項目が整理・統合され、わかりやすさ、流暢さ、発音の3項目はManner of Speaking(話し方)という1つの項目にまとめられ、新たにリスニングスコアが採点に加わりました。
この変更により、評価基準がよりシンプルで分かりやすくなりました。
話者
VERSANT新形式ではグローバルなビジネスシーンを想定し、英語アクセントのバリエーションが増えています。
旧式の出題音声はアメリカ英語中心でしたが、新形式ではイギリス英語やオーストラリア英語の比重を増やすことで、より幅広い種類のアクセントの英語に対応できる実践的な能力を測定できるようになりました。
設問数・配点
引用元:VERSANT「新VERSANT Speaking &Listening Test発売開始」
VERSANT新形式の設問総数は63問から40問に削減されました。
設問の種類と設問数は、下記の通りです。
設問の種類 | 設問数 |
---|---|
Give a short answer to the question | 16問 |
Repeat the sentence | 8問 |
Answer questions about a conversation | 6問 |
Answer questions about a passage | 6問 |
Retell a passage | 2問 |
Give your opinion | 2問 |
スコア配点は、Overall Scoreを100%とし、リスニング50%、スピーキング50%で構成されています。
新形式では発音や文法の正確さよりも、相手の話を理解し、自分の意図をわかりやすく伝える能力を重視しています。
これにより、ビジネスの現場で本当に役立つ英語力を測る試験へと生まれ変わりました。
採点技術・音質
VERSANT新形式では、最先端のAIによる言語認識&自動採点システムを導入し、客観的かつ公平な英語力の測定が可能になりました。
音質については、旧式では実際のビジネスシーンを再現するため、速い話速や背景ノイズ、電話越しのような低音質の出題音声となっており、受験者にとっては聞きとりづらさが大きな課題となっていました。
しかし、新形式では読み上げ速度を適度に調整し、背景ノイズを排除することで音質が大幅に向上し、クリアな音声で問題を聞けるよう改善されています。
ただし、リスニング力の基準は依然高く、ネイティブスピードの音声を正確に聞き取る能力が求められます。
GSEスケール・スコア表示
これまでは、VERSANTスコア(20~80点)とCEFR(”Common European Framework of Reference for Languages”の略で、ヨーロッパで外国語学習者の習得状況を示す際に用いられるガイドラインのことを指します。)に準拠したGSE(Global Scale of English)の2種類のスコアが表示されていました。
新形式ではVERSANTスコアの表記が廃止され、GSEスコアのみが表示されるようになりました。
GSEスコアは、最低10点から最高90点までの範囲で評価されます。
GSEスコアとCEFRレベルの対応表:
引用元:VERSANT「新VERSANT Speaking &Listening Test発売開始」
受験料・申し込み方法
VERSANTの個人受験を考えている方は、販売代理店である「株式会社キャリタス」または「株式会社ドリームブロッサム」のホームページ上で申し込みましょう。
受験料は以下の通りです。
テストタイプ | 受験料(税込) |
---|---|
VERSANT English Speaking and Listening Test | 6,600円 |
VERSANT English Speaking & Writing Test(セット価格) | 8,800円 |
VERSANT English Writing Test | 4,400円 |
VERSANT English Placement Test | 7,700円 |
VERSANT English Certificate | 9,900円 |
試験会場・試験日
VERSANTテストは24時間365日、ご自身のスマートフォンやパソコンを利用して自宅やオフィスなどどこからでも受験できます。
受験方法は下記の3種類あり、テストタイプによってどのデバイスを利用できるかが異なります。
- スマートフォンアプリ
- ウェブブラウザ
- ソフトウェアインストール
引用元:englishbooks.jp「Versant English Test」
VERSANT新形式はソフトウェアインストールに対応していないので、スマホアプリもしくはウェブブラウザから受験しましょう。
VERSANT新形式を受験するメリット
VERSANT新形式を受験するメリットは、下記の通りです。
- 英語4技能を客観的に測定できる
- ビジネスシーンで評価される
- 自信を持って英語を話せるようになる
- いつでもどこでも気軽に受験できる
- 試験時間が短いから忙しくても受験しやすい
本章ではそれぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
英語4技能を客観的に測定できる
VERSANTテストを受験するメリットは最先端のAIを使った採点システムにより、下記の英語4技能を客観的に評価してもらえることです。
- 話す
- 聞く
- 読む
- 書く
※「VERSANT English Speaking and Listening Test」は「話す」と「聞く」の2技能を対象
特に「話す」「書く」技能については自分で評価をすることが難しいですが、VERSANT新形式ではAIによる客観的な評価を受けて正確なスコアを得られるので、英語力における強みと弱みを明確に理解でき、学習の方向性を見直すきっかけとなるでしょう。
ビジネスシーンで評価される
VERSANTの新形式スコアは採用時や社内での人事評価に活用されており、海外赴任やキャリアアップの機会を広げる重要な指標となっています。
以前はビジネスマンの英語力を測る指標としてTOEICが一般的に用いられていましたが、最近ではその傾向が変わりつつあります。
その理由はTOEICがリスニングとリーディングのスキルを測定する試験であり、TOEICで高得点を取得しても、英語を実際に話せないビジネスマンが多いからです。
実際、TOEICが行った調査によると、企業が求める英語スキルの目標水準は「英語で行われる会議で議論できる」レベルが最も多く、約20%の企業がこのレベルを求めていることがわかりました。
一方、ビジネスマンが現在仕事で使用している英語レベルとして最も多いのは「挨拶ができる」で約24%を占め、企業が求める「英語で議論できる」レベルに達している社員は3%未満でした。
このような背景から、ビジネスでは実際にどれほど英語を使えるのか測定する試験の需要が高まっており、VERSANTはリスニングやスピーキングといった、グローバルな環境での仕事に直結するスキルを測定できる点が評価されています。
出典:TOEIC「英語実態調査 企業・団体 ビジネスパーソン 2019」
自信を持って英語を話せるようになる
VERSANT新形式は、「英語を聞いて英語で話す」という実際のコミュニケーション場面を想定した試験であるため、英語力への自信を養うことができます。
受験者はVERSANT対策や自然な会話を模した実際のテストを通じて、瞬時に反応しながら適切な英語で意思疎通を図る練習を重ねられます。
このプロセスで特に意識するのは、下記の3点です。
- 発音
- 語彙
- 文法の正確性
上記3点を意識することで、実践的なコミュニケーション能力の向上につながります。
つまり、VERSANTテストの準備を通じて実際の英会話で求められるスキルが磨かれるため、テストを受けるだけでなくその過程を通じて自然と自信がついていくのです。
いつでもどこでも気軽に受験できる
VERSANT試験は、スマートフォンまたはパソコンがあれば日時や場所を問わず受験ができます。
TOEIC Listening & ReadingやIELTSなど他の試験と異なり、テスト会場への移動や試験官の手配などは必要ないので、忙しい社会人でも気軽に受験できるのが魅力的です。
柔軟で便利な受験環境を提供するVERSANT新形式は、現代のライフスタイルにピッタリの英語力測定試験であるといえます。
試験時間が短いから忙しくても受験しやすい
VERSANT(Versant English Speaking and Listening Test)のテスト時間は約20分、出題数は40問です。
VERSANT新形式は、空き時間を利用して効率的に英語力を測定できます。
TOEIC Listening & ReadingやIELTSなど他の英語試験は平均2時間かかるので、まとまった時間がとりにくい方でも受験しやすいです。
【パート別】VERSANT新形式で出題される問題の傾向と対策法
以下では、VERSANT新形式の各Partの出題形式は、下記の通りです。
- Part A: 質問
- Part B: 復唱
- Part C: 会話に関する質問
- Part D: 文章に関する質問
- Part E: ストーリーリテリング
- Part F: 自由回答
本章では、各パートの出題形式と効果的な対策について詳しく解説します。
テスト内容が刷新されたことで意識すべきポイントも増えたので、既にVERSANTを受験されたことのある方もぜひ参考にしてください。
Part A: 質問
Part Aでは、受験者の語彙力が試されます。
全部で8つの短い質問が出題され、日常生活でよく使われる基本的な語彙の定義などを聞かれます。
出題形式は、「A or B?」のように答えが限られたクローズドクエスチョンと、自分で答えを導き出すオープンクエスチョンの2種類です。
特にクローズドクエスチョンでは、「A」または「B」と単語のみで回答する必要があり、「I think A.」や「This is B.」といった文形式での回答は、たとえ内容が正しくても採点システムで不正解とみなされるため注意が必要です。
新形式ではオープンクエスチョンが増えたため、選択肢が提示される状況に頼らず、自分で答えを導き出すスキルがより重要になってきます。
<対策>
まず日常生活で使われる基本的な英単語を重点的に復習し、日本語では理解していても英語で即答できない語彙を減らすことが重要です。
また、単語を聞いて瞬時に意味を理解できるよう、リスニング練習を繰り返しましょう。
単語を文脈の中で覚えるようにすると記憶が定着しやすく、応用力も高まるため、単語帳だけでなく実際の会話やフレーズを活用して学習することが効果的です。
下記の記事では、効果的な単語の覚え方について詳しく解説しています。
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Part B: 復唱
Part Bは、受験者のリスニング力と正確な発音を評価するパートです。
全16問が出題され、音声を聞いて即座に同じように復唱することが求められます。
問題文は徐々に長く複雑になっていき、後半になるほど難易度が上がります。
しかし、新形式では旧式と比べて全体的な語彙レベルが下がり、文も短くなっているのが特徴です。
純粋なリスニング能力を正確に測定するために、内容の難しさを抑えたと考えられます。
<対策>
最も重要なのは、音声を正確に聞き取り、正確に発音する訓練です。
問題の後半では文章が長く複雑になるため、全文を丸暗記するのではなく、大まかな内容を理解して正確に再現できる能力を養う必要があります。
聞いた文章を正確に再現するためには、文法や語彙の正確な理解が不可欠です。日常的な英語表現に慣れ親しむことで、自然な英語をスムーズに再現できるようになります。
さらに、正しい英語のアクセントを理解し、ネイティブスピーカーの発音に近づけることも大切です。
シャドーイングを活用して、正しい英語の発音を身に付けていきましょう。
日頃からリスニングと発音の練習を重ねることで、正しい英語の音声に慣れ、リアルタイムで正確に英語を再現する能力を身につけることができます。
下記の記事では、効果的なシャドーイングのやり方について詳しく解説しています。
興味がある方は、こちらの記事もあわせてお読みださい。
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Part C: 会話に関する質問
Part Cは、新形式で導入された新しいパートです。
このパートでは、2つの会話それぞれに3つの質問が用意されており、短い対話を聴いた後に質問が提示されます。
質問内容が事前にわからないため、会話全体を注意深く聞き取る必要があります。聞きながら要点を整理することがポイントです。
このパートの特徴は細かい発音の違いではなく、会話の全体的な内容理解に重点を置いている点です。質問が会話の後に来るという構成は、包括的な理解力を測るための工夫といえるでしょう。
TOEICのリスニングと似た形式ですが、より実践的で身近な場面設定が特徴です。会話の長さも比較的短めで、日常的なシチュエーションが中心となっています。
会話の展開や話者間の関係性に注目し、質問の意図を素早く把握できることが重要です。
<対策>
日々の学習では基本的な会話表現やフレーズの習得に加え、それらが実際の会話でどのように使われるかを意識して練習することをおすすめします。
さらに、さまざまな英語の発音やスピードに慣れるために、TED talksを活用したリスニング練習が効果的です。
Part D: 文章に関する質問
Part Dも新形式に新たに追加された項目です。
1名のナレーターによるモノローグを聴き、その内容に関する質問に答える形式です。
2つの文章それぞれに3問ずつ、合計6問の質問に回答します。
TOEICのリスニングと類似していますが、より身近な内容の20秒程度の短い物語が題材となります。
このパートでは、まとまった英文を聴いて内容を正確に理解する力が試されます。
質問は物語を聴き終えてから提示されるため、集中して全体を聴くことが必要です。
ただし、使用される語彙や文法は比較的平易で内容も具体的であるため、しっかりと聴き取れれば対応は可能です。
<対策>
ストーリーの展開を追いながら、重要な情報を素早く把握する能力が必要です。
日頃から英語のポッドキャストやニュースを聴き、要点を記憶する訓練を積むことをおすすめします。
また、さまざまな分野の英語コンテンツに触れて、幅広い話題に対応できる語彙力と理解力を養うようにしましょう。
Part E: ストーリーリテリング
Part Eは、リスニング力や即座に情報を整理して自分の言葉で表現する力といった総合的な英語力が試されるパートです。
旧式から継続して出題されているパートですが、新形式においてはスピーキング評価の主要パートとして位置づけられており、より重要性が増しています。
このパートは音声で提示される短いストーリーを聞き、30秒以内で要点を押さえながら口頭で要約するという内容です。
全2問出題され、以下の3つの能力を総合的に評価します。
- リスニング力
- スピーキング力
- 論理的な説明能力
試験の後半に配置されているにもかかわらず、最も長い英文を扱うため集中力が必要です。
<対策>
効果的な対策として、まず要点把握力の向上が重要です。
下記の点を素早く特定し、簡潔に伝える練習を重ねましょう。
- 登場人物
- 場所
- 出来事
また、30秒という制限時間内で、導入から結論まで過不足なく説明できるよう、時間配分を意識することが大切です。
特に、下記のような重要な情報を伝えられるよう、話す内容を整理しましょう。
- 誰が
- 何を
- いつ
- どこで
- その結果
高得点を取るカギは聞いた言葉を復唱するのではなく、自分の言葉で内容を言い換えながら聞き手に分かりやすく伝えることです。
Part F: 自由回答
Part Fでは、2つの一般的な質問に対して自由な回答を行います。
各質問には40秒の回答時間が設けられており、準備時間はありません。
質問は2度読み上げられ、その後すぐに回答を始める必要があります。
下記のような、身近な話題や個人的な意見を問う質問が多いです。
“Do you think television has had a positive or negative effect on family life? Please explain.”
”Do you like playing more in individual or in team sports? Please explain.”
質問自体は理解しやすいものの、40秒間途切れることなく話し続けることが難しいと感じる受験者も多いようです。
<対策のポイント>
準備時間が与えられないため、1回目の質問読み上げで要点を把握し、2回目の読み上げ中に回答を考えることが重要です。
回答は「意見表明→理由説明」という順に話せるようにトレーニングしておきましょう。
まず自分の立場を明確に示し、その後に具体的な根拠を述べていきます。
例えば、上記の競技に関する質問では、「私は個人競技が好き」のように明確な意思表示をした後、その理由を説明していきましょう。
さまざまなトピックについて40秒のスピーチを繰り返し練習することで、適切な時間配分とスムーズな英語での表現力を身につけることができます。
VERSANT新形式を受験する際に注意すべき点
VERSANT新形式を受験する際には、下記の点に注意しましょう。
- 静かな環境で受験する
- 試験中は無回答や日本語の使用は認められていない
- スマホアプリで受験する際には機内モードにする
- Part AからDの1問目は採点対象外である
- Part Fは採点対象外である
本章では、それぞれの注意点について詳しく解説します。
これらの注意点に一通り目を通しておくことで、落ち着いて試験に臨み自分の実力を発揮しやすくなります。
静かな環境で受験する
VERSANTテストを受ける際は、周囲の音が一切入らない環境を確保することが重要です。
このテストはAIによって採点されるため、バックグラウンドノイズがスピーキングセクションの評価に悪影響を与える可能性があるからです。
エアコンの動作音や隣室からの物音など普段は気にならない音でも、マイクが拾ってしまう可能性があるため注意しましょう。
テスト開始前に周囲の環境を入念にチェックし、最適な場所を選んでください。
試験中は無回答や日本語の使用は認められていない
VERSANTテストでは、すべての問題に対して必ず何らかの回答をすることが求められます。
AIによる採点システムの特性上、十分な発話データがないと正確な評価ができず、スコアが低くなってしまうからです。
回答が分からない場合でも、「I don’t know.」といった簡単な応答でも構いませんので、必ず英語で返答するようにしましょう。
また、試験中は日本語を一切使用しないよう注意が必要です。「えーと」や「うーん」といった日本語の繋ぎ言葉も、AIシステムが誤って英単語として認識してしまう可能性があるため、避けるべきです。
繋ぎ言葉を使用する必要がある場合は、以下のような英語の表現を選びましょう。
- 「Well」
- 「Let me see」
- 「Umm…」
高得点を目指すためには、全ての問題に対して無回答は避け、終始一貫して英語のみを使用することが肝心です。
スマホアプリで受験する際には機内モードにする
VERSANTをスマートフォンアプリで受験する場合、デバイスを機内モードに設定する必要があります。
スマートフォンの着信や通知によってテストが中断してしまうと、受験者の集中力が途切れるだけでなく、テストシステムに支障をきたす可能性があるからです。
最悪の場合、テストが正常に終了せずに受験番号が無効になってしまうケースもあります。
そのため、受験開始前に必ずスマートフォンを機内モードに切り替え、外部との通信を完全に遮断してからテストに臨むようにしましょう。
Part AからDの1問目は採点対象外である
VERSANT試験のPart AからDの1問目は、受験者が試験形式に慣れるための練習問題であり、採点対象には含まれません。
この問題はスコアには影響しませんが、試験に向けたコンディションを整えるためのウォームアップとして重要です。
そのため、試験の流れを掴むためにも、真剣に取り組むことをおすすめします。
練習問題をしっかり解答することで集中力を高め、その後の問題に対する正答率を高めることができます。
Part Fは採点対象外である
身近な話題や個人的な意見を問う自由回答が求められるPart Fも、採点対象には含まれません。
Part Fは採点はされませんが、主に自然な応答力を測定しています。
万が一スコアの見直しが必要な場合に、ピアソン社の認定評価者が確認できる形で記録が残ります。
そのため、油断せずに最後まで正確な発音やスムーズな話し方を意識して回答しましょう。
試験終了間際に設けられた出題に対して自分のベストを尽くすことで、達成感を感じながら試験全体を締めくくることができます。
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実務で活きるスピーキング力をVersantで証明。ビジネス英会話を学ぶならプログリット
プログリットでVERSANTのスコアアップを実現した方の事例
下記は、プログリットでVERSANTのスコアアップを実現した方の事例です。
受験英語のトラウマが消え、英語が好きになりました。
プログリットのビジネス英会話コースを2ヶ月間受講したことで、VERSANTのスコアが17点※アップしました。
主な上達要因は、咄嗟に英語を使う力を養うための口頭英作文の練習でした。
また、プログリットを受講することで、英語に対するアレルギーが完全になくなったことも大きな変化です。
受講から1ヶ月後には、英文メールを積極的に読むようになり、「これだけ勉強しているから読めるはず」という自信がつき、それとともに実際に英語力が向上したことで、英語に対する苦手意識が徐々に解消されていきました。
その後、ラスベガスに滞在した際には以前よりも聞き取りや会話力が向上していることを実感し、さらなる学習意欲も湧いてきました。
プログリットでの学習が、実践的な英語力の向上に非常に効果的だったと感じています。(白澤 一弘氏)
英語を生涯学習するための基礎となった3ヶ月でした。
プログリットのビジネス英会話コースを3ヶ月間受講し、毎日英語学習を継続することで、VERSANTのスコアが12点※アップしました。
日々の学習内容はコンサルタントがしっかりチェックしてくださり、週1回の面談では、達成できなかった課題を一つ一つ丁寧に振り返ることで、着実な進歩を実感することができました。
プログリットでは小テストを通じて学習の定着度が厳密にチェックされるため、表面的な学習では通用しません。
例えば、単語学習でも単純な暗記ではなく、その背景や複数の意味まで詳しく解説される指導方法により、確かな英語力の基礎が築かれました。
このような徹底したサポート体制と英語への深い理解を促す指導方法が、スコアアップにつながったと実感しています。(A.M.氏)
※2023年12月よりVersant testのスコアがVersant スケールからGSEスケールへ変更となりました。インタビュー内容でのスコアの言及は旧Versantスケールとなります。詳しくはピアソン社のサイトをご確認ください。
根拠ある学習法が腑に落ち英語力が上がり転職も成功。
プログリットのビジネス英会話コースを3ヶ月間受講したことで、VERSANTのスコアが大幅に向上しました。
コースでは、シャドーイングや瞬間英作文などの効果的な学習法を身につけ、週1回の面談で行われる小テストを活用しながら、着実に英語力を伸ばしていきます。
その成果は転職活動にも大いに役立ち、履歴書に記載したVERSANTスコアが高く評価され、希望していた大手外資系企業への転職を実現することができました。
将来的に転職を考えていた私にとって、プログリットでの学習は大きな自信となり、目標達成への大きな一歩となりました。(T.H.氏)
VERSANT新形式に関するFAQ
ここでは、VERSANT新形式についてのよくある質問にお答えしていきます。
Q. VERSANT新形式の平均点はどれくらい?
日本人のVERSANT平均スコアは38点です。
これはCEFR基準のA2レベルに相当し、英語初級者レベルを示します。
このレベルでは、海外旅行での基本的なコミュニケーションは可能ですが、より深い人間関係を築くための会話は難しい状況です。
職場においても定型的な業務は対応できますが、複雑な業務への対応は困難なレベルといえます。
Q. 海外赴任や海外駐在をしたい場合は、VERSANT新形式で何点以上取ればいい?
ビジネスシーンで英語を実践的に使用するためには、最低でもVERSANT 49点(CEFR B1レベル相当)が必要です。
このレベルでは、日常的な業務や身近な話題について英語でコミュニケーションを取ることができ、基本的な報告書の作成やメールのやり取りができるとされています。
ただし、より円滑なビジネスコミュニケーションを取りたい場合は、VERSANT 59点以上(CEFR B2レベル相当)の取得を目標にすることをおすすめします。
Q. VERSANT新形式には過去問はあるの?
VERSANT新形式の過去問は出回っていませんが、参考書やYouTubeを用いた模擬テストで試験対策をすることができます。
また、VERSANTのスマートフォンアプリではVERSANT新形式のサンプルテストが受験可能です。
アプリストアで「Versant」をダウンロードし、アプリ起動後のホーム画面から「Sample Test」へ進みましょう。
実際のテスト形式や難易度を事前に体験することで、自信を持って本番に挑むことができます。
Versant
Pearson Education, Inc.無料posted withアプリーチ
Q. VERSANT新形式で一番難しいのはどのパート?
VERSANT新形式では、Part Eの「ストーリーリテリング」が最も難しいパートといわれています。
ナチュラルスピードの英語で紹介される短い物語を理解し、30秒以内で要約して説明するというリスニング力とスピーキング力を同時に発揮しなければいけない問題だからです。
このパートを攻略するには、日頃から英語のニュースやポッドキャストを聴き、要約する練習を重ねることが効果的です。
Q. VERSANT新形式のスコアには有効期限はある?
VERSANTのスコアには明確な期限設定はありません。
しかし、英語力は時とともに変化するため、多くの企業や教育機関では、2年以内のスコアの提出を求められることが一般的です。
VERSANT新形式の特徴を踏まえてしっかりと対策しよう!
この記事では、VERSANT新形式の概要やスコアアップのための対策法などについて解説してきました。
新形式では、よりビジネスの場で活用できる実践的な英語力の測定により重点が置かれており、リスニング力とスピーキング力の両方を鍛える必要があります。
自己学習に不安を感じる方や、限られた時間で確実にスコアを伸ばしたい方は、コーチングサービスを活用し効率的に英語学習を進めるのがおすすめです。
コーチングを検討している方は、ぜひカウンセリングへお越しください。
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