「海外で体調を崩してしまった」、「日本で仲の良い外国人の友達を病院に連れて行かなければならない」、こんな時病気の症状を英語で説明できますか?今回は、緊急時に使える医療英単語をまとめました。学校で勉強しない医療英単語ですが、例文を使って覚えてみてください。
「医療現場で使う英語、もっと正確に覚えたい…」と思ったことはありませんか?
医療従事者にとって、患者さんや海外の医療関係者とのコミュニケーションで正確な英語を使うことは不可欠です。
しかし、専門用語や独特の言い回しに悩む方も多いはず。
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医療英単語を知っていますか?
生活の中で、体の調子が悪い時にそれをしっかりと表現することはとても大切です。けれども、英語の医療系用語は学校ではなかなか教えてもらえません。英会話教室に通っていても、それほど習う機会は多くないのではないでしょうか。楽しみにしていた海外旅行や留学中に、怪我をしてしまったり体調を壊してしまうことはありえます。また日本にいても、外国人の友人の看護をする機会があるかもしれません。この記事ではシチュエーション別に、使える英語の医療用語を例文と一緒にまとめました。
最低限知っておきたい医療英単語
はじめに、最低限でもこれだけは知っておきたい医療英単語をまとめます。知っておけば怪我の時も病気の時も使うことのできる便利な英単語です。英会話のボキャブラリーを増やすためにも、知っておきたい英単語です。
症状を表す医療英単語
最低限知っておきたい症状を説明する英単語を紹介します。日常英会話でも出てくる単語なので、是非覚えておきましょう!
日本語 | 英語 |
症状 | symptom |
痛み | pain/ache |
熱 | fever |
めまい | dizziness |
寒気 | chills |
風邪 | cold |
症状・symptom
症状を意味する英語は「symptom」です。病院に行くとまず、症状を聞かれます。この用語を知っておかないと聞かれても何を言っていいのか分からなくなってしまいます。例文です。
What symptoms do you have?
どんな症状がありますか。
痛み・pain/ache
痛みを意味する英語は「pain」か「ache」です。どちらもよく使われ、日常英会話でも出てくる用語です。使い分けとしては pain の方が急な強い痛みを表すのにたいして、ache は体の特定の部位が一定期間痛んでいる時に使います。
熱・fever
熱があるときは英語で「I have a fever.」と言います。また熱っぽいは「feverish」です。どちらも英会話でも使える便利な表現です。
めまい・dizziness
めまいは英語で「dizziness」です。めまいを感じたときはすぐに、「I feel dizzy.」と言って異変に気づいてもらいましょう。
寒気・chills
寒気は英語で「chills」です。日常英会話ではぞっとするという意味でも使われています。誰かを看護している時に「I have chills.」と言われたら、布団などをかけて暖かくしてあげてください。例文です。
I have a fever with the chills.
私は熱があって寒気がします。
風邪・cold
英会話では寒いという意味で習うことが多いですが、「cold」には風邪という意味もあります。風邪をひくは英語で「catch a cold」です。
病院で必要な医療英単語
病院に行く時に最低限知っておきたい医療用語を紹介します。海外の人の付き添いで日本の病院に行く時にも使える単語です。
日本語 | 英語 |
医師 | doctor |
看護師 | nurse |
患者 | patient |
病院 | hospital |
救急車 | ambulance |
医師・doctor
英語で医者の先生は「doctor」と言います。ただ、英語では内科医と外科医の先生で呼び方を変えることが多いです。内科医は「physician」で外科医は「surgeon」と呼ぶので、気をつけてください。例文です。
Don’t be afraid of seeing the doctor.
お医者さんに行くのを怖がってはいけません。
看護師・nurse
看護師さんは英語で「nurse」です。日本語でも馴染みのある言葉なので覚えやすいと思います。
患者・patient
患者は英語で「patient」です。英会話では「我慢強い」という意味も持つ言葉です。
病院・hospital
病院が英語で「hospital」なのはご存知だと思います。ちなみに病院よりも規模の小さい診察所は「clinic」、薬局は「pharmacy」です。救急病院は「emergency hospital」となります。
救急車・ambulance
救急車は「ambulance」です。医療用語だけではなく一般的な英会話でも使う機会のある単語です。アメリカなどでは救急車を呼ぶのに高額なお金がかかるため、「救急車を呼ぶか?」と聞かれたときは自分の財政状況と症状の危険度を比べて、賢明な判断をしてください。例文です。
Quick, call an ambulance!
すぐに救急車を呼んで!
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運動をする時に知っておきたい医療英単語
運動に怪我はつきものです。海外で友達を作るためにスポーツチームに入って、怪我をしてしまったらどうやって症状を伝えればいいのでしょう。緊急時に英語で怪我の説明をするのは普段の英会話よりも難易度が高いです。ここではそんな場面で役に立つ用語を紹介します。すぐに症状を説明して、必要な看護をしてもらいましょう。
日本語 | 英語 |
かすり傷 | scratch |
打撲 | bruise |
捻挫 | sprain |
骨折 | fracture |
筋肉痛 | muscle soreness / muscular pain |
かすり傷・scratch
大した怪我ではなくかすり傷の場合は「scratch」といいます。例文です。
Don’t worry. It’s just a scratch.
ただのかすり傷だから心配しないで。
打撲・bruise
打撲は「bruise」です。例文です。
He has bruises all over after the fight.
その喧嘩の後、彼の体は打撲だらけだった。
捻挫・sprain
捻挫は「sprain」です。また似た用語で突き指は「finger sprain」となります。
骨折・fracture
骨折は英語で「fracture」です。怪我をして「fracture」と言われたときは無理に動かないようにしましょう。ちなみに「simple fracture」は単純骨折、「compound fracture」は複雑骨折です。
筋肉痛・muscle soreness/muscular pain
怪我を表す用語ではありませんが、筋肉痛は友達との会話でよく出てくるので、英会話のためには使える用語です。例文です。
Every muscle in my body is sore.
身体中が筋肉痛だ。
痛みを説明する医療英単語
痛みにはいろいろな種類があります。日本語でもお医者さんや看護師さんに自分の痛みを正確に伝えるのは難しいです。英語でどういう表現を使えば、自分の感じている痛みを伝えられるでしょう。いろいろな種類の痛みを表す英単語をまとめます。
痛みの種類
日本語 | 英語 |
ズキズキする | throbbing |
ひりひりする | stinging |
ちくちくする | prickling |
刺すような痛み | stabbing pain |
鋭い痛み | sharp pain |
鈍い痛み | dull pain |
過去最大の痛み | worst pain ever |
ズキズキする・throbbing
ズキズキ痛む時には「throbbing」といいます。例文です。
My temples are throbbing.
私のこめかみがズキズキします。
ひりひりする・stinging
ひりひりするといいたい時には、針で刺すという意味を持つ「stinging」を使います。例文をあげます。
My throat is stinging.
喉がひりひりします。
ちくちくする・prickling
ちくちくする時には「prickling」を使います。例文です。
I have a prickling sensation in my right eye.
右目がちくちくするような感じがします。
刺すような痛み・stabbing pain
刺すような痛みを表したい時には、英語で刺すという意味の stab を使って「stabbing pain」といいます。例文です。
The operation has left Tom with stabbing pains in his stomach.
手術の後トムは腹部に刺すような痛みを感じた。
鋭い痛み・sharp pain
日常英会話でもでてくる「尖った」という意味の sharp を使って「sharp pain」といいます。
鈍い痛み・dull pain
shap pain の逆に痛みが鈍いときは「dull pain」といいます。
過去最大の痛み・worst pain ever
どうしても痛みが大きくて、お医者さんや看護士さんにわかって欲しい時には「worst pain ever!」と言ってアピールしてみてください。
体の部位の痛み
次に体のそれぞれの部位の痛みを英語でなんと表現するかをみていきます。一般的には「痛み」という意味の用語の「pain」を体の部位の名前と一緒に使います。例えば、腰痛は「lower back pain」、関節痛は「joint pain」となります。もう1つの痛みを表す単語である「ache」も状況によって体の部位と一緒に使われます。下に代表的なものをまとめています。
日本語 | 英語 |
頭痛 | headache |
偏頭痛 | migraine |
腹痛 | stomachache |
喉の痛み | sore throat |
頭痛・headache
頭痛は「headache」です。頭痛持ちの方は絶対に覚えておきたい用語になります。例文です。
I have a throbbing headache.
刺すような頭痛がします。
偏頭痛・migraine
こちらも持病として持っている方は覚えておきたい用語です。周りの人に説明する時にも、薬局で薬を買う時にも役に立ちます。例文です。
I don’t think I can come today because of my migraine.
偏頭痛のせいで今日は行けそうにありません。
腹痛・stomachache
腹痛は「stomachache」です。腹痛になってしまったときは、なるべく早く周りの人に「stomachache」と伝えて安静にしましょう。看護してもらえるかもしれません。例文です。
Can you help me? I have a sudden stomachache.
急に腹痛になってしまったので、手伝ってもらえますか。
喉の痛み・sore throat
喉が痛い時には「sore throat」といいます。薬局などでもこう言えば、適切な薬を出してくれます。
病院でよく使う医療英単語
海外で病院に行くことになった時に、お医者さんや看護士さんから言われることの多い単語をまとめます。
日本語 | 英語 |
医療費 | medical expenses/doctor’s bill |
自己負担金 | copayment |
診断 | diagnosis |
手術 | operation |
医療費・medical expenses/doctor’s bill
海外では国民皆保険の制度がない国もあるため、医療費はとても高くなる可能性があります。病院によってはその場でお金を払わずに、後から請求書が届く場合もあるので、どうやってお金を払うか理解するのは大切です。例文です。
I was shocked when I saw the doctor’s bill.
私は医療費を見た時に驚いた。
自己負担金・copayment
海外では人によって入っている保険が違うので、自分の自己負担金がいくらになるのかは大切です。例文です。
A 20 percent copayment is required for the cancer tests.
がんの検査を受けるには20%を自己負担しなければいけません。
診断・diagnosis
診断する時には「make a diagnosis」といいます。例文です。
They are waiting for the doctor’s diagnosis.
彼らは医者の診断を待っている。
手術・operation
医者か看護師に「operation」が必要だ、と言われたらそれは手術が必要だという意味です。例文です。
Will I have to have an operation?
私は手術を受ける必要がありますか。
検査の時に必要な医療英単語
次に病院で検査を受ける時に役に立つ英単語をまとめます。
日本語 | 英語 |
身長 | height |
体重 | weight |
血圧 | blood pressure |
検尿 | urine test |
身長と体重・height and weight
こちらはご存知の方も多いかもしれませんが、病院では基本的な情報として聞かれることが多いです。アメリカでは体重はポンドを、身長はフィートを使うので、注意が必要です。
血圧・blood pressure
血圧は英語で「blood pressure」です。例文です。
Let me check your blood pressure.
血圧を測らせてください。
検尿・urine test
英語で「urine」は尿を、「test」は検査を意味します。看護師さんから「urine test」と言われたら検尿をしましょうという意味です。例文です。
The urine test showed some sort of infection.
尿検査によるとなんらかの感染症にかかっていることがわかった。
歯医者で使える医療英単語
歯は脳の近くにあるため、歯の痛みが重いと他のことが何もできないほどになるときがあります。外国にいる時でも、歯医者に行かないとどうにもならないこともあります。そんな緊急時に使える用語をまとめました。
日本語 | 英語 |
歯医者 | dentist |
歯痛 | toothache |
虫歯 | cavity |
歯周病 | gum disease |
歯医者・dentist
まず歯医者は英語で「dentist」です。歯が痛くなってしまったら「Where is dentist?」と聞いて、歯医者さんを探しましょう。例文です。
Do you know a good dentist?
いい歯医者を知っていますか。
歯痛・toothache
歯痛がひどいときは、この用語を使って助けてもらいましょう。看護してくれたり、歯医者さんに連れてってもらえるかもしれません。例文です。
I have got toothache, so I must go to a dentist.
歯が痛むから、歯医者に行かないと行けません。
虫歯・cavity
歯医者さんに「cavity」と言われたら、虫歯のことです。しっかり治療してもらいましょう。
You should get that cavity filled.
その虫歯を埋めてもらったほうがいいですよ。
歯周病・gum disease
gumは英語で歯茎の意味なので、「gum disease」は歯茎の病気を意味します。
番外編:ちょっとした時に使える医療英単語
最後に番外編として、緊急性はないけれども普段の英会話の中などで使える英単語を紹介します。
日本語 | 英語 |
二日酔い | hangover |
仮病 | pretended illness |
〜酔い | 〜sickness |
二日酔い・hangover
普段お酒を飲む人は日常英会話でも使う機会がたくさんある用語です。例文をあげます。
I had a terrible hangover the next morning.
次の日の朝はすごい二日酔いだった。
仮病・pretended illness
仮病は「ふりをする」という意味の pretend を使って「pretended illness」といいます。下記は、pretendを動詞として使用した例文です。
She pretended to be ill.
彼女は仮病を使った。
〜酔い・〜sickness
乗り物酔いは「motion sickness」、船酔いは「sea sickness」となります。例文です。
For carsickness, I took a motion sickness pills.
車酔いを防ぐために、乗り物酔いの薬を飲みました。
最後に
病院や薬局で使う医療英単語は生活のためにとても大切ですが、なかなか学ぶ機会がありません。普段の英会話で使うときとは違う意味になる単語もたくさんあるので、是非例文と一緒にこれらを学んで、海外で何かがあった時や、日本で調子を崩してしまった外国人を助ける際に使ってみてください。
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