ネイティブと会話をしていると、聞き慣れない英語の表現を耳にすることはありませんか?彼らは、日常やビジネスの様々な場面で慣用句を使って話しています。この記事では、ネイティブがよく使うおしゃれでかっこいい英語の慣用句をシーンごとにご紹介していきます!
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英語のおしゃれな慣用句を覚えたい!
みなさんは、英語のイディオム(慣用表現)を知っていますか?イディオムとは、2、3語が結びついて元の意味とは違った意味を表す習慣的な言いまわしのことを言います。もしかすると、受験のときに覚えるのに苦労してあまり良い印象を持っていない方もいるかもしれませんね。
しかしイディオムには、英会話の場面で使える便利な表現がたくさんあります。今回は、英会話の中でサラッと使えるおしゃれでかっこいいイディオムや、ちょっと面白いイディオムまで、便利な表現を様々ご紹介していきます。シーンごとに一覧にしてまとめているので、是非使えそうな表現を探してみてください。
英語の慣用句を覚えるコツ
せっかくおしゃれな表現を学ぶからには、しっかり覚えて使えるようにしたいですよね。イディオム(慣用表現)をご紹介する前に、効率よくイディオムを覚えるコツをお伝えしておきます。
①イディオム(慣用表現)を実際に使う状況を思い浮かべる
イディオムを覚える際には、実際にどんな場面で使うかを考えてみましょう。うまく思いつかなくても、こじつけで大丈夫です。思い浮かべたシチュエーションの中で実際にその表現を使ってみます。「面白い」「怖い」「悲しい」など、思い浮かべたシチュエーションに感情移入するようにすると、感情と表現が結びついてより記憶に残りやすくなります。
②イディオム(慣用表現)を直訳して語源を理解する
表現を直訳して、もともとの意味がどこからきているのかを考えるのも暗記のコツです。例えば「a piece of cake」というイディオムは「そんなの朝飯前」という意味ですが、直訳すると「1切れのケーキ」という意味です。「ケーキを1切れ食べることなんて簡単だ」というところから派生して、「そんなの朝飯前」という意味で使われるようになりました。このように、なぜその意味で使われるようになったのかを理解しながら覚えると記憶に残りやすいです。
③英語の歌詞や台詞を使って覚える
英語の歌詞や台詞の中ではイディオムがたくさん使われます。好きなドラマや曲と一緒に覚えてしまうのもおすすめの暗記法の一つです。この記事でもいくつかイディオムが使われている洋楽をご紹介します。
おしゃれでかっこいい英語の慣用句一覧:日常生活編
それでは、英語のイディオム(慣用表現)を様々なシーンごとに一覧にしてみていきましょう。まずは、日常生活において家族や友人との会話で使えるイディオムをご紹介します。思わずププッと笑えるような面白い状況を思い浮かべやすいので、暗記するのは比較的簡単です。アウトプットするシチュエーションも多いので、身につきやすい表現です。
Before you know it/あっという間に
I’m getting nervous about exam.
試験が心配だな、、。
Don’t worry. It’s going to be done before you know it.
大丈夫。あっという間に終わっちゃうわよ。
〇説明
心配している人をなだめる時に使える表現です。他にも歯医者さんに行く前や、注射を打つ前など、憂鬱になっている人に声を掛けてあげる時にも使えます。
It’s not rocket science/思ったより簡単だよ
My laptop was broken!I don’t know what to do!
パソコンが壊れちゃった!どうしよう!
It’s not rocket science. Just go to the repaired store.
簡単だよ。修理屋さんに行けば良いだけよ。
〇説明
こちらも困っている人に対して使える表現です。難しくて素人には理解するのがなかなか難しい「rocket science」を使って、「そんなに難しいことじゃないから大丈夫だよ」という意味を表しています。おしゃれな例えですね。
No I’m cool/要らないよ
Would you like to drink something?
何か飲む?
No, I’m cool.
いいえ、大丈夫よ。
〇説明
何かを勧められた時に断る際の表現です。「cool」は「かっこいい」という意味ですが、ここでは「OK」「大丈夫」という意味合いで使われています。
おしゃれでかっこいい英語の慣用句一覧:恋愛編
お次は、恋愛のシチュエーションで使えるロマンチックなイディオム(慣用表現)の一覧です。日本語だと少し照れ臭いようなフレーズも、英語にするとかっこいいのでサラッと口にできますよ。
I’m drawn to you/あなたに惹かれています
「drawn」は「引き付ける」「引き寄せる」という意味がある「draw」の受動態で、「引き寄せられる」という意味です。付き合って間もない時期に素直な気持ちを伝えたいような場面で使えるフレーズです。このおしゃれなひと言で2人の関係性もグッと近くなるでしょう。
We have a good chemistry/私達は相性抜群だね
「chemistry」は「科学」ですが、人間関係においては「相性」という意味を持っています。パートナーと心が繋がっていると感じた時にサラッと言えるとかっこいいですね。
Stick with you/ずっとあなたのそばにいるわ
「stick with」には「くっついて離れない」という意味があります。嫌なことを押し付けられるシーンで使うこともありますが、「with」の後に「you」「me」をつけるときは大抵恋愛のシチュエーションです。
The Pussycat Dollsの大ヒット曲「Stickwitu」は、この「Stick with you」の略語です。曲調もロマンチックで結婚式の入場曲として使う人も多い人気の曲です。
She(He) swept me off my feet/彼女(彼)に心を奪われた
「swept」は「sweep(掃除をする)」の過去形ですが、実は「sweep」には「夢中にさせる」という意味もあります。自分のパートナーを誰かに紹介する時に使うと素敵な表現です。
おしゃれでかっこいい英語の慣用句一覧:ビジネス編
グローバル化が進み、最近では日本にいても仕事で英語を使う機会が増えました。外国人の上司や取引先とスムーズに会話を進めることができる、気の効いたイディオム(慣用表現)を一覧でご紹介します。
Behind the scenes/陰で努力すること
I know he put in a lot of work behind the scenes.
私は実は彼が陰で一生懸命仕事に励んでいるのを知っている。
〇説明
影の努力を意味する、勤勉な日本人にぴったりの表現です。
Ballpark figure/概算
We want to know how much this will cost, even if it’s only a ballpark figure.
だいたいどれくらいのコストになるか知りたいです。
〇説明
野球が大好きなアメリカ人らしい面白い表現です。アメリカの野球場は日本よりも広く、試合の時には数え切れないほどの観客が押し寄せます。ざっくりした数字を知りたい時に使ってみましょう。
Learn the ropes/コツをつかむ
It has taken some time to learn the ropes, but I have started to work.
コツを覚えるまで少々時間はかかりましたが、やっと仕事に慣れてきました。
〇説明
こちらもアメリカ人らしい面白いイディオムです。西部劇など昔のアメリカ映画では、カーボーイがロープを上手く使っているシーンをよく見かけますが、こちらは「ロープの結び方が上手くなれば一人前」という意味から派生して使われるようになった表現です。イディオムはその国の文化や風習にちなんで作られることも多く面白いですね。
おしゃれでかっこいい英語の慣用句一覧:ユーモア編
ユーモアが大好きなアメリカ人が使う、思わず「なにそれ!」と言ってしまうような面白いイディオム(慣用表現)の一覧です。中には失礼な意味もあるので、使う時や相手を選んで気をつけて使いましょう。
When pigs fly/無理
面白いイディオムには動物を表す単語が使われていることが多いですが、メジャーな「dog」や「cat」と並んでよく使われるのが「pig」です。こちらは、直訳すると「豚が空を飛ぶ時」という意味ですが、「あり得ない!」「無理!」という意味で使われます。面白い表現ですね。
Party pooper/空気を読めない人
She was a party pooper last night.
彼女は昨日のパーティーを台無しにした。
〇説明
「pooper」には「排便する人」という意味があり、直訳すると、「パーティーで排便をする」というかなりショッキングな意味になりますが、実はトイレとは一切関係のない表現です。こちらは、せっかくのパーティーなのに、機嫌が悪かったり空気を読まない行動をする人のことを指すイディオムです。語呂が良くておしゃれな表現なので、日本でも飲み会やコンパでそういう人を見かけた時に使ってみると面白いかもしれません。
Long face/泣き顔
Why are you the long face?
何で泣いているの?
〇説明
見ての通り「長い顔」という意味ですが、実はコレ「泣き顔」を意味するイディオムなんです。シクシク泣いている時はどちらかというと顔が丸くなりますが、子供がワンワン泣いている時は口が長細くなり縦長になります。思わず泣いていた原因を忘れてしまうような面白い表現ですね。
おしゃれでかっこいい英語の慣用句一覧:モテテク編
最後にご紹介するのは、使いこなせたらモテること間違いなしのかっこいいイディオム(慣用表現)です。特に男性の皆さん、覚えておいて損はありませんよ。
Burn the midnight oil/真夜中まで勉強する
I have to burn the midnight oil to pass the exam!
試験に合格するには夜中まで勉強しなきゃ!
〇説明
日本語で言う「一夜漬け」のような慣用表現です。「必死に勉強をする」という意味ですが、「midnight」や「oil」など無骨な単語が使われていることで、なんとなく男っぽくてかっこいい表現になっています。
Every cloud has a silver lining/必ず良いことはある
こちらはジェントルマンの国イギリスのイディオムです。「silver lining」とは、雲に太陽の光が当たった時に雲の周りに見える光のラインのことです。直訳すると「どんな雲でもキラキラ光るシルバーのラインを持っている」という意味になりますが、日本で言う「止まない雨はない」と同じような表現です。どんな時でもポジティブな、大人の余裕を感じるかっこいいフレーズです。
What goes around comes around/自業自得
少々シリアスな会話の中で使う表現です。最初の「what」は疑問詞ではなく関係代名詞で「~のこと」と訳します。「一周回って元に戻ってくる」という意味から「自業自得」という表現になっています。
Justin Timberlakeの楽曲に、「What goes around comes around」というタイトルの曲があります。三角関係を描いた少し大人の切ない曲で、自分がしたことは必ず自分に戻ってくるというこちらのイディオムが使われています。
おしゃれでかっこいい慣用句まとめ
今回はシチュエーション毎に様々なイディオム(慣用表現)を一覧でご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?初めて見るものも多かったかと思いますが、使えるとかっこいい表現や面白い表現がたくさんあるので、是非これを機に覚えてみてください。イディオムが使えると、英会話の表現の幅がぐっと広がりますよ!