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英文で手紙を書くには?宛名から封筒の書き方まで例文付きで解説

英文で手紙を出したいけれど、書き方が分からないからと諦めてしまっていませんか?この記事では、宛名から封筒の書き方まで、様々な状況に合わせて分かりやすく解説していきます。英文での書き方をしっかり覚えて、大切な人に手紙を送りましょう。

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もくじ

英文で手紙を書くには?宛名から封筒の書き方まで

海外に手紙を出したいけれど、英語での書き方がわからないから諦めてしまったなんて経験はありませんか?最近は、友達や家族が海外に行っていたり、日本や留学先で外国の人と仲良くなる機会が多くなっています。そんな友達達とメールやSNSだけでなく手紙で連絡を取ってみると、とても新鮮な気持ちになるものです。こんな時代だからこそ、手書きの手紙はとても特別なものです。しかし、封筒に英語で宛名を書く方法を知らないと、手紙を書くにも書けませんよね。今回は、わかりやすい例文も交えて、宛名から封筒まで英語での手紙の書き方を説明していきます。

英文で手紙を書く:封筒を選ぶ

まず決めなければならないのが、何に手紙を書いてどんな封筒に入れるかです。外国に送るのに、普通に日本に売っている便箋や封筒でいいのか不安になることもあります。結論から言うと、日本で普通に買える便箋や封筒で手紙を送っても、宛名さえしっかりと書いていれば無事に届くので大丈夫です。

海外ではカードが一般的

日本では手紙といえば封筒に便箋を入れて送ることが多いですが、海外では、送りたい相手が友達や親戚の場合、ハガキサイズのカードを封筒に入れて送ることが一般的。カードにはいろいろなメッセージが書かれているため状況に合わせて選ぶことができます。欧米では、そこに一言メッセージを添えて送ることが多いです。長文を書きたいときには、カードに便箋を挟むこともあります。

便箋でも喜ばれる

海外では日本よりも便箋が使われることは少ないです。けれども、日本に住んでいると、そんなに多くの種類のカードは手に入りません。逆に便箋はいろいろな種類のものが売っています。便箋でもおかしいというわけではないので、日本からの手紙は便箋で送るのをおすすめします。便箋の方がメッセージをたくさん書けますし、日本的な絵柄のものを選んで送ると喜んでもらえるはずです。

英文で手紙を書く:宛名の書き方

英語で手紙を出す時に、封筒に書くために必要なものは以下の4つです。

  1. 宛名
  2. 自分の名前と住所
  3. 切手
  4. 航空便で送ってもらうための、「AIR MAIL」の文字かシール

この中で、大切なのに間違えやすいのが宛名です。ここでは宛名の英語での書き方を説明していきます。

英語で宛名を書く:必要な情報を集める

まず、相手にしっかりと手紙を届けるためには、必要な情報を英語で集める必要があります。具体的には、以下のものが必要です。

  1. 相手の名前
  2. 相手の住所
  3. 送りたい国名

英語で宛名を書く:宛名は封筒の真ん中か右下に

宛名は封筒の真ん中もしくは右下に書きます。のちほど説明しますが、差出人の名前と住所を左上に書くことが多いので、真ん中に書く場合はそのスペースを空けておくようにしましょう。宛名は差出人よりも大きく書くのが一般的です。

英文で宛名を書く:相手の名前を書く

日本語では住所の後に名前を書きますが、英語では相手の名前を住所の上に書きます。なので、まず相手の名前から書き出しましょう。日本語では相手の名前には「〇〇様」という書き方が多いですが、英語の名前の書き方では敬称を使い分ける必要があります。相手との親しさに応じて、使い分けてみてください。

英語で相手の名前を書く:敬称を性別でわける

日本語では男女ともに「様」をつけますが、英語では男女で敬称が異なります。男性には「Mr.」を、女性には「Ms.」を名前の前につけましょう。その後に、下の名前、名字と続きます。ミドルネームは書かなくても大丈夫です。例えば例文として Mike Smith という男性と Anna Smith という女性の名前を書くとこのようになります。ちなみに Mike と Anna が下の名前で、Smithが名字です。
Mr. Mike Smith 
Ms. Anna Smith

昔は女性の敬称には、未婚女性の「Miss」と既婚女性の「Mrs.」を使い分けていました。今では、どちらにでも使える「Ms.」が一般的です。時には、既婚女性で「Mrs.」を使って欲しいという人もいますが、特にそのような要望がなければ 「Ms.」を使いましょう。

英語で相手の名前を書く:親しい友達には敬称はいらない

日本語で手紙を書く時には、どれだけ親しい人でも敬称をつけます。英語では親しい人には敬称をつけずに名前だけを書いて、親しさを強調するのが一般的です。英語では失礼にならないので、仲のいい友達には名前だけを書いて送りましょう。

英語で相手の名前を書く:宛名を連名にする場合

相手が夫婦の場合など、連名で手紙を出したい時もあります。一般的には男性の名前を先に書くことになっていますが、厳しい決まりではないので、実際にはどちらが先でも大丈夫です。人によっては、親しい方の名前を先に書くこともあります。

伝統的な書き方

手紙を出す相手が結婚していて、妻が夫の名字を使っている場合、「Mr.」「Mrs.」の後に夫の名前だけを書くのが伝統的です。例文として、Mike SmithさんとAnna Smithさんが夫婦だとするとこうなります。
Mr. and Mrs. Mike Smith

二人の名前を並べる書き方

最近欧米では特に、男女の夫婦間での立場は同等だという考え方が一般的です。なので、夫婦に手紙を出すときでも、夫の名前だけではなく夫婦両方の名前を書くことが増えています。まずどちらか一方の名前から書き出して、「and」を挟んでもう一方の名前を書きます。夫婦別姓の場合でも成り立つ書き方です。例文で Mike Smith さんと Anne Smith さんを使うとこうなります。
Mr. Mike Smith and Ms. Anne Smith


相手が親しい間柄である場合は、敬称の「Mr.」と「Ms.」を省略すると親しい印象になります。

英語で相手の名前を書く:家族宛に送る

家族みんなと付き合いがある時には、家族宛に手紙を送りたいですよね。そんな時は、相手の名字の前に「The」、名字の後に複数形の「s」をつけることで、「ご家族へ」というような意味になります。最後に「Family」をつけても同じ意味です。例文としてSmithさん一家に手紙を送る場合はこのようになります。
The Smiths 
The Smiths Family

英文で宛名を書く:相手の住所を書く

相手の名前が書けたら、その下に住所を書きます。住所の書き方は、日本語での書き方と正反対なので、非常に間違えやすいです。基本的には相手方に住所を教えてもらって、それをそのまま書くのが簡単です。英語では部屋番号や番地など、日本語の住所の最後に当たる細かい部分から書き出していきます。したがって、郵便番号は1番下にきます。この時に気をつけておきたいことをまとめます。

  • 住所の順番は日本語の逆
  • 単語の最初の文字は大文字で
  • それぞれの単語の間はスペースで区切る。読みにくければ、任意でカンマを使う

英語で住所を書く

英語で住所を書く時は、「部屋番号」「建物名」「番地・町」「道路名」「市」「県」「郵便番号」「国名」と日本語で封筒を書く場合と逆向きに書いていきます。3行から4行ほどで書くのが一般的です。例文として、架空の住所ですが、アメリカのニューヨーク州ニューヨク市イースト通り1、ニューヨークタワー101号、郵便番号12345に住んでいる人に手紙を送りたい場合はこうなります。

Unit 101, New York Tower 
1 East Street, New York City, 
NY 12345, UNITED STATES 

道路名に気をつけて

海外の住所では日本と違い、道路名とその道路のどこに家があるのかという番地がセットになっています。例えば、上の例文では「East Street/イースト通り」が道路名です。英語では「Street」を「St.」や「Avenue」を「Ave.」のように省略して道路名を書くこともありますが、その場合は省略していることを表す「.」をつけるのを忘れないようにしてください。

郵便番号は県や州の後で

上の例ではニュヨーク州を表す「NY」の後に郵便番号である12345が来ています。この時に日本の郵便番号の記号である〒は、海外では通じないので使わないようにしましょう。郵便番号は国ごとに違うので、間違えないように気をつけてください。例えば、例文で使ったアメリカでは5桁の数字です。他にも、オーストラリアは4桁、カナダではアルファベットと数字を組み合わせた6桁と国ごとにさまざまです。

最後に国名を大文字で

海外に出す手紙なので、忘れないようにしなければいけないのが送り先の国名。すべて大文字にしないといけないという決まりはありませんが、わかりやすいので大文字で書くのがおすすめです。住所の最後に、この国に送りますということをしっかりと記しておきましょう。

英文で手紙を書く:差出人の情報を封筒に書く

メインの宛名が書けたら、次は差出人である自分の情報を書きましょう。左上に書くのが一般的です。ビジネスレターなどきちんとしたものであれば、ほぼ例外なく封筒の左上に書きます。友達宛の手紙で封筒に余白が少ない時などは、封筒の裏面に書いても大丈夫です。その場合は、差出人の情報だとわかるように、真ん中低めあたりに小さめに書きましょう。

英語で差出人欄を書く:必要な情報

差出人欄は基本的に宛名と同じように書いていきます。必要なのは自分の名前自分の住所です。住所は相手が返事を書くときや、郵便が無事に相手に届かずに返送される時に必要になります。

英語で差出人欄を書く:自分の名前を書く

封筒の左上に自分の名前から書き出します。ほとんどの場合敬称はつけません。宛名の文字よりは小さくなるように自分の名前を書きましょう。

英語で差出人欄を書く:自分の住所を書く

名前を書いたらその下に自分の住所を書きます。宛名の住所の時と同じで細かい情報から書き出していきます。住所が日本語の場合、ローマ字にして書きましょう。「〇〇県」や「〇〇区」がローマ字にすると長くて読みにくくなってしまう場合、ハイフンを使って「〇〇-ken」「〇〇-ku」としても大丈夫です。ただし、宛名の住所の書き方で説明した通り、住所を書く順番が日本語と真逆なので気をつけてください。

自分の住所は日本語でもいいことも

もし手紙を送る相手が日本語を話せる方の場合、住所は日本語でも大丈夫です。相手が返事を書く際にJAPANの部分さえ英語で書いてくれれば、あとは日本の郵便局が届けてくれます。なので、相手が日本語を話せる場合、わざわざ苦労して自分の住所を英語にして送る必要はありません。

英文で手紙を書く:封筒に必要なその他のもの

宛名と差出人の情報を書けば、封筒はほぼ完成です。あとは切手を貼って、航空便シールを貼るか自分で「AIR MAIL」と書き込めば完成です。

切手を貼る

切手は封筒の右上に貼ります。値段は送りたいものの種類と送り先によって変わるので、郵便局に送りたい手紙を持っていって、教えてもらうのが確実です。

「AIR MAIL」と書き込む

郵便局で切手を買うと、一緒に航空便と書いたシールがもらえることがあります。航空便で送ってもらうことを明示しておかないと、手紙が舟便で送られて届くまで時間がかかってしまうかもしれません。航空便のシールは封筒の左下の空いたスペースに貼りましょう。シールがない場合は自分で「AIR MAIL」と書いても問題ありません。

英文で手紙を書く:手紙の中身

英語での封筒の書き方がわかれば、安心して手紙の本文を書くことができます。手紙の書き方は伝えたい内容によってさまざまです。親しい人への手紙であれば、基本的には最初に相手への気持ちや感謝を書きます。その後に自分の近況を書いて、最後に相手の近況を聞くのが無難な書き方です。

どうやって書き出したらいいのか

まず相手の名前を書く

英語で手紙を送りたいと思っても、書き出し方がわからないとなかなか筆が進みません。まず、便箋やカードの1番上に相手の名前を書きましょう。親しい相手の場合、敬称や「Dear」は使わず、名前だけを書いて親しさをアピールしましょう。

相手への気持ちを書く

1番最初に相手へ伝えたいことを書きましょう。例えば、留学先でお世話になった友達へ手紙を出す場合は、その時の感謝を伝えましょう。書き出しの例として、ニューヨークへの留学中にお世話になった友達のMike へお礼の手紙を出す場合を紹介します。

Mike
I wanted to say “Thank you” for being a true friend to me in my time in New York. 


マイクへ
ニューヨークにいた間本当に仲良くしてくれてありがとう。

自分の書きたいことを書く

その後の本文は相手との関係性により変わってきますが、基本的には自分が相手に伝えたいことを書きましょう。書くことに困ったら、自分が相手のどんなことを知りたいかを考えて、同じことを自分について書きましょう。例えば、最近あった大きな出来事や、はまっているものの話などがいいかもしれません。

英文で手紙を書く:まとめ

せっかく英語で手紙を書いても、封筒をどうやって書き出したらいいのかわからないと送ることができません。海外に手紙を送るには、「宛名」と「差出人欄」をきちんと書く必要があります。特に宛名は日本語と書き方が違うため書くのが難しいです。手間はかかりますが、直筆の手紙が無事に届けば、相手もメールやSNS以上に喜んでくれるはずです。ぜひ、頑張って英語で手紙を書いて、送ってみてください!

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Daisuke|監修者
プログリットのカリキュラム開発部:PGUマネージャー
英語コンサルタントを経験後、英語学習に関するデータ分析や自然言語処理・音声処理技術を用いた専用カリキュラムの設計・アルゴリズム開発に従事。現在は、「最高の英語学習を追求し、サービスをアップデートする」チーム(PGU)で、応用言語学や第二言語習得論などの学術的観点と最新AI技術などテクノロジーの両面からサービス開発・改善に携わっています。
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