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英語の「多分、おそらく」は実現確率で表現が変わる?possibly・probablyなど

「probably」「maybe」「perhaps」など、英語で「多分、おそらく」を表す表現は少なくありません。この記事では、英語の「多分、おそらく」の表現を、実現確率で分類してご紹介します。なんとなく「たぶん=maybe」を使ってしまっていた方必見です!

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もくじ

英語の「多分、おそらく」は実現確率で表現が変わる?

程度の微妙なニュアンスを表す「多分、おそらく」や「きっと」といった言葉を私達は日常的に使っています。これらの単語が英語でも使えたら、とても便利ですよね。

英語では「話し手の主観による感じ方」によって、程度を表す言葉を使い分けます。英語で「多分、おそらく」を上手に使えれば、「あえて断言を避ける婉曲表現」にもなり、表現の幅を広げることができます。それぞれの単語のニュアンスを掴んで、使いこなせるようになると便利ですね。

この記事では、英語の「多分、おそらく」の表現をご紹介します。

確率が一目でわかる!「多分、おそらく」の表現一覧

まずは、「多分、おそらく」の英語表現の一覧表をご覧ください。
 

英単語実現確率
probably90%以上
likely65%以上
maybe35〜50%
perhaps30%以上
possibly30%未満

一般的には、「possibly」 が最も実現可能性が低く、「probably」が最も高いとされています。

ただ、これらの確率は全て「話し手の主観による実現性の感覚」であり、客観的な実現確率を示すものではありません。例えば、ある人が「probably」と言った時、その人の「主観」では90%以上確実だと感じいますが、客観的に90%以上確実だということを示しているわけではありません。あくまで「話しての主観」によることは頭の片隅に置いておきましょう。

「多分、おそらく」の英語表現①実現確率90%以上「probably」

「probably」は、話し手の感じる実現可能性が90%以上の場合に使われ、日本語では「十中八九」に近いです。例文で確認してみましょう。

英文:He will probably come here.
和訳:彼は十中八九ここに来るだろう。

英文:She probably has read the book.
和訳:彼女はきっとその本を読んでしまっただろう。

「probably」の類義語表現

つぎに、「probably」の類語表現を一覧でご紹介します。

類義語対訳
presumablyおそらく
doubtless疑いなく
inevitably必ず
necessarily必然的に
definitely絶対に
unquestionably疑問の余地なく
certainly全く
undoubtedly疑いの余地なく

これらの単語は「probably」と同じように使うことができます。すべて使える必要はありませんので、2〜3つほど覚えておきましょう。

「多分、おそらく」の英語表現②実現確率70%以上「likely」

「likely」は、話し手の感じる実現可能性が70%以上の場合に使われます。「ありそうだ、起こるだろう」という訳が使われることが多いです。

英文:He is likely to pass the exam.
和訳:彼はきっと試験に合格するだろう。

英文:Snow showers are likely in the next 24 hours.
和訳:24時間以内ににわか雪が降る見込みです。

「多分、おそらく」の英語表現③実現確率50%「maybe」

「maybe」は、話し手の感じる実現可能性が35〜50%程度の場合に使われます。50%以内なので「きっと可能性がないかもしれない」あるいは「少し自信がない状態」と理解しておくと良いでしょう。では、例文を確認しましょう。

英文:There were three, maybe four hundred people at the concert.
和訳:コンサートには300か、いやきっと400人くらいの観客がいた。

英文:Do you come to the party tonight?
和訳:今夜のパーティには来るのかい?
英文:Well, maybe yes.
和訳:うん、まあ多分ね。

英文:Does a fortune teller really tell your future?
和訳:本当に占い師は未来を予言するの?
英文:Maybe yes, maybe not. Only God knows.
和訳:さあどうだか。

「多分、おそらく」の英語表現④実現確率30%以上「perhaps」

「perhaps」は、話し手の感じる実現可能性が30%以上の場合に使われます。可能性がやや低く、「多分、おそらく」の意味としてもやや弱い意味です。「maybe」よりも少しだけ固い表現で、日本語だと「きっと」や「ことによると」などのように訳されます。

英文:Perhaps it will rain tonight.
和訳:もしかしたら今夜は雨だろう。


英文:The rumor is true, perhaps.
和訳:その噂はことによると本当かもしれない。

英文:Do you think he will become a millionaire in his business?
和訳:彼は仕事で億万長者になるだろうか?
英文:I think he will, perhaps.
和訳:まあ、きっとなるんだろうと思います。

「多分、おそらく」の英語表現⑤実現確率30%以下「 possibly」

「possibly」は、話し手の感じる実現可能性が30%以下の場合に使われます。可能性がとても低く、「多分、おそらく」の意味としてはもっとも弱い意味です。

英文:Possibly he will come here.
和訳:きっと彼は来るだろう。

英文:It possibly snows. It’s getting warmer, though.
和訳:暖かくなりつつあるけど、まあ雪が降ってもおかしくはない。

「多分、おそらく」は実現確率で表現が変わる? まとめ

今回は、英語で確率や実現性を表す「多分、おそらく」の表現についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

「maybe」や「probably」など、この記事でご紹介した単語に出会ったときは、その単語を言った本人が「主観的にどのくらいの実現確率だと思っているのか」について考えてみると、それぞれの単語のニュアンがつかめてきますよ。

英語で「多分、おそらく」の表現 まとめ

  • 「話し手の主観による判断」であり「実際の確率」とは異なります。
  • あえて断言を避ける婉曲表現として使用することもあります。
  • 「probably」→「likely」→「maybe」→「perhaps」→「possibly」の順に実現確率が低くなります。

参考文献:大修館書店「ジーニアス英和辞典」第4版より「perhaps」語法の項

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Daisuke|監修者
プログリットのカリキュラム開発部:PGUマネージャー
英語コンサルタントを経験後、英語学習に関するデータ分析や自然言語処理・音声処理技術を用いた専用カリキュラムの設計・アルゴリズム開発に従事。現在は、「最高の英語学習を追求し、サービスをアップデートする」チーム(PGU)で、応用言語学や第二言語習得論などの学術的観点と最新AI技術などテクノロジーの両面からサービス開発・改善に携わっています。
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