英語で「〜したい」と自分の希望を伝える表現には、「want to〜」以外にもたくさんあります。この記事では、「〜したい」を表す英語表現を、カジュアルなフレーズとフォーマルなフレーズに分けてご紹介します。より適切な表現を使えるようになりたい方は、是非ご覧下さい。
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英語で「~したい」って何て言う?
会話の中で自分の「~したい」という希望を伝えることは大事なことです。しかし、英語で「~したい」という気持ちを表すとき「want to~」という表現だけを使っていては、ビジネスなど場面によっては、子供っぽいと思われたり無礼な人と思われたりすることもあります。
英語で「~したい」を表すフレーズは「want to~」の他に、「wish to~」「would like to~」などがありますが、どのフレーズを使ったら良いかは場面ごとに異なってきます。
この記事では、英語で「~したい」を表すフレーズを、カジュアルな場面とビジネスシーンに分けてご紹介していきます。場面に適したフレーズを使えるようになりたいという方は是非ご覧ください。
英語で「~したい」①カジュアルな表現
まずは友だちと話すときなどに気軽に使えるカジュアルな表現をご紹介していきます。
カジュアルな「~したい」①「want」を使った表現
「want」という動詞は「欲しい」という意味ですが、「want」の後に「to+動詞」をつけると「~したい」という願望を表すフレーズになります。「want to~」はカジュアルに「~したい」と言うときによく使われるフレーズです。
「want to~ 」基本的な使い方
「want to〜」の基本的な使い方をみていきましょう。
英文:I want to go swimming.
和訳:泳ぎに行きたい。
英文:I want to drink a glass of water.
和訳:水が飲みたい。
より切実な希望の場合は「really want to~」や「do want to~」というフレーズもよく使われます。
英文:I really want to improve my English.
和訳:私は自分の英語力を本当に上達させたいと思っている。
英文:I do want to go to that movie.
和訳:私はあの映画を絶対見に行きたい。
「do want」のように、動詞の前に「do」を置く形はよく耳にするフレーズです。この「do」は、後に続く動詞を強調する働きをします。例えば、「want」以外にも下記のように使います。
英文:I do like that house.
和訳:私はあの家が本当に好き。
「want 誰々 to ~」の使い方
自分以外の他の人に何かをしてもらいたい時には「want 誰々 to ~」のフレーズを使います。例えば、以下のように使います。
英文:I want you to bring a glass of water.
和訳:あなたに水をもってきて欲しい。
英文:I want you to sing a song.
和訳:あなたに歌を歌って欲しい。
「want to~」お誘い・提案としての使い方
「want to~」がすべて「~したい」と考えていると、ネイティブとコミュニケーションギャップを起こしてしまう可能性があります。それは、 「want to~」は何かをお願い、あるいは提案する時に使うカジュアルなフレーズでもあるからです。例えば、下記のように使われる場合に要注意です。
英文:Do you want to build a snowman?
和訳:雪だるま作らない?
これはあなたに、「雪だるまを作りたいか?」と質問しているのではなく、「雪だるまを作ろうよ!」とお誘いしているのです。他にも、以下のような表現はよく使います。
英文:Do you want to have lunch?
和訳:お昼食べに行かない?
英文:Do you want me to send an email to her?
和訳:彼女にメールを送ろうか?
「want to~」の省略表現
「want to~」というフレーズですが、実際ネイティブの会話を聞いていると「wanna(ワナ)」のように省略されて発音されることが多いです。特に友達同士のカジュアルな会話だと「wanna」を使う方が多いです。
英文:Do you wanna go shopping?
和訳:買い物行かない?
英文:I wanna go shopping.
和訳:買い物に行きたい。
下記はネイティブの方が実際に「wanna」を発音している動画となります。是非参考にしてみてください。
カジュアルな「~したい」②「wish」を使った表現
「wish to〜」というフレーズもよく使います。「wish to〜」はカジュアルに使える表現ではありますが、「want to〜」よりは丁寧な表現です。例文を見てみましょう。
英文:I wish to leave now.
和訳:今すぐ出発したいです。
英文:I wish to go abroad.
和訳:外国に行きたいです。
英語で「~したい」②ビジネスシーンでの表現
では、ビジネスシーンで目上の人に自分の要望を伝える場合はどのような表現を使うのでしょうか。ここでは、丁寧なフレーズをご紹介していきます。
フォーマルな「~したい」②「would like to~」を使った表現
ビジネスシーンで「~したい」と丁寧に相手に希望を伝えたい時には、「I would like to~」「I’d like to ~」という表現がよく使われます。
英文:I would like to attend the meeting.
和訳:その会議に参加したいです。
英文:I’d like to introduce myself.
和訳:自己紹介させてください。
フォーマルな「~したい」②「would be glad to~」を使った表現
「would like to~」よりも控えめに「~したい」と伝えることのできるフレーズには、「would be glad to~」があります。直訳すると、「~できると嬉しい」という意味になり、自分自身の希望を伝えるというよりも、相手に対して何かをしたい、してあげたいというボランティア的な希望を伝えるフレーズとして使うことが多いです。例文を見てみましょう。
英文:I would be glad to help you.
和訳:お手伝いできると嬉しいのですが。
英文:I’d be glad to watch the kids for you this afternoon.
和訳:今日の午後あなたの子供たちのお守りをしてあげられますよ。
英語で「~したい」③その他の表現
その他に英語で「~したい」と表現できるフレーズとして「hope to~」があります。
「hope」は「希望する」という意味ですが「to+動詞」をつけると「~したい」という意味で使うことができます。「want to~」とほとんど同じような使い方ができますが、「want to~」の方がもっと切実な希望を表すニュアンスがあります。
「hope to~」を使った例文を見てみましょう。
英文:I hope to visit NYC again.
和訳:またニューヨークに行きたいなと思っています。
このように、「hope to〜」は、ニューヨークに是が非でも行きたいというよりは、「また行けたらいいな」というふんわりした希望を表します。自分の希望の切実さによって、「want to~」と「hope to~」を使い分けてみましょう。
まとめ
この記事では、英語で「~したい」と伝える表現についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
「want to~」だけでも「~したい」という意味は通じますが、ビジネスシーンや初対面の相手に使ってしまうと、子供っぽいと思われたり、乱暴なイメージを与えてしまうこともあるので、場面ごとに使い分けることをおすすめします。
英語で「~したい」まとめ
- カジュアルな場面では「want to~」が基本
- カジュアルでも少し丁寧に伝えたい場面では「wish to~」がおすすめ
- ビジネスシーンでは「would like to~」が基本
- 相手のために何かしてあげたい時には「would be glad to~」がおすすめ
- ふんわりとした希望を伝える時には「hope to~」も使える