外資系企業に勤務し、数年前に日本からグローバルの部署へ異動となった前島さん。チームに日本人が一人もいない状況で、異動を機に、本気で英語学習に取り組むことを決意しました。
最初にこれまでの英語学習環境を教えてください。
外資系企業に勤めています。 数年前に日本からグローバルの部署に異動となり、チームに日本人が一人もいない状況になりました。 技術職ということもあり、これまでも英語の読み書きは必要でしたが、海外のクライアントと普通にコミュニケーションを取るスピーキングとリスニングには自信がなくて、「もう少し勉強しないと」と常々思っていました。 異動直後の上司はシンガポール在住のカナダ人で、同僚はフランス人やオーストラリア人、インド人、イギリス人など。私を含む5〜6名でアジア全体をカバーするチームです。
英語を第二言語とするチームメイトとやり取りするのですね?
グローバルのチームメンバーに関しては、みんな普段からさまざまな英語に接しており、多様性への理解があるため意志の疎通はそれほど大変ではなかったのですが、ひとたび社外に出て、アジアのクライアントやパートナー企業の方と話すと、これが同じ英語だろうか?と思うくらい聞き取れませんでした。
これまでも何か英語学習はしてきたのでしょうか?
はい、自分なりにディクテーション(英語の音声を聞いて書き取る学習法)をやってみたり、とりあえずオンライン英会話をやってみたりはしていたのですが、「本当にこれでいいのかな?」と今ひとつ自信が持てずにいました。 そこでついに、プログリット受講を決意しました。
受講中のモチベーション維持はいかがでしたか?
英語って、学習を開始してすぐに成果が出るものではなくタイムラグがあるので、学習量が可視化されることが、私にとってはモチベーション維持になりました。 アプリの学習内容の記録とか、todoリストとか。それを元に、コンサルタントの方とも面談をするので。
今、コンサルタントの話が出ましたがコンサルタントの伴走はいかがでしたか?
やっぱりプロだなと思いました。私の気づかない改善ポイントなども的確に言ってくださるし、週1回の小テストも程よい緊張感がありました。 コンサルタントの方のアドバイスは基本的にポジティブで、でも変に褒め過ぎでもなく客観的で、独学とは違う伴走を心強く思っていました。
受講してみて、前島さんの思うプログリットの良さは何だったでしょうか?
ロジカルにやるべきことを教えてもらえること、それから週1回のカウンセリングでより具体的にアドバイスがあること。 独学では、本当に効果があるのか自信がなかったので、自信を持ってその勉強を続けられるところが、私にとっては一番大きなポイントでした。
では受講中の1日のスケジュールを簡単に教えていただけますか?
朝6時くらいに起きて、朝食前に多読と単語学習をやって、日中にオンライン英会話とシャドーイングを行っていました。 勉強時間はカレンダーをブロックして確保していました。帰宅後も多読は行っていたのですが、夜の方が予定外のイベントが発生しやすかったり、集中力が落ちたりすることもあったので、朝のうちにある程度勉強しておく方が自分としても安心でした。
英語も、英語以外の効果も実感されたとか?
そうですね。プログリットを受講して感じたのは、カリキュラムの中に、複合的に多読や単語があるので、その組み合わせが効果を生むのだということ。中でもシャドーイングの効果は大きかったと思います。 今までやったことがないシャドーイングに一番時間を割いてやったところ、言葉の連なりが自然にそのままの速度で口から出てきたりもして、自分でも効果を実感しました。
そしてまた3ヶ月間続けていくうちに、生活リズムを作ることがかなり確立されてきて、英語学習だけでなく生活そのものがポジティブになってきた ことを感じました。それまで独学で勉強していたものの、日常の業務で苦労し、英語への自信を失いつつある状態でしたが、実感できるレベルでの成長で自信回復に繋がり、仕事がまた楽しくなりました。勉強法が間違っていないという自信、生活がポジティブになること、この2点は私にとって一番大きなポイントでした。
周囲からの評判はいかがでしたか?
嬉しくて印象に残っているのは、グローバルの部署に来た時の最初の上司の言葉です。 ちょうど3ヶ月の受講が終わった頃にカジュアルな1対1のミーティングがあって、「以前に比べて英語がスムーズになっているね」と自然に言ってもらえたんです。 すごく嬉しかったです。
卒業後も学習を継続されているのですか?
はい、朝起きて20分くらい英語の勉強をしてから1日をスタートしています。逆に、勉強しないとモゾモゾするというか、落ち着きません。 コンサルタントの林さんには、「CEFR※ B2レベルを目指す」という想定で卒業後の学習計画の作成をしていただき、そのおかげで、少し時間はかかりましたがVERSANTが61点を突破できました。※
※CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠):外国語の学習者の習得状況を示す際に用いられる指標
※2023年12月よりVersant testのスコアがVersant スケールからGSEスケールへ変更となりました。インタビュー内容でのスコアの言及は旧Versantスケールとなります。詳しくはピアソン社のサイトをご確認ください。
素晴らしいと思います! では、英語は業務で活かされていますか?
以前は英語での会議に出席中、そもそも英語に抵抗感があって積極的に発言できず、日本語のコミュニケーションに比べるとどうしても一歩引いてしまうところがあったのですが、今はそれはないです。 もちろんすごく流暢にというわけではありませんが、当時よりは自信がつきました。スピーキングとリスニングが向上すると、「現場でこんなに活かせるのか」と驚いています。それに学習によって複合的なボキャブラリーや、「こういう時はこう切り返す」という経験値が増し、以前は聞き取れる割合が5割程度だったのが、7、8割にまで明らかに増えたので、ためらわなくなったのだと思います。
受講を終えて、今後の展望や今の気持ちをお伺いできますか?
今の部署で海外の文化に触れることができ、英語力も伸びてとても楽しいので、日本で日本人として働くというアドバンテージを1回捨てて、いつか海外に行ってグローバルのメンバーとして普通に働きたい です。また、プログリットはビジネス英語を伸ばしたくて受講したのですが、シャドーイングや多読の教材から「英語が理解できると、得られる情報がこんなにあるんだ!」と知ることが出来、ビジネスの分野以外で英語の活用ができるようになったのも追加のメリットでした。
最後にプログリットを検討している方へメッセージをお願いします。
英語学習の目的っていろいろあると思います。私の場合は業務でやらざるを得なかったのですが、「なぜ、英語を学ぶのか」という目標をはっきりさせるのがまず大事かなと思います。個人的には、私のように独学でやってみて伸び悩んでいる方は、プログリットの学習法に特に価値を感じると思います。プロの伴走は心強いですし、同じ学習時間を掛けても、迷いながらやっていた時より、伸び方が全然違いますよ。