携わっているプロジェクトの公用語が英語のため、英語学習をスタートさせた平野さん。プログリット受講は、独学のときの英語学習と何が違ったのでしょうか。コンサルタントの青木も加わり、本気の英語学習について伺いました。
担当コンサルタント 青木
平野さんの英語学習の目的は何ですか?
平野さん
現在、グローバル向けの新製品開発のプロジェクトに携わっているため、英語力が必要になったからです。勤務先は「日本だけでなくグローバルに拡大していきたい」という積極的な意志があって、外国籍の方を採用したり、既に勤めている外国籍のメンバーをプロジェクトに参加させたりしています。
プロジェクトではかなりの頻度で英語が使われているのですか?
平野さん
実は、プロジェクトの公用語が英語なんです。参加者の中には非日本語話者がいて、ミーティングも英語ですし、採用面接も英語、テキストでのコミュニケーションも英語を使うという決まりです。従って英語のスキルをちゃんと伸ばさないと会議で発言もできませんし、ネイティブの言っていることが理解できないので、英語に本気で向き合おうと思いました。
プログリット受講前も何か英語学習はしていたのですか?
平野さん
オンライン英会話もやってみましたが、続いたりやめたりで学習時間に波がありました。
受講が始まり、すぐに学習時間は確保できましたか?
平野さん
最初は苦労しました。というのも業務に加えてプライベートでは子どもが小さくて家庭でやることもあるので、なかなか大変で…。かなり工夫しないと1日3時間、学習時間を確保することは難しいんだなと、身に沁みて分かったのが最初の週でした。
その後、ペースは掴めましたか?
平野さん
学習を1時間ずつに分けて合計で1日3時間になるように勉強していました。でも、どうしてもまとめて1時間取れない日もありました。そういう日はオフィスへの移動中などスキマ時間を見つけて口頭英作文をやったり、単語を覚えたりしていました。仕事と家族で過ごしているとき以外はすべて英語学習に充てている感覚でした。
その状態に慣れるまで、どのくらいかかりましたか?
平野さん
1ヶ月くらいで慣れました。受講1ヶ月後には毎日英語学習をやらないとモヤモヤするくらいまで習慣化できていました。
素晴らしいです。では、実際に効果を感じ始めたのはいつ頃ですか?
平野さん
初回の面談で*WPM150くらいの英語をいくつか聞いたんですが、そのときは理解が30%くらいだったんです。受講後1ヶ月半から2ヶ月経ったとき、同じ英語を聞いて8割くらい分かるようになっていました。そのとき、効果を実感しました。
*Words Per Minute:1分間に処理できるワード(単語)数のこと。
モチベーションも上がりましたか?
平野さん
そうですね、同時に業務でも英語を使った自分の発言が増えていったり、英語話者の言うことが分かるようになってきたりということもあって、このあたりからモチベーションはずっと上がり続けていました(笑)。
では、コンサルタントの青木の存在はいかがでしたか?
平野さん
青木さんには本当に親身になって学習のサポートをしていただきました。LINEで気にかけてくれるようなメッセージを送ってくれたり、「役に立つんじゃないかと思います」と動画を共有してくれたこともありました。週1回の面談では、自分も1週間の学習を振り返りながら、青木さんに矢継ぎ早に質問していました。
青木さんから見て、平野さんはどのような受講者でしたか?
青木
英語学習者の鑑みたいな方です。毎日、熱心に学習時間も捻出されていましたし、ご自身での振り返りもしっかりとできていました。毎回の面談で質問が出るということは、振り返りがきちんとできているということなんです。だから私もしっかり答えなきゃと熱が入りました。
平野さんへの伴走で気をつけたことはありますか?
青木
「プロに徹すること」です。平野さんはめちゃくちゃ勤勉に学習してくださっているからこそ、こちらもそれに応えたくて、いい意味の緊張感がありました。質問はあらかじめ面談シートに書いてあるので、的確な答えができるように事前準備しました。
平野さん
コーチングの良さというか、コンサルタントさんをフル活用させていただこうという意識は持っていました。
では、目標はかなり高く設定したのでしょうか?
平野さん
はい(笑)。前述した通り受講直後はWPM150程度の音声でも聞き取るのが大変だったんですが、青木さんが「WPM190まで行きましょう」とおっしゃって、最初は「まじか」と思いました(笑)。
青木
でも、最終的にWPM190まで到達しましたよね。素晴らしいと思いました。
平野さん
受講中は常にちょっと高めを要求される感じでした。
青木
平野さんは目標をストレッチできると思ったからです。
青木さんは優しそうですが、厳しかったんでしょうか?
平野さん
いや、とても優しくてこちらの状況に合わせてくれる方でしたが、毎週の目標設定が「ちょうどいい高めのところを狙ってくる」みたいな感覚はありました(笑)。
青木
平野さんは本当にしっかりやる方だから、目標もきちんと高めに定めて、それに沿って学習計画も立てました。
平野さん
青木さんが「平野さんなら大丈夫ですよ」と面談のときに毎回言ってくださって、「その根拠はどこから?」と思いつつも(笑)、毎週振り返りテストがクリアできていたので、段々自分でも大丈夫と思えるようになりました。
青木
平野さんには勤勉さとお伝えしたことを本当にやり切ってくるコミット力を感じたので、私の中には「大丈夫」とお伝えする根拠はあったんです(笑)。それにとても素直な方だと思っていました。素直な方の方が伸びる傾向があるんです。私にできることは実力を見極めた学習計画を立てること、それに寄り添いと応援だと思っていたので、「平野さんなら大丈夫ですよ」という声かけは確かによくしていました。
平野さん
声かけだけなく、青木さんは指示も的確で、やることをクリアに伝えてくださいましたし、「これをやるとこういう効果があります」ということも明確でした。僕はプロジェクトのマネジメントもしているので、単に英語学習だけでなく、青木さんの信頼関係の結び方はとても参考になりました。
青木さんとの面談やLINEで印象に残っているエピソードはありますか?
平野さん
ある週、高熱が出て喉が痛くなり、声を出してやる英語学習が無理な状態になってしまって相談したんです。青木さんは「体調は仕方ないことなので、今週はシャドーイングはやめて多読を多めにやりましょう」と柔軟な対応でした。急な出張のときも「新幹線でできること」を急遽提案してくださったり、「学習計画を立てて終わり」ではなく、その都度いっしょに「どうしたら学習できるか」を考えてくださったのが印象に残っています。
英語学習における今後の目標はありますか?
平野さん
年内にVERSANTで60点※取りたいです。
※2023年12月よりVersant testのスコアがVersant スケールからGSEスケールへ変更となりました。インタビュー内容でのスコアの言及は旧Versantスケールとなります。詳しくはピアソン社のサイトをご確認ください。
青木
平野さんのコミット力と真面目さがあって英語学習を継続していれば60点に到達するはずです。
平野さん
受講前は「言いたいことを伝えるのも難しい」という状態だったのですが、今はその状態は脱しており「流暢に話せる」状態を目指しています。独学の時は本当にフラフラしているというか、良さそうな学習方法があったらすぐそっちに飛びついていて、英語学習マニアのようなところがありました。「バズっていることはとりあえず試そう」という感じでしたが、それは全くなくなり、現在の英語学習方法を継続して英語力を伸ばそうという意識に変わっています。
プログリット受講の価値を一つ挙げるとしたら何でしょうか?
平野さん
一つだけ選ぶなら、明確な学習方法と学習量を個人に合わせて提示してくれることです。独学のときのように学習法に迷わず、勉強に集中できます。
プログリット受講は業務にも影響しましたか?
平野さん
はい。マネージャーとしてネイティブのメンバーとも話すのですが、受講前は1対1のミーティングにも通訳が欠かせませんでした。ですが、今は基本的に自分で喋るようになって、英語での会話のラリーが続くようになり、信頼関係が深まったように思います。会議で「言いたいことが言えないから諦める」ということもなくなりました。このプロジェクトが完了しても、おそらく英語を使うチームに参加するのではないかと思います。
最後にプログリットを検討している方にメッセージをお願いします。
平野さん
受講するときはぜひ周りの方の理解と協力を得る努力をしてほしいと思います。僕も会社の理解や家族のバックアップがあったから、こうして毎日3時間の学習を続けられたと思います。大変だけどやりがいのある、本当にかけがえのない3ヶ月でした!