イギリスのサッカークラブチーム「アーセナル」でグラウンズパーソン(芝生管理者)として働いている村井さん。英語力を磨き、キャリアを切り開いてきた彼のこれまでの道筋を振り返ります。プログリットでの英語学習を経て得た気づきや大きな進化、成果とは?
イギリスの環境をもっと深く知りたくなった時、英語力が不可欠だった。
村井さんのアーセナルでの役割を教えていただけますか?
「アーセナルではグラウンズパーソン(芝生管理者)として、11面ある天然芝のグラウンドを皆と協力しながら管理しています。選手が100%のコンディションでプレーできる舞台を整えるのが僕らの仕事です。」
いつ頃から英語の必要性を感じたのですか?
「イギリスに渡ってからです。芝生の知識はあったため上司の専門的な指示は大まかに理解できるものの、現地の人は思った以上にしゃべるスピードが速いですし、細かいニュアンスがつかめず苦労しました。」
当時、村井さんの英語力はどの程度だったのでしょうか?
「ひどいものでした(笑)。学生時代から英語は大の苦手でしたから、アーセナルの面接では単語を繋いで必死で喋りました。」
プログリットに決めた理由は、本田圭佑さんがここで英語を学んでいたから。
プログリットに決めた理由は何ですか?
「本田圭佑さんがプログリットで英語を学んでいる姿を見ていたからです。もともと彼のファンでもありましたし、本田さんが英語を話すところもYouTubeなどで観ていたので非常に説得力がありました。英語に苦手意識のあった僕にとって、ネームバリューのあるプログリットは信頼できる存在でした。」
受講中は本気でやらないとクリアできない課題を提案されて楽しかった。
実際に受講してみていかがでしたか?
「プログリットの英語学習は楽しかったです。大変だと思う人もいるかもしれませんが、僕はポジティブに捉えていました。自分は10やるべきところを11やるタイプなので、ちょうど良い負荷でチャレンジングな課題を出してくれるコンサルタントとは相性が良かったです。褒められて伸びるタイプなので(笑)、頑張ると褒めてもらえるのも嬉しかったです。英語力は日々の業務と直結していたので前向きに取り組めました。」
受講を楽しいと感じたのは具体的にどのような部分でしょうか?
「教材の種類が多くて飽きませんでした。シャドーイング教材の内容もすごく良かったです。著名人のスピーチやインタビューには引き込まれました。後は、もともとシャーロック・ホームズが好きだったので、多読の学習で原書が読めたことが楽しかったです。」
受講後、英語力向上を実感したタイミングはいつですか?
「受講1ヶ月後くらいです。毎日、ある程度まとまった時間の学習を続けているうちに、相手の言っていることが何となく分かるようになってきました。もちろん理解力がゼロから10に急に上がったわけではなくて、ゼロから1、2になっていったという、少しずつの歩みです。」
ライフスタイルに応じて、適切なサポートをしてくれたコンサルタント。
コンサルタントのサポートはいかがでしたか?
「前述の通り、負荷を掛けて英語力を伸ばしていくやり方も良かったですし、僕の業務内容やスケジュールに応じて学習時間を提案してくれた点も良かったです。芝刈り中に単語学習ができると話すと、それに合ったスケジュールをすぐに提案してくれました。自分のライフスタイルに合わせて適切な提案をしてくれるのは心強かったです。学習習慣が身につき、受講終了後の専門分野の勉強にも役立ちました。ビザの更新などがあって英語学習の時間は減りましたが、受講中に英語学習のやり方も理解できたので、短時間でも効率よく学習できるようになりました。」
英語での会話がぐっと円滑に。イングランド代表戦に関わる新たなチャンスも。
期待以上にプログリットが良かった点はありますか?
「英語力がぐっと伸びたことです。学生時代からずっと英語が苦手だった自分が、3ヶ月でここまで英語力が伸びるとは予想外でした。アーセナルには日本人選手が所属していますが、グラウンドを管理するチームの日本人は僕一人だけなので、同僚とは100%英語で会話しています。英語が使えるようになってきて、迷った時は同僚に電話してすぐ聞いたり、状況によって臨機応変に上司の指示を仰いだり、チームとのコミュニケーションが非常に円滑になりました。僕が何を考えているのかも周囲に伝わりやすくなったと思います。」
村井さんのキャリアにも影響しそうでしょうか?
「最近、制度が変わって、イギリスで就労ビザを取得することは比較的難易度が高いのですが、無事取得でき、アーセナルとの再契約も結べました。今は今年11月、イングランド代表戦が行われるウェンブリースタジアムの芝生管理の機会もいただいてワクワクしているところです。このチャンスもイギリス人の友人としっかり英語でコミュニケーションを取れていたからこそ生まれたものです。今後5年間はアーセナルがより強いチームになるために自分にできることを考え、業務に集中していくつもりです。イギリスの芝生管理者の資格も取得する予定です。」
プライベートで英語力向上を感じたエピソードはありますか?
「車を購入した時、自分の英語力が伸びたことに驚きました。欠陥車を購入してしまい、返品のためにメールや電話でやり取りしたのですが、自分が予想以上に英語での会話ができているという手応えを感じました。なかなか返金がされなかったのですが、販売会社やカード会社に電話して事情を説明し、交渉しました。電話で相手が話していることも理解でき、自分の言いたいことも言えていたので、英語力が伸びていることを実感。無事、返金もされました(笑)」
今後の目標を教えてください。
「今はイギリスでの資格取得やアーセナルの芝生管理業務に集中していますが、将来的には、日本の若い芝生管理者の皆さんのために仕事のプラットフォームを作ったり、グラウンズパーソンという職業がどんどん認知されるきっかけ作りをしたりしたいと思っています。そのためにも英語力は欠かせません。」
タイミングを逃さないのが一番大事。今すぐチャレンジしましょう!
これからプログリット受講を考えている方に一言メッセージをお願いします。
「迷っているなら早くやった方がいいです。特に海外で挑戦したいならタイミングを逃さないことがすごく大事。世界情勢は変わりやすいですし、チャンスを逃さないためにも受講を迷っている方は今すぐチャレンジしましょう!」