社内異動で欧米向けの部署に配属された源治さん。会議などで英語を使う場面が急に増え、早急に英語を身につける必要があったため、プログリット受講を決意。コンサルタントの小林も交え、受講中、飛躍的に伸びた英語力や学習法について伺いました。
担当コンサルタント 小林
源治さんの英語学習の目的は何ですか?
源治さん
欧米に向けた事業戦略を立てる部署に異動することになったからです。会議などが全て英語なので、早急に英語を身につける必要がありました。
プログリット受講前も英語学習はしていたのですか?
源治さん
入社して、「いずれ英語が必要になるかも」と軽い気持ちで独学はしていました。いわゆるリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングにそれぞれ何が効くのか、少し調べて、たとえばリーディングのために英文のニュースを読む程度の学習です。
受講を振り返ってみて、プログリットの一番の価値は何だと思いますか?
源治さん
納得感がある状態で英語学習に集中できる点です。「自分がなぜ伸び悩んでいるのか」を考えなくて済みました。コンサルタントの小林さんからきちんとした説明があり、効率的な学習法を頭で理解した上でプログラムを提示されるので、内容に不満や疑念がなく学習を進めることができました。
では、コンサルタントの小林さんに伺います。小林さんから見て、源治さんはどのような受講者でしたか?
小林
源治さんは常にモチベーションが高く、面談での振り返りでも自己分析が非常にできる方でした。
源治さん
3ヶ月後の目標を小林さんと決めていたので、その目標を達成するために、自然と面談で「今、何をするか」という会話になっていったように思います。目標にたどり着けるだろうかと不安になることも多々あったんですよね…。とはいえ、全然関係ない雑談をして笑い合ってから面談に入る日もありました。今思えば小林さんが気遣って、リラックスできるようにアイスブレイク的な会話をしてくれたのかもしれません。
小林さんと決めた目標とは何ですか?VERSANTの点数でしょうか?
源治さん
そうです。社内でVERSANTを受ける人達の中で、一番高い点数を取りたい、つまり社内一番を目指そうと決めていました。そのために、私の過去のVERSANTの点数や内容を見て分析した上で、プログラムを提案していただきました。
受講中、ずっとモチベーションは下がらなかったのですね?
源治さん
はい、モチベーションは下がりませんでした。性格的に、結構ルーティーンが好きなんです(笑)。ルーティーン化してしまえば何も考えず集中して取り組めるタイプですし、テストで点数を取るのも好きなので、週1回の振り返りテストがモチベーション維持に繋がっていました。負けず嫌いというか、1週間ごとに計画を立てて学習して、身についたかどうかをテストし、結果を知って次に繋げることをコツコツやっていたら、あっという間に3ヶ月が過ぎていました。
小林さん、今、源治さんから「負けず嫌い」という言葉が出ましたが、そういう性格を見抜いていろいろな提案をしたのでしょうか?
小林
そうですね、お話をするうちに確かに「負けず嫌いな方」だと感じましたので(笑)、少し負荷をかけるトレーニングで、それが達成できるように伴走していきました。源治さんは受講中、毎日3時間の学習もノンストップで続いていましたし、単語は3ヶ月で合計2,200語くらいは覚えられたと思います。ルーティーンをきちんとこなす方に、独りでは到達できないレベルまで伴走するのが私の役目だと思っていました。
源治さん
最初のガイダンスでは、プログリットのカリキュラムはかなりハードでストイックに進んでいくと伺っていたので覚悟していましたが、自分には合っていたようです。小林さんの伴走と共に3ヶ月を走り抜く事ができました。
それでは、受講中はどのように生活に学習を組み込んでいたのですか?
源治さん
記憶する、覚える系のトレーニングは通勤時に実行していまして、しっかり時間を取った方がいいものは朝起きてすぐにやったり、会社で昼休みに集中してやっていました。
小林
源治さんの学習記録がまだ残っているのですが、朝4時台から学習されていました。
源治さん
そうでした。確か、起きてすぐ、朝イチでシャドーイングをして、その後単語をやっていた記憶があります。リーディングは会社の昼休みにすることが多かったです。
小林
最後の数週間は、1コマ30分のオンライン英会話を毎日2コマされていましたね。
源治さん
していました!今考えると確かにすごい頻度なんですけど、自分の英語力が最初に立てた目標をクリアするレベルに感じられなかったので、VERSANTを受けるまで不安でしょうがなかったんです。このときは「できることはすべてやろう」という気持ちでした。小林さんは「大丈夫です、伸びていますよ」と声掛けしてくださったし、英語での会議に出席していても「前より聞けるようになってきてる」という感覚はあったのですが、まだまだ納得できるレベルではありませんでした。調子がいい日もあれば伸びていないような気がする日もあって、振り返りテストの結果を知るまではいつも不安でした。
小林
実際に伸びていたんですが、源治さんは高い目標に向かって更に頑張っていました。
源治さん
目の前のタスクを処理することに精一杯で、英語力が伸びているかどうかに気が回らなかったのかもしれません。1日3時間の学習自体は、最初の1週間で慣れたように思います。後はどの時間に学習を組み込むのが一番ストレスを感じないでできるか、パズルのような作業でした。
小林さんに言われたことで印象に残っていることはありますか?
源治さん
最も印象に残っているのは「今は発音の練習は全くしなくていいですよ、必ず伸びますから」と言われたことです。本当にやらなくて大丈夫かなと思いましたが、実際に伸びていきました。「シャドーイングでネイティブの発音を聞き取れるようになれば、自然に真似できるようになります」とアドバイスいただいたことも印象に残っています。その言葉通り、リスニングを頑張っていたら発音もできるようになっていました。「今、やるべきこと」がはっきりしている安心感は常にありました。
それでは、目標は達成できたのでしょうか?
源治さん
はい、達成することができました!
小林
源治さんは安定して平均学習時間が長く、コツコツ学習をしている方なので、VERSANTの点数が上がることは予測していました。それでも「社内でVERSANTのスコアが一番でした」とLINEをいただき、源治さんとふたりで立てた目標を達成できたことがとても嬉しかったです。
源治さん
本当に達成できてよかったです。シャドーイングがいかに重要かを認識したので、卒業時に作っていただいた学習計画表の中でも、特にシャドーイングは「毎日やろう」と決め、今も続けています。
受講当初、シャドーイングには衝撃を受けたそうですね?
源治さん
はい。何のためにやるのかを理解した上で、意識して学習するとこれほど効果的なのかと驚きました。シャドーイングの正しいやり方はプログリットで教わったのですが、受講中を思い返すとほとんどシャドーイングの印象しか残っていないくらい衝撃的でした。
シャドーイングの効果を感じ始めたタイミングはいつですか?
源治さん
私はリスニングを一番伸ばしたかったのですが、受講後1ヶ月あたりから、会議で「今日は調子いいな、英語がよく理解できるな」と思う日が増えてきたんです。受講前は聞き取れない中にも波があって、全くちんぷんかんぷんの日もあれば、少し聞き取れたかなという日もあり、会議の後は非常に疲れていました。受講後1ヶ月くらいから会議後の疲れが軽減されているのも感じました。
小林
面談でもそのお話は伺っていて嬉しかったですし、受講中にアメリカ出張にも行かれましたよね?
源治さん
はい、アメリカで現地の方々との会議があったんです。そこで驚くほど英語がよく聞き取れて、リスニング力向上を強く実感したことがいい思い出になっています。
小林
確か、受講1ヶ月目の終わり頃でしたよね。源治さんが伸びていることは結果に出始めていましたが、ご本人の実感に結びついた体験は学習の原動力にも繋がったと思います。
源治さん
はい、アメリカで現地の方々との会議があったんです。そこで驚くほど英語がよく聞き取れて、リスニング力向上を強く実感したことがいい思い出になっています。
それではスピーキングの方の成長実感はいかがでしたか?
源治さん
そうですね、アメリカ出張ではネイティブの方々と会議の合間に喋ったり、ディナーでも会話をしたのですが、特に苦もなく喋れていました。今の業務でスピーキングがそれほど必要ではないので、リスニングほど意識していなかったのですが、スピーキングも伸びていました。
気持ちの面での変化はありますか?
源治さん
良い変化か悪い変化か分からないのですが、以前の私には「100%聞き取れなければダメだ」と思ってしまう完璧主義者的な思考があったのですが、それはだいぶ変わりました。すぐにネイティブレベルにはならないことを知ったというか、分からないことがあるのを許容できるようになりました。
小林
第二言語習得には曖昧さへの耐性が高いことも重要なので、とても良い変化だと思います!
源治さん
聞き取れないことを以前ほどネガティブに捉えていないのですが、それでも努力していると卒業後もWPMが伸びていて、現在はWPM*200の教材を使っています。
*Words Per Minute…1分間あたりのワード数。発話の速度や読む速度を表す尺度。
小林
素晴らしいです。確か、卒業時は170か180でしたよね。今も毎日努力されているし、着実に伸びていますね。源治さんはきっと卒業後も学習継続していると思っていましたので、今日は具体的にお話を聞けたよい機会でした。
英語力アップはキャリアにも影響がありそうですか?
源治さん
そうですね、すぐに何かがあるわけではありませんが、今いる部署では海外駐在の可能性もゼロではありません。これまでは言葉が通じない不安もあって、海外駐在にはどちらかというと抵抗感があったのですが、今は心理的ハードルが非常に下がりました。英語力が伸びてきた実感を持ち始めてからは、配属があったら海外に行ってみるのもいいな、と前向きになりました。
最後にプログリットを検討している方にメッセージをお願いします。
源治さん
無駄なく効率的にできる学習法です。自分の弱点を的確に分析して、弱点を伸ばすパーソナルプログラムを組んでいただけますし、それが1週間という早いサイクルで微調整されていくので、特に短期間で結果を求める方ほど、おすすめです。